8/20、世界最大級のカジノ運営会社、MGMリゾーツ・インターナショナルの
ジェームス・ムーレンCEOは、ラスベガスの本社でフジサンケイビジネスアイの
インタビューに応じ、日本でカジノが解禁された場合、「それぞれの地域ごとに数
十億ドル、最大で100億ドル(約1兆400億円)投資できる」と述べました。
政府は、カジノを軸とした統合型リゾート施設(IR)の整備に向け、今秋の臨時
国会で、カジノ推進法案(特定複合観光施設整備推進法案)が成立する見通し。
ラスベガスを中心に海外にも大型ホテルやカジノ施設を運営するMGMリゾーツは
日本のカジノ解禁を「当社にとって唯一最大のビジネスチャンス」(ムーレン氏)
ととらえており、巨額投資に踏み切る考えのようです。
ムーレン氏は今年に入り、大阪や東京、横浜などカジノ建設に名乗りを上げて
いる都市を視察したが、9月に再来日し、日本企業とのIRコンソーシアム(共同
企業体)組成に向けた交渉を本格化したい考えです。
ムーレン氏は「ラスベガスやシンガポールのIRを日本に持ってきてもだめだ。日本
企業とのコンソーシアムによって、日本独自の魅力を引き出す新しいIRを作りたい」
と述べ、日本市場に合ったIR構想を提案していく方針。
日本のIR市場規模は「最大200億ドル」と予想するが、「世界第2のカジノ市場に
育つ可能性がある」と期待を寄せる。黒字化は「開発に5~7年かかるプロジェクト
だけに何年もかかるだろう」と長期戦で臨む姿勢です。
今秋の臨時国会でカジノ法案が成立すると、カジノ投資活発化。世界第2のカジノ
市場に育つ可能性が現実味を帯びてきます。
波及効果で、海外投資家が多方面に投資するトリガーとなれば、経済活性化に一役
買うことになるかもしれません。
さて、日経平均は、10日ぶりに反落し47円安の15539円の大引けでした。
(出来高 概算17.5億株の商いでした。)
今朝方のNY市場が上昇し東京市場への追い風も、9日続伸や週末とあって、先物
主導の利益確定の売りも入り、10日続伸になりませんでした。でも、リバウンド
継続はありそうです。
日経平均は反落も、ボリンジャーバンド+1σ辺りでの推移で、為替の円高是正も
働き、上値追いの準備が整った格好です。
注目のNY市場、小幅安からのスタートですが、終了時に底堅さを維持しているか
ポイント。
今日は下落も、週明けの日経平均、上値追いの期待できる週になりそうです。
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