日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

本末転倒

2005-12-03 | 経営改善
数日前、ある飲食店へ行ってきました。
県内では老舗として知られているお店です。

数年前に一度だけ経営相談を受けたことがあるのですが
気にしながらも一度もそのお店には足を運んでいませんでした。

関与もしていないので、「マスターが覚えていたら嫌だなー」
なんて思いながら立ち寄ったのですが、幸い(?)気づかれませんでした。

一歩入ると元気な声でお出迎え、
値段的にも高くもない
しかし、味に深みが無い・・・。

確かに、原価率は気にしなければいけません。
しかし、原価率に気をとられ廃棄を少なくしようとしすぎるがゆえに
煮込み時間が少なかったり、冷凍しすぎていたり
味の勉強をせずに、目先の創作にこだわりすぎたり・・・。

本末転倒ですね。
お客様がどんどん来てくれれば勝手に原価率は下がります。
おいしいものを出していたら、もう一品頼んでくれます。
冷凍庫に頼るから、返って廃棄が増えるのです。
同じ材料しか見ないから、創作に工夫がなくなるのです。
本当にお客様においしいものを出していたら
絶対お客様は何度でも来てくれます。

どんなに頑張っていても、
こころがお客様の方に向かず、
自分の方に向いている限り
経営改善は、前途多難だと思います。
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抵抗勢力

2005-12-03 | 危機管理
企業を変えていくのには二通りあります。
内科的処置と外科的処置です。

内科的処置は、時間を掛けて企業の弱い部分を
体質改善によって治そうというものです。

これに対し、外科的処置は社内の改革を
体質改善によって治すのではなく、
いわゆるリストラ(クビ切り)などによって
弱い部分を取り除くものです。

内科的処置は、時間もかかるし、社内に改善改革が
馴染むまでに相当の時間を要することになります。
その代わり、従業員の身は安泰ということになります。

企業内の抵抗勢力への対処方法は
組合がなければ外科的手術がも使えますが
組合が存在すると内科的処置にせざるを得ないことになります。

あなたはどちらの対処法ですか?
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資金繰り最新情報①

2005-12-03 | 経営改善
これはどの地域にも共通するものではありません。
また、どの金融機関にも共通するものでもありません。
しかし、ほとんどの金融機関に共通する資金繰り情報です。

① 正確な決算を組んで欲しい
② 会計基準、税法基準いづれに基づいても良いが処理は一貫して欲しい
③ 決算書は早ければ早いほど優先的に融資案件と考える
④ 事業改善計画書は出して欲しい

至極当たり前の項目ばかりです。
しかし、今までの流れを考えると
採用し難いものがあるのは事実です。

真正な決算書は、あなたの企業を守ります。
是非とも、職業会計人としての底力をみせてくださいね。
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