9月11日植え付けのキャベツ。活着して順調に大きくなり始めた矢先、半分以上がスッパリと芽を切られた。
他の畝のハクサイ,キャベツにも数日前から被害があり、夜盗虫に違いないと思って付近を掘り返して捜したが見つからない。
普通は2~3株倒されて、付近を掘り返すとあまり遠くないところに必ずいるので、それを潰せばほぼ終息する。ところが今回は幾ら探しても1尾も見つからず、手を拱いているうちにどんどん広がって買って来て植えた苗がほぼ全滅となった。
疑問点が2つある。1つは切り口がまるで刃物で切ったようにスッパリときれいに切れていること。夜盗虫の切り口も確かにきれいだがあまりにもきれい過ぎる。3枚目の写真の右端のように斜めに切れている点も不審だ。
もう1つは茎の一番下でなく、枝の部分が2ヶ所以上切られている点。これもまったくなかったことではないが、今回はあまりにもその位置が高い点だ。
斜めに切れている
この列全滅
茎の地面すれすれのところを切るのは明らかに夜盗虫の仕業だが、今回の場合は幾ら探しても1尾も見つからないままに、各畝の端から始まって順番どおりに進行しているのが特徴で、すでに50株の苗がやられた。
1株45円で額にすれば2250円の損害だが、収穫できないダメージはそれ以上である。
いずれにしても発芽に失敗して買って植えた苗までもが虫(?)にやられて踏んだり蹴ったりだ。
もしかすると、帰省中に播いておいたキャベツ,ハクサイ,ダイコンも、発芽しなかったのではなく発芽した後にやられたのかもしれない。
その可能性が出てきたと言うことはまた、昨年の原因不明の立ち枯れとの関連にまで話しが及ぶかもしれない。
ここも全滅
この大きさでも・・
無農薬と言うのはこう言ったことの連続で、地主さんは薬を使えとしきりに勧めるが、薬は使いたくないので取り敢えずは回避と言う手段を採ってアブラナ科を諦め、ホウレンソウを播いた。
ところで、この夜盗虫(⇒夜盗蛾)が新型インフルエンザのワクチンづくりに一役買っているとか・・,自然界は複雑怪奇にして事実は小説より面白い・・。
でも夜のうちにやられるのでは、犯人探しも容易ではないですね。それでも農薬を使いたくないお気持ちには私も共感しますが、思わず農薬を使いたくなる農家さんのお気持ちもわかるような気がして複雑ですね。アブラナ科は敵が多いですよね。
が、しかし野菜づくりは諦めも肝心です。スパッと切り替えて、ホウレンソウ,タマネギ,ニンニク,キヌサヤ等を頑張ります。