今日、野田首相は、失言問題の責任をとって辞任した鉢呂氏の後任に枝野
前官房長官を内定しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110912-00000384-reu-bus_all
市場では、枝野氏の起用について、成長戦略の前進が期待できるとの声が
出ている様です。
今日の午前、民主党幹部は、枝野氏が新経産相に内定したことを認めました。
藤村官房長官は午前の会見で、経産相人事について「特に福島(原発事故)の
問題に復興担当相や原発担当相とともにしっかり取り組んでもらえる人」が
必要とし、「適材適所の考えは変わってない」と語りました。
野村証券金融経済研究所・チーフエコノミストの木内登英氏は、枝野氏起用に
ついて
1)菅政権で原発事故の対応に深く携わってきた
2)記者会見を手堅くこなし、失言などもない
3)民主党内では前原グループに所属し、原発規制行政の再編を担当する同
グループの細野原発担当相とも密接に連携できる── などが
ポイントになったと分析しています。
そのうえで「財務相、経済財政担当相とともに主要3閣僚が前執行部の中核
メンバーで固められたことになる」とし、「枝野・新経済産業相の下で成長戦略
も前進することが期待され、今回の人選は、経済や金融市場にポジティブ」と
評価しています。
枝野経産相なら、即戦力で、調整能力や実務推進力に期待できそうで、TPP
推進や省エネ補助金など、経済活性化に向けた施策を打ち出してほしいところ。
さて、日経平均は、大幅下落し201円安の8535円の大引けでした。
(出来高 概算16.9億株の商いでした。)
週末の欧米市場の軟調さ、特にギリシャのデフォルト懸念により、日経平均も
軟調で、年初来安値更新となりました。ユーロ/円の円高も重石となりました。
日経平均の大幅下落で、ボリンジャーバンド-2σ付近まで下げており、また
正念場になりました。
注目のNY市場、下落からスタート。欧州市場が軟調(ギリシャのデフォルト)
など実体経済への懸念がNY市場にも伝播。FRBが、量的緩和第3弾を実施
するかもしれない状態になっています。
こうなると、円高の弊害を認識していて、何もしない日銀にも、大胆な追加金融
緩和が求められる所です。
明日の日経平均、下ひげをつけての戻りがあるか、注目しています。
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