10年度予算、92兆円が成立した今日、亀井郵政・金融担当相と原口総務相は、
国会内で会見し、郵便貯金と簡易生命保険の限度額を引き上げる郵政改革法案の
概要を明らかにしました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100324-00000827-reu-bus_all
郵貯の預入額は、現行の1000万円 → 2000万円、簡易生命保険の加入額は
1300万円 → 2500万円に、それぞれ引き上げる予定です。
また、政府の日本郵政へ出資比率は1/3超、重要な経営判断に対する拒否権を
握ります。尚、法案の国会提出は、4月中を予定しているようです。
小泉・竹中の郵政民営化路線を転換する方向で、郵貯銀行も、従来の半官半民の
巨大官営企業になりそうです。
全国一律のサービスを提供するユニバーサル・サービスは、国民にとって恩恵も
ありますが、その代償は、税金からの赤字補填も予想され、そうならない運営が
できるか、知恵が必要です。
また、預入限度額を倍にする事は、民間銀行に逆風で、特に地方銀行から郵貯へ
資金流出、民業圧迫が懸念されるところです。この妥協点を見出す修正が必要。
ただ、国債増発を手当てする郵貯マネーは潤沢になり、国債購入資金の心配は
当面 払拭されそうです。
さて、日経平均は、小幅反発し40円高の10815円の大引けでした。
(出来高 概算18.9億株の商いでした。)
今朝方、NY市場の上昇を受け堅調なスタートも、ギリシャ財政問題の燻りで
ユーロ/円が、円高にシフト。嫌気売りを誘ったが、大引けにかけ、買い戻され
大引けでSQ値(10808円)を上回り、ヤレヤレでした。
為替が円安で、安定すれば、日経平均11000円台の大台は、スタンバイOK
状態で、引き続き、広がるボリンジャーバンド+2σに向け、先高感あります。
注目のNY市場、経済指標の2月耐久財受注は、0.5%(予想、0.6%)と
予想を若干下回ったものの、底堅い結果でした。
また、2月新築住宅販売件数は、30.8万件(予想、31.5万件)と予想を下回り
ました。 (2月大雪の影響が、織り込まれてるとしたら、底堅い?)
これらの結果を受け、序盤のNY市場は、弱含みの展開です。ただ、為替が円安
91円台と1円以上シフトして、明日の日本市場の輸出株の支援材料になりそう。
明日の日経平均、NY市場が小幅安で終了しても、為替のインパクト大で、続伸
を想定しています。
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