「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

9月第1週 相場展望と予定

2019-09-01 23:56:14 | 相場展望

         
8月最終週の日経平均は、小幅下落し反落した。米中貿易戦争で、中国も報復関税の
発動で、NY株式市場の週末安を受け、日経平均は、大幅安スタート。ただ、為替が
ドル/円で一時105円台割れから週末にかけ106円台と円高是正も働き、戻りを
試して、米中貿易戦争の過度な悲観を織り込みに行った格好。
報復関税合戦から話し合いの余地も再開で進展期待の芽を残しています。

結局、日経平均は、週間で6円下落(↓0.03%)の20704円でした。

さて、9月第1週(9/2~9/8)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末NY株式市場、ダウ/ナス共マチマチの状況。米中貿易戦争で、協議再開の
期待もでてきた。予測できないトランプ大統領の発言には、リスクが付きまとう
が、貿易協議の再開が具体化する様だと、為替のドル高/円安傾向を促す材料に
つながる。余談を許さないが、外部環境の好転頼みと言った状況である。

主な経済指標は、国内で 9/4に日銀黒田総裁の挨拶、9/6に7月景気動向
指数があります。

海外は、米で9/3に8月ISM製造業景況指数、9/4ベージュブック、9/5
8月ADP雇用者数、製造業受注、週末9/6に米雇用統計、パウエルFRB議長
の経済見通しと金融政策について討論
があります。

外部環境の改善が進むようだと、9月相場で、日経平均21000円台回復が期待
できますが、ニュースに一喜一憂せず冷静な対応を取りたいところ。

日経平均、9月第1週(9/2~9/6)レンジは、20450円~20950円
程度を想定しています。

1.9月第1週(9/1~9/8)主なイベントと予定
 9/1 
  米 米国、対中関税「第4弾」発動(総額約3000億ドル相当)
 9/2
 日本 伊藤園、ロック・フィールド、ナトコ、ピープル 各決算
  米 NY市場休場(レーバーデー祝日)
 中国 8月財新製造業PMI
 トル トルコ第2四半期GDP
 9/3
 日本 不二電機、泉州電気 各決算
  米  8月ISM製造業景況指数
 韓国 第2四半期GDP
  豪 中銀政策金利
 スイ スイス消費者物価指数
 EU ユーロ圏生産者物価指数
 9/4
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
 日本 モロゾフ、ティーライフ、楽天地、エイケン工業 各決算
    米 7月貿易収支
  米 8月自動車販売
  米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
  米 NY連銀総裁、講演
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
  米 ボウマンFRB理事、挨拶
  豪 豪州第2四半期GDP
 EU 7月ユーロ圏PMI
 9/5
 日本 麻生財務相、挨拶
 日本 日ハウスHD、積水ハウス、ラクーン、ザッパラス、アルチザ、フジコーポ、
          スバル興 各決算
  米 8月ADP雇用者数
  米 7月製造業受注
  米 8月ISM非製造業景況指数
  米 21世紀フォックス、シエナ 各決算
  独 7月製造業受注
 9/6
 日本 7月景気動向指数
 日本 ベステラ、日駐、くら寿司、ポールHD、アイル、クミアイ化、イトクロ、
    ハイレックス、ファースト住、カナモト、精養軒 各決算
  米 8月雇用統計
  米 パウエルFRB議長、経済見通しと金融政策について討論
  独 7月鉱工業生産
  独 独家電見本市「IFA」開幕
  露 ロシア中銀政策金利
 EU 第2四半期ユーロ圏GDP確報値
 9/7
 中国 8月外貨準備高
 9/8
 中国 8月貿易収支
 
2.NY市場、為替/債券 各結果(8/30)
 30日のNY外国為替市場でドル円は106円台前半でのレンジ取引となった。来週
 月曜日2日は、米国がレイバーデーの祝日で休場となることから、いつもよりも長い
 週末を前に積極的な取引を手控える動きが目立った。

