今日、ブレイナード米財務次官は、G7諸国が今週公表された為替声明を
順守することを期待している、と話しました。
また、ユーロ圏の中でもより体力ある国は、需要喚起のため一段の努力を
すべきだとの認識を示しています。G20財務相・中央銀行総裁会議の
合間に開催された銀行関連の会合で話しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130215-00000100-reut-bus_all
同次官は「G20諸国はともに成長し、下方スパイラルや近隣窮乏化政策
(beggar-thy-neighbor policies)を回避できるよう、為替レート枠組みを
調和させる必要がある」と指摘しました。
G7は2/12に為替に関する緊急共同声明を発表。 「長年に渡りコミット
している、為替レートは市場において決定されるべきこと」を再確認した。
しかし、日本に批判的な非公式の発言が相次ぎ、G7団結力にひびが入っ
ている。ブレイナード次官はCNBCに対しても、G7すべての諸国が声明を
順守すると述べるとともに、「為替に関する無規律な発言」は慎むべきだと
述べた。
さすが、ブレイナード次官は、森を診ている次官です。今回の円安は、円高
是正の途中経過の話であって、今までが異常であったし、市場もその異常を
逆手に取っていた節があります。通貨安を誘導するとは、はなはだおかしな
議論。あくまで、デフレ脱却に向けた施策のひとつなのである。
学者肌の白川総裁より、麻生財務相の各国への説明に期待しています。
さて、日経平均は、反落し133円安の11173円の大引けとなりました。
(出来高 概算45.1億株の大商いでした。)
円安一服から、G20前の思惑(円安批判による圧力)から、為替が円高に
動き、これを嫌気した株式市場は、輸出株を中心に売り込まれました。
日経平均の反落により、一時11100円台を割り込む場面も、下値で押し目
大引け前に下げ渋りを示し、何とか、週足 陽線となりました。
注目のNY市場、もみ合いスタートですが、底堅い週末を想定させる動きです。
G20で、日本に対する大きな批判がない状況で、為替が円高是正に動いて
おり 来週、東京市場へ追い風になりそうです。
ブロガー/読者の皆さん、良い週末を!!
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