日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

返品交換快く ②

2007-02-03 | 他人のフリ見て我が身を正す
返品交換による創客、失客の差が激しくなってきています。

アメリカは消費者天国に国です。
従って、返品交換は当たり前の国です。
極端な場合は、ノードストローム(デパート)のように
自社では扱っていない自動車のタイヤの返品を申し出てきたお客様に
快く返品をしたなんていう伝説のような本当の話がある位です。
タイヤ4本の値段と私がこのように記事にして多くの人に
ノードストロームの名前を知ってもらおうとする事による
宣伝効果とではどちらが大きいでしょうか?
もうお分かりですよね。

日本では、返品交換拒否による失客は計り知れないものがあるにも係わらず
未だに「返品交換不可」は罷り通っています。
バーゲン品に付き返品交換はご容赦くださいという張り紙は
心情的にはまだ分かるとしても
バーゲン品でもなんでもないものを買った直後に返品のお願いに行っても
「うちのお店は返品交換できません!」と言い切ってしまうお店の姿勢には
何も共感できる部分はありません。
勿論、一部の認識不足な経営者や店長の店に限られますが・・・。
そういえば、数ヶ月前に金沢駅の隣に出来た巨大艦船のような
商業施設の中に入っている雑貨屋さんもそうでしたっけ・・・。

ずっとずっと昔の事ですが
東京に三省堂書店という本屋さんがあります。
当時、行政書士だったか宅地建物取引主任者だったかの資格に挑戦しようと
小田急線和泉多摩川駅から神田の本店まで電車に揺られ
やっとの思いで参考書を買って帰って帰りました。
買った本は、私としては相当高価な3千円ほどもする本だったと思います。

しかし、買って帰った書籍がなんと一年前の本で
参考書としては役に立たないものでした。

大学生だった私は勇気を振り絞って三省堂書店に電話をして
本の交換を申し出たところ
「本は返品交換できません。買う時に注意して貰わないと
本屋の方で本の管理なんか出来ません!」あまりの強い口調に立腹し
店長に電話を変わってもらいました。
今までの経緯を全て話をし、再度交換をお願いした所
「本は、買って帰ってコピーされる事があるから返品できません。
本が新しいか古いかはお客さんのほうで注意すべき事です。」
こんな内容の事を言われたように思います。
参考書を交換できなかった私は一挙にやる気をなくし
その後試験を受ける事はありませんでした。

それから程なく三省堂書店が過去に倒産した事があることを知り、
「こんな対応しか取れない会社だから当然だ!」と思った記憶があります。
勿論その後、三省堂書店を訪れたことはありません。

今は紀伊国屋書店と丸善書店で年間数十万円の書籍を購入しています。
たった一度の嫌な記憶はこんなもんなんでしょうね。

同じような経験は東京モノレールにもあり
現在は東京モノレールに乗る事は殆んど有りません。
年間30回近く東京に出張する私がたった一度の嫌な思いで
京急を使うようになっているのですから面白いものです。

返品交換快くを徹底したいですね。

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