左:まるさん 右:ラブフォーさん」
春日山駅に着いて案内板を見ていると『木偶さん・・』と言う声がして、振り向くとまるさんが来てくれていた。
すぐに春日山へ連れて行ってもらいまずは昼食。
まるさんのはからいで食後のコーヒータイムにラブフォーさんが合流し、さわやかな木陰のベンチで1時間あまり談笑する。
直江津の港の長い堤防を見おろしながら釣りの話しをしていると、『海が荒れているな』とまるさん。白い三角の波が防波堤を乗り越えているのが見える。
海を眺めていると沖合いの上空の黒い雲の中から細い錐のような黒雲が海面の方に向かって伸びているのが見え、あれは何かと聞くと2人同時に『竜巻だ』とこともなげに答えるのに驚く。
直江津港方面
竜巻はゆっくりと北に進み、やがて消えて行ったかと思うと別の所でまた海面に向かって伸び始め、時に2本同時に発生したりすぐに消えたりする。そのうちの1本が急速に発達し、よくよく見ると先端が海面に達して下から水しぶきらしいものが立ち上がっているのが見えた。
それはこの辺りではさして珍しい現象ではないが、すべて海の上でのみ起こり、陸上に及ぶことはないと言う。
富山湾の蜃気楼と言い直江津沖の竜巻と言い、瀬戸の海では考えられない現象で、さすが日本海である。
列車はがら空き
それまで晴れていた春日山の空がいつしか厚い雲に覆われ、風が幾分強くなって来たのを潮に春日山を後にする。
11月に鍋倉山トレッキングの計画があり、巨木の森を一緒に歩きませんかとのお誘いを頂いて参加を約し、当初の予定より1本遅い14:55の電車で長野・明科に向かう。
18:13帰着