夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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錦繍の八幡平の周辺、遊学記 第二回 山頂遊歩道は夢幻のような路

2014-10-22 11:33:17 | 

       第二章 八幡平の山頂遊歩道は夢幻のような路

『藤七温泉 彩雲荘』に初めて泊る14日の夕食前、
私はフロントの近くいた。

私たちは3連泊した後、午前10時過ぎに八幡平の山頂近くのバス停まで送迎車を
当宿泊より予約し、その後は山頂遊歩道を散策する予定でいたが、
天候が定まらないことを思い馳せたりしていた・・。

そして明日は何となく快晴の予感がし、急遽フロントの方に、
明日の午前中に山頂近くのバス停まで送迎して下さると助かるですが・・、
と遠廻しに私は言ったりした。

この地から山頂近くのバス停までは、樹海ラインを2キロの坂道を登り切った所で、
路線バスは午後の2時半近くに一便あるだけで、
体力の衰えた私たちは、その後の日程を配慮すれば・・という思いであった。

そしてフロントの方は私の依頼を快諾して下さった。


15日の早朝は、昨日の午後2時過ぎからの雨と濃い霧から一転し、
眩(まばゆ)い陽射しを迎え、私の予感が幸いしたので、微笑んだりした。
       
        
やがて9時半過ぎに、当館のご厚意で私たち夫婦は山頂近くのバス停までは、
送迎車で乗り、そして降り立った。

私たちは山頂の遊歩道に関して、観光パンフレットで見てきた程度であり、
まったくの未知の世界だった。

そして山頂に向かう直線の坂道を100メートルぐらい登ると、
標識案内図が見えた。
       

私たちは左側の路、まっすぐ登る道を思案していた時、
登山に馴れた容姿の60歳前後のご夫妻より、
左手の山頂まで迂回したなだらかな路の方が、景観も良く楽ですよ、
と教示して下さった。

やがて私たちは御礼の言葉を重ね、山頂まで迂回したなだらかな路を歩き出した。
そして左側は風雪に耐えたアオモリトドマツの原生林が見え、
中には私のように軟弱なアオモリトドマツは枯れ木となっていた。
       

そして右側は幾つかの沼を観え、エメラルド色の湖水のガマ沼には、
脚を止めて眺めたりした。
       

その後わずか5分過ぎた頃に、突然に山頂の標識柱が見え、
あっけなく着いてしまった、というのが実感であった。
       

そして堅牢な展望台に上がると、南部富士と称せられる雄大な岩手山、
周囲一望が見渡せ、誰でも景観が魅せられる所であった。
        

やがて展望台から降りると、近くに周囲の案内標識板があったので、
私たちは再確認をする為に、見たりした。
       


そして八幡沼をめざして歩き出した。
       

そして左側には、小さな水たまりのような沼に、素敵な情景だょ、
と私は心の中で呟(つぶや)いたりしていた。
       

路は歩きやすく、空は雲ひとつなく青色の中を私たちは歩いたりした。
              


まもなく展望台に近づくと、八幡沼が観え始めた。
       


そして展望台からは、圧倒的に魅了される八幡沼が観え、長らく見惚れたりした・・。
       



この後は左岸の彼方に観えた避難小屋を目指して、再び歩き出した。
       

       

やがて避難小屋に到着し、堅牢な建物で休息したりした。
       

       

       


この後は広大に拡がる湿地帯の中の木道を歩くと、
もしもこの世で天国があるならば、私にとってはこのような所かしらと思いながら、
夢幻のような中を私たちは歩いたりした。
       

       

こうしたような情景の中、30分ぐらい歩いた所で、彼方の対岸に先ほど立ち寄った避難小屋が観え、
八幡沼を半周してしまったことを実感しながら、
数多くの方たちに八幡沼の遊歩道は魅了される所を改めて認識させられたりした。
       


やがて少しの登り路を上がると見返峠に着き、広大な展望となった。
そして私たちの出発となった広い駐車場、大きな建物の休憩所も観えたりした。
       

この後、私たちは休憩所の食堂で昼食代わりに軽食を食べた後、
この地から樹海ラインを2キロ下った滞在している宿泊『藤七温泉』まで歩いて帰還することとした・・。

そして私たちは八幡平の雄大な景観を眺めたりして歩いたりした。
       

やがて私たちの滞在している宿泊『藤七温泉』が観えたりした。
       


やがて帰還後、私は宿泊者専用の展望風呂に入り、
たったひとりだけの湯に身も心もゆだねながら、
八幡平の山頂周辺の遊歩道は、私はボケない限り長らく心の片隅に残影するだろう、
と思いながら独り微笑んだりした。
                            《つづく》
                      
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