ここ数日、風邪気味なので、昨夜は夕食を済ませると、布団にもぐり込んだ。
深夜の2時過ぎに目覚め、『文藝春秋』を読み残している記事を読んだりした。
四時過ぎに再び寝て、6時過ぎに目覚めた。
先程、主庭に大部分残っている雪に朝の陽射しが差し込んでいるので、
庭先に立った。
煙草を喫てながら、陽射しを受けた雪を見詰めた。
雪解けの白い結晶はきらめいていて、
この一週間に少しずつ読んだ『文藝春秋』の特集記事を思い返した・・。
この中で、三浦 展・氏の『~2007年問題~ 下流社会 団塊ニートの誕生』
の記事が甦ってきた。
団塊の世代の人々は、これから第一線を退く2007年の時、
どのような形態になるかを8大区分帯として、分析されて綴っている。
☆ニューファミリー・クラスタ
高学歴、高所得、勝ち組で、消費好きな中流
☆社会派・クラスタ
高学歴、学生運動経験者多く、上流志向が強い
☆団塊ニート・クラスタ
低学歴、ややブルーカラー系、全体に意欲が低く、やや下流
☆下町マイホーム・クラスタ
家族でアウトドアを楽しむのが好きな中流の自営業系
☆スポーツ新聞・クラスタ
ゴルフ大好き、ギャンブルも好きなオヤジ系
☆アンノン族・クラスタ
散歩とショッピングが好きな元祖アンクン族おばさん
☆ヒッピー・クラスタ
元ヒッピーで古民家好きなサラリーマン
☆貧乏文化人・クラスタ
創造性を重視するが階層意識が低いアーチスト系
と著作者は定義していた。
この記事の中で、教示させられた基本な生活観があった。
転記させて頂きます。
団塊世代の全てが、颯爽と海外旅行に行くわけではない。
夫婦仲良く温泉に行くわけではない。
そんなJALやJRの広告みたいな夫婦ばかりじゃない。
例えそういう夫婦だって、毎日お洒落にしているわけじゃない。
多くの人は、殆どの日を、一人で近所をぶらぶらして過ごすのだ。
だから、団塊世代の、特に男性で注目すべきは、
夫婦2人での行動ではなく、一人での行動だ。
つまり団塊男性の『おひとりさま』が重要なのだと、
先の辻中俊樹・氏は指摘している。
けだし慧眼といわねばならない。
一人になった時、団塊世代は、
特にこれまで会社組織という集団の中で動いていた男性は、何をするのか?
確かに、大学に行く人もいるし、
事業を立ち上げる人もいるだろう。
しかし、多くの団塊世代は、何もせずに、ただぶらぶらするだけではないか。
だって、そういう、何の役にも立たない無為で『下流』な生き方こそが、
団塊世代の青春の理想だったからだ。
団塊ニート25%、貧乏文化人10.5%、ヒッピー6%という数字が、
それを裏付けている可能性が高いのである。
以上、長く転記させて頂きました。
私はこの分布の中でどのクラスタに適応しているのか、
最初に読んだ時に思った。
どのクラスタにも属することはないが、
しいて指定すれば『貧乏文化人』に属すると思っている。
年金を頂き、程々の貯金を崩しながら、
私と家内のそれぞれの趣味に重点を置いた生活をしている。
それぞれの人生観があると言うことである。