6/5~週の日経平均は下落しました。海外要因(コミーFBI前長官の議会
証言、英国総選挙)が重石となり、さらにリスクを取って上値追いと言うより
回避的な動きが見られました。但し、押し目も入り、下値は限定的でした。
結局、日経平均は週間で164円下落(↓1.61%)20013円の大引けでした。
さて、6月第3週(6/12~6/16)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。
週末のNY市場、ダウは続伸した一方、ナスは急落しました。ナスは急落でハイ
テク・ITなど、週明け東京市場の重石になりそうです。これを受け、日経平均は、
小幅安スタートになりそうです。
主な海外イベントは、6/13独でZEW景況感指数、6/14米でFOMC、中国で
小売売上高/鉱工業生産、6/15米で鉱工業生産。NY連銀製造業景況指数。
国内は、6/12に5月機械受注、5月工作機械受注、6/16に日銀金融決定
会合があります。また、週末は、「会社四季報」が発売されます。
6/14~16にかけ、日米で金融政策決定会合があり、注目。イベントを控えて、
上値追いは限定的も、日本株は、外国株と比較して割安水準と、下値も限定的
と捉えたい。
日経平均、6月第3週(6/12~6/16)レンジは19850円~20250円
程度を想定しています。
1.6月第3週(6/12~6/16)主なイベントと予定
6/12
日本 5月機械受注
日本 5月工作機械受注
日本 神戸物産、日東網、シーズHD、ケネディオフィス 各決算
米 財政収支
6/13
日本 法人企業景気予測
日本 東建コーポ、積水ハウスR、ヤーマン、コーセル 各決算
米 FOMC(~6/14)
米 5月生産者物価指数
米 国債入札 3年債 (240億ドル)
米 国債入札 10年債(200億ドル)
米 ゲーム展示会「E3 2017」(~6/15、ロス)
独 6月ZEW景況感指数
英 5月消費者物価指数
英 5月生産者物価指数
世 OPEC月報
6/14
日本 星野RR、エニグモ、オハラ、いちごオフ 各決算
米 FOMC結果
米 経済予測公表
米 イエレンFRB議長会見
米 5月小売売上高
米 5月消費者物価指数
米 国債入札 30年債 (120億ドル)
中国 5月小売売上高
中国 5月鉱工業生産
6/15
日本 日銀金融決定会合(~6/16)
日本 トーセイ・リート 決算
米 5月鉱工業生産
米 6月NY連銀製造業景況指数
米 新規失業保険申請件数(~6/10までの週)
米 国債償還 3年債(280億ドル)
豪 5月雇用統計
英 中銀政策金利
ス スイス中銀政策金利
EU ユーロ圏財務相会合
6/16
日本 日銀金融決定会合結果
日本 黒田日銀総裁 会見
日本 会社四季報 夏号 発売
日本 西松屋チェ-ン、プレミア投 各決算
米 5月住宅着工件数
米 ダラス連銀総裁、講演
EU 財務相理事会
6/18
仏 仏国民議会下院選挙 決選投票
2.NY市場、為替/債券 各結果(6/9)
今日のNY為替市場は後半になってドルは伸び悩んだ。ドル円は一時110.80
近辺迄上昇していたが、110円台前半に値を落としてる。きょうの200日線は
110.50付近にきていたが、結局、回復できずにいる。
米株式市場でIT・ハイテク株が一斉に利益確定売り押れた事から、ナスダックが
急落し、連れて米国債利回りも上げ幅を縮小した事から、ドル円も追随した格好。
しかし、米株式市場ではダウ平均は堅調な動きとなり、ナスダックとダウ平均は
対照的な動きをしている。銀行株や産業株が買われる一方で、IT・ハイテク株が
一斉に利益確定売りに押されている状況が見られる。
これはトランプ相場の初期にも見られた光景で、もしかすると前日コミー前FBI
長官の議会証言を無難に通過して、トランプ相場の復活を期待した動きなのかも
しれない。いずれにしろ、今後、トランプ政権が、スキャンダルから大型減税や
規制緩和といった市場の期待が高い経済政策に軸足を移せるか注目される。
一方、ユーロは買戻しが優勢となっており、ユーロドルは1.12ドルちょうど付近
まで戻している。前日の重要イベントを通過して、きょうの為替市場はドルの見
直し買いも出ており、ユーロ・ドルは1.1165ドル近辺まで下落していた。
強いサポートとなっていた1.12ドルちょうどの水準を一旦割り込んでいたものの、
きょうはその付近まで戻している。英総選挙を受けてポンドが急落しており、対
ポンドでの上昇がユーロをサポートしている面もありそうだ。ただ、1.12ドル
ちょうど付近で買戻しは踏み留まっており、今のところ1.12ドル台は重そうだ。
前日のECB理事会では、利下げの可能性示唆するガイダンスを削除した一方で、
量的緩和について12月まで継続し、必要に応じて延長するとの文言を残してる。
ドラギ総裁も会見で「景気のリスクは概ね均衡」と、これまでの「下振れリスクは
残る」から変更させていた。また、ECBスタッフ見通しでは、2019年までのインフレ
見通しを下方修正した。出口戦略に一歩踏み込んだ印象ではあるが、慎重姿勢は
残す内容となっていた。
予想通りだったとは言え、ユーロは戻り売りが膨らんだものの、下げを加速させる
動きまでは見られていない。ポンドに対する信頼感が薄れる中、ユーロには根強い
期待もあるのかもしれない。
ポンドドルは下げが一服しているものの、1.27台前半と本日の安値圏での推移が
続いている。前日の英総選挙の結果を受けて、ポンドドルはメイ首相が選挙を宣言
