一昨日の、株価大暴落は、株主にとっての潜在的資産が吹っ飛んだわけで、
とりわけ新NISAなどでの新規参入者にショックを与えているらしい。
実際、私の元にも証券会社から手持ちの商品の基準価格が値下がりしたとのメールが複数届いた。
人の未来予測は「現在の傾向がそのまま延長する」と見るので、
こういう時、慌てて売りに走ると、暴落を拡大することになる。
幸い、翌日にはこれまた空前の値上がり幅で、ある程度回復した。
その間、私もちろん静観。
なぜなら、デイトレーダーのように、日々の変動で儲ける視点ではなく、
”長期保有”の視点だから。
なぜ長期保有の視点だと静観できるのかというと、
株価の長期トレンドは、確実に右肩上がりだから(個別の銘柄ではなく、ダウや日経平均などの平均値の話)。
言い換えると、短周期のランダム(予測負荷)な変動は誤差(ノイズ)として無視して、確実な長周期の波動(短期変動は吸収される)に委ねるのだ※。
※:これは、あるデータの変動を、ランダム波を含む複数の周波数の波から構成されているというスペクトル解析の視点で、脳波の解析にも使われ、私自身は露点温度の変動解析に使った数学的・科学的なものである。
具体的にどのくらいの周期かというと、およそ20年。
平均株価のグラフをこのスケール(尺度)で眺めてみるといい。
そう、まさにデイ(日)・トレーダーとは真逆の視点。
株の成功者をデイトレーダーに見出す視点からきっぱり離れている。
実際、自分の長期積立投資の実績は、ゼロリスクの積立預金よりもずっと上をいっている。
この種の投資にとっては暴落時はラッキーな買い時にほかならない。