伽 草 子

<とぎそうし>
団塊の世代が綴る随感録

断簡 【アルマーニ・ヘリ事故】

2018年02月17日 | エッセー

◇塩野七生大先生によれば、アルマーニは英国のジェントルマン風への叛逆だそうだ(『想いの軌跡』)。泰明の校長は、維新後寂れていた銀座の街をデザインしたのがイギリス人であったと知っての上での選択であろうか。銀座にふさわしいからという理由とはチグハグだ。むしろそのアンチテーゼを選んでいる。まず校長先生は歴史のお勉強からなさった方がよろしいのでは。
◇冬季五輪での南北対話について、「対話のための対話は意味がない」と首相は評した。本当にそうか? 少なくとも対話中は武力は使わないのではないか。オリンピックの発祥からしてそうだ。凄んでみせても全土がすでにNKミサイルの射程内にあることを忘れない方がいい。
◇先日、自衛隊のヘリが事故った。実はこのヘリ、攻撃型だ。元々余計な買い物だ。そいつが事故った。整備云々の前に専守防衛の国是がなし崩しにされていることこそ問われねばならない。国の骨格が整備不良ではないのか?

*しばらくの休載を告げましが、“出先”でもこの形式なら書けそうなので続けてみます。どうぞよろしくお願します。□