した時の1.25台を視野に入れるとの指摘も聞かれる。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=374508
米国債利回り
2年債 1.335(+0.020)
10年債 2.201(+0.012)
30年債 2.856(+0.005)
期待インフレ率 1.802(+0.001)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場で米国債利回りは上昇。前日のコミーFBI前長官議会証言
や英総選挙、ECB理事会など重要イベントを無難に通過したことで、市場には
安心感が広がった。英総選挙ではメイ首相率いる保守党は第1党になったものの、
単独過半数には届かず、北アイルランドの保守政党である民主統一党との連立を
模索しているようだ。
コミーFBI前長官の証言も大方予想通りで株式市場はネガティブな反応を見せ
ていない。トランプ大統領へのダメージは最小限に抑えられたとの見方が優勢。
これらのイベントを無難に通過して、米国債市場は利益確定の動きが優勢となり、
利回りは上昇した。ただ、株式市場でIT・ハイテク株に一斉に売りが強まった
ことから、後半は上げ幅を縮める展開となった。
10年債は一時2.22%台まで上昇後、2.20%付近に戻す展開となった。
2-10年債の利回り格差は87(前日88)。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=374509
3.NY株式市場、結果(6/9)
NY株式9日
ダウ平均 21271.97(+89.44 +0.42%)
S&P500 2431.77( -2.02 -0.08%)
ナスダック 6207.92(-113.85 -1.80%)
CME日経平均先物 19960 (大証比 +10 +0.05%)
今日のNY株式市場でダウ平均は続伸。一方、ナスダックは急落している。株式
市場は前日のコミーFBI前長官の議会証言や英総選挙、ECB理事会など重要
イベントを無難に通過している。英総選挙ではメイ首相率いる保守党は第1党に
なったものの、単独過半数には届かず、北アイルランドの保守政党である民主統
一党との連立を模索しているようだ。
コミーFBI前長官の証言も大方予想通りで株式市場はネガティブな反応を見せ
ていない。トランプ大統領へのダメージは最小限に抑えられたとの見方が優勢。
これらのイベントを無難に通過して、今後、トランプ政権が大型減税や規制緩和
といった経済政策に市場のモメンタムを移せるかに焦点は移行している模様。
その期待もあるのか、きょうは銀行株や産業株の上昇が目立った。
一方でIT・ハイテク株への利益確定売りが加速しており、資金シフトを起こしていた
ようだ。トランプ相場の初期に見られた動きと同様ではある。
IT・ハイテク株は時価総額が巨大になっていることから、ナスダックはもちろんの事、
S&P500といった時価総額ベースの株価指数への影響は大きい。
しかし、株価の合計を特定の除数で割るダウ平均は、時価総額は関係が無いこと
から、プラス圏を維持した格好。
ダウ採用銘柄ではJPモルガンやGSが上昇したほか、シェブロン、エクソンモー
ビル、キャタピラーが上昇。ファイザー、メルクといった薬品株も高い。一方、マイクロ
ソフト、アップル、インテルが下落している。
ナスダックは急落。IT・ハイテク株は序盤は買い先行で始まったものの、次第に
利益確定売りが加速した。エヌビディアは一時10%超急落し、他のアップルや
アマゾン、アルファベットなど主力銘柄は一斉に売りに押されている。
医薬品のエンドーが大幅安。FDAが同社に対し、オピオイド鎮痛薬「オパナER」
を市場から回収するよう要請したことを明らかにした。
法人向けデータセンターを運営する不動産投信のデュポン・ファブロス・テクノロ
ジーが大幅高。同業のデジタル・リアルティー・トラストが買収することで合意
したと伝わった。
スナップチャットを運営するスナップが3日続落。アナリストの投資判断引き下げ
が伝わっており、「買い」から「中立」に引き下げられている。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=374504
4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/9)
NY原油先物7月限(WTI)
1バレル=45.83(+0.19 +0.42%)
ブレント先物8月限(ICE) 48.15(+0.29 +0.61%)
NY原油は小幅高。前日、約1カ月ぶりの安値をつけ、アジア、欧州時間の取引
序盤は時間は、おおむね弱含みで推移したが、ニューヨーク時間の早朝から下値
を切り上げ、プラスサイドに浮上した。ナイジェリアのパイプライン事故による
供給不安や中東情勢悪化による地政学リスクが買い戻し要因となった。ただし、
ドル高が圧迫要因となり、期近7月限は、8日の高値46.18ドルと顔合せが
精一杯となり、後半は上げ幅を縮小も修正高状態を維持して引けた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=374506
NY金先物8月限(COMEX)(終値)
1オンス=1271.4(-8.1 -0.63%)
NY金は続落。金8月限は、英総選挙の与党過半数割れ予想で買いが先行したが、
一連のイベントを消化したあとは、ドル高や株価上昇によるリスク選好で前日安値
を下回った。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=374501