遊びと学び,創造の基地・山のあしおと小学校

冒険,遊び,仕事,学習,生活全般を学ぶ、子ども達のための私設小学校

春日山に行ってきた

2009-09-10 22:34:26 | たび・出会い

     
          
 9月10日(木)
 18切符を2回分余らせてしまった。10日が最後の日なので『1枚だけでも使ってやろう~』と言うことで春日山まで行くことにした。
 予定通り9:53の電車に乗りまずは長野へ。長野駅で40分近く待って乗り換える。
 ふと目を上げると外は一面の秋だった


     
          
 何と言う駅か忘れた。
 雑草の生えた線路・・,
 なんでもないこう言う景色が好きだ。


     
                    
 ふいに山が開けて 荒井の街が見えた
 広がる田園 波打つ稲穂


    
         
 12:07,春日山駅に着いた。
 駅前の案内板を見ていると 『木偶さん!』と呼ぶ声・・,
 振り向くとまるまるさんがいた。
 無理して会いに来てくれたのだ。
    

カモシカ無惨!・・・パラポックス罹患個体に遭遇

2009-09-10 00:13:16 | 生き物達

          
 矢の沢の農園に向かう途中の町道脇の側溝にカモシカが蹲っているものを見つけた。至近距離でも逃げないのを訝ってよく見ると、このカモシカは左目の眼球が白く蝋のようになって明らかに失明している上に右目も負傷したらしく完全に塞がった状態で、つまり全盲状態で動けず、また目だけでなく口の周りや鼻等の皮膚・粘膜の裸部がことごとく膨れ上がって瘤こぶになり異常な状態であることが分かった。
 あまりの無惨さに驚き明科支所に連絡すると、すでに同様の連絡があって今職員が現場に向かっていると言うのでその場で待つことにした。

     
 待っている間に顔中に出来た瘤の状態を克明に写真に撮るとともに大町山岳博物館の宮野さんに報告すると、即座に『それはパラポックスと言う伝染病です』と言う答えが返って来た。説明によると、パラポックスは他の個体に感染する恐れがあるので隔離する必要があるのだが、長野県内にはそれを受け入れる施設がないので捕獲して隔離することは出来ず、結局は『山に追い返して天寿(?)を全うさせるしかない』とのことだった。この状態ではまともに生きていけるとは思えず、早晩死ぬしかないので『天寿を~』云々は矛盾だが、要するになるべく他の個体と接触しないで、ひっそりと死んでくれるのをのを待つしかないと言うことのようだ。

     
 30分後に顔見知りの職員さんが来たので宮野さんから聞いたことと、地方事務所の林務科に連絡するようにとの言を伝えてその場を離れた。
 首から後ろの部分は毛並みもきれいで健康そうな若いカモシカであっただけに気の毒で可哀想でいつまでも気になって仕方なかった。我々にできることは何もないと言う冷徹な事実を受け入れなければならないのはつらいことだ。