 ロンドン市場朝方に米債利回りの上昇などから106円台半ば超えまで上昇した後、
 調整が入った流れを受けて、NY朝方はドル売りが優勢に。ドル円は106円11銭
 を付ける動きとなった。もっともドル安はそこまで、106円の大台割れをトライ
 するような流れにもならず、いったん揉み合いに。昨日までの流れを引き継いで、
 朝方は米株式市場が堅調な推移を見せたことも、ドル円の支えとなった。
 
  その後トランプ大統領がユーロドルでのユーロ安を揶揄するような発言を行った事で
 ユーロドルは少し上昇も、上値が重く、逆に売りが強まる展開となって心理的な節目
 でもあった1.10を割り込む動きに。
 
  2017年以来の1.09台を付けたユーロドルは1.0963近辺まで。その後少し
 戻したが1.10を回復しきれず、頭の重い展開となった。
 
   ユーロドルでのドル高もあって、ドル円も安値から値を戻す展開となり、106円
 40銭台まで回復。もっとも朝方は堅調地合いとなった米株は、ダウ平均が150
 ドル超の上昇から一時マイナス圏まで値を落とす展開となっており、リスク警戒から
 ドル円の頭を押さえる格好に。株安の動きも続かなかったが、ドル円は106円台
 前半でのもみあいとなり、ロンドン朝の106円台半ばを回復しきれず。
 
   ロンドン市場で上昇が目立った米長期債利回りはNY午後に下落。一時米2年債と
 10年債の逆イールドが解消する場面も見られたが、利回り格差が縮まったものの、
 NY終値時点では逆イールドのままに。この辺りもドル円の重石となっている。
 
   ポンドはNY市場で振幅を見せた。朝方は堅調。英議会休会の動きを抑えようという
 動きが強まったことなどが好感され、ポンド買いに。ポンドドルは1.2220台。
 ポンド円は129円70銭台での推移に。
 しかし、議会閉鎖の暫定措置を求めた動きを裁判所が却下と報じられると、ポンド売り
 の動き。ポンドドルは1.21台台後半へ急落。さらに値を落とし、NY午後には一時
 1.2140近辺まで。ポンド円も129円10銭割れまで値を落としている。
 
   その後ジョンソン首相が財政赤字の削減の方針を示すなどの動きが出たことで少し
 調整が入り安値から値を戻している。
 https://fx.minkabu.jp/news/115680
 
   来週月曜日の米国市場がレイバーデーでの休場となる事もあり、全般に様子見ムード
 が広がる中、リスク警戒感からの米長期債の買い(利回りの低下)にも歯止めがかかり、
 一時米長期債利回りは上昇傾向が見られた。
 
   より期間の長い債券の利回り上昇が目立ったこともあり、2年債と10年債との逆
 イールドが解消される場面も見られた。もっとも、引けにかけて債券利回りは上昇
 分を打ち消す格好。10年債利回りは前日終値水準とほぼ変わらずに。二年債は前日
 終値水準よりも利回りが低下したことで、逆イールド状態は緩んだが、少し10年債
 の方が利回りが低い状況で週の取引を終えている。
 https://fx.minkabu.jp/news/115677

3.NY株式市場 結果(8/30)
 NY株式30日
 ダウ平均      26403.28(+41.03 +0.16%)
 S&P500      2925.72(  +1.14 +0.04%)
 ナスダック     7962.88( -10.51 -0.13%)
 CME日経平均  20665    (大証比:-25 -0.12%) 

 今日のNY株式市場でダウ平均は朝方の上昇からいったんマイナス圏に沈むなど、
 売りが目立つ場面が見られた。終値ベースでは小幅ながら続伸。 
 
 前日の大幅高の流れが継続し、朝方は株高が優勢。ダウ平均は一時26500ドル
  台を回復し、前日比で150ドル超の上昇となった。しかりトランプ発言などを
 きっかけにユーロドルに売りが入るなど、調整の動きが優勢となったこともあって
 ダウ平均はマイナス圏まで下落。ハイテク関連の売りが主導したこともあって、
 ナスダックの下げはダウ以上に厳しいものとなった。
 
