夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

成人の日の想いで・・♪

2006-01-09 09:04:00 | 定年後の思い
本日は『成人の日』とカレンダーを見て確認したが、
私の心には成人の日は15日と残影が強いので、しっくりとしない。

私は61歳の身であるが、
私の20歳の頃は何をしていたのだろうか、と想いめぐらした・・。

大学を2年で中退し、芸能学校のシナリオ科に行き、
シナリオ・ライターの夢を目指していた頃だった。

この学校は演技科が併用されていたので、
学校からの斡旋でアメリカ・テレビドラマ用を制作していたので、
アルバイトで出演させて貰ったりした。

確か、少年と熊、そして炭鉱夫のドラマだった、と記憶している。
私は炭鉱夫の役を貰い、炭鉱内で崩落に遭うシーンを演じていたりした。

日本のある映画会社の撮影所に三日ほど通ったが、
撮影後は入浴させて貰い、報酬は破格な待遇を頂いた。

ある時は、アメリカのテレビドラマで
日本で放映している日本語の吹き替えも
テストに出たが、これは難しく辞退した。

この様にシナリオ科の専攻の生徒の私でも、
演技科の生徒と共に、英会話、日本舞踊・・等を学習させられ、
何で・・と思いながらも学んだりした。

肝心なシナリオは、同期の3人で共同作業をしたが、余り誉められたことがなかった。
1年過ぎて、養成期間は終わり、同期はそれぞれの分野に散った。

私はこの中の講師のひとりに付き、
この講師が契約している月刊誌の下書きを1年ばかりした。
テーマを与えられ、取材し、下書きをして、
この講師が加筆・削除し、出版社に提出され、
この講師からある程度の額を頂いたり、
新劇のメンバーの紹介を受けたりした。

この様に漠然と夢に向って過ごしたのが、私の20歳過ぎの姿であった。


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