   ダウ平均に関してはその後小幅高圏を回復。大引けは41ドル高と比較的堅調も
 高値からは100ドル以上安い水準にとどまっている。総じて株高傾向継続も、
 勢いは見られず。週末のトランプ発言などを警戒した動きに。来週は米雇用統計を
 控える週となっていることも、様子見ムードにつながった。
 
   ダウ銘柄ではユナイテッドヘルス、ウォルグリーン、キャタピラーなどがしっかり。
 シスコシステムズなどが軟調。
 
  FAANG関連では朝からネットフリックスが軟調も下げ幅は1%程度。テスラが
 しっかり。その他は比較的落ち着いた水準でもみ合い。
 
   個別株では、半導体設計のアンバレラ、ビデオサーバのシーチェンジ・インター
 ナショナル、ケーブル放送などのMSGネットワークスが強い。決算が弱かった
 化粧品小売りのアルタ・ビューティーが30%弱の大幅安。
 中国関連株中心にIT・ハイテク株や産業株が上昇しているほか、米国債利回りも
 上昇したことから、銀行株も上げを先導した。
 
   寄り付きから買いが優勢となりダウ平均は一時372ドル高まで上昇する場面が
 見られた。ダウ平均はきょうの上げで100日線を回復しており、チャートは
 200日線でサポートされ反転した格好が示現している。
 
   ダウ採用銘柄ではキャタピラーやインテルが上昇したほかJPモルガン、ゴールド
 マン、ユナイテッド・テクノロジーズが堅調。一方、P&G、ジョンソン&ジョン
 ソンが下落。
 
   ナスダックも大幅高。アマゾン、アルファベット、アップル、マイクロソフトなど
 主力のIT・ハイテク株は揃って上昇。
 ベスト・バイが下落。5-7月期決算を発表しており既存店売上高が予想を下回っ
 たことが嫌気された。
 
   JCペニーが大幅高。同社のゾルタウCEOをはじめ同社の幹部が自社株を購入
 していたことが明らかになっている。
 
   ディスカウントストアのダラー・ゼネラルが上昇。5-7月期決算を発表しており、 
 既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。通期の1株利益
 の見通しも上方修正している。
 
   アパレル販売のバーリントン・ストアーズが大幅高となっており最高値を更新。
 5-7月期決算を発表しており、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も
 予想を上回った。通期見通しも上方修正して、既存店売上高は2%から2.5%増
 に引き上げている。
 https://fx.minkabu.jp/news/115672

4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果(8/30)
 
 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=55.10(-1.61 -2.83%)
 
   NY原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.61~
 1.56ドル安。その他の限月は1.49~1.11ドル安。
 
   ハリケーン「ドリアン」が発達しつつ米フロリダ州へと向かっているなかで、米原油
 生産量の減少以上に、米国の石油需要の落ち込みが警戒されている。「ドリアン」は
 5段階のうち2番めに勢力の強いカテゴリー4まで勢力を強める見通しで、経済的な
 被害は避けられそうにない。
 
   時間外取引で10月限は軟調に推移した後、通常取引序盤には下げ幅を縮小する場面
 があった。ただ、その後は再び売りが強まると54.55ドルまで下げが加速した。
 https://fx.minkabu.jp/news/115673
 
   NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1529.4(-7.5 -0.49%)
 
 金12月限は続落。来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)に追加利上げが期待
 されていると同時に、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和にも注目が集まるなかで
 ユーロ安・ドル高が加速しつつあり、ドル高が金相場の重しとなった。ユーロドルは
 2017年5月以来の安値を更新し、ドルインデックスは2017年5月以来の高値
 を塗り替えた。
 https://fx.minkabu.jp/news/115674


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