goo blog サービス終了のお知らせ 

山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

■ホームページ検索 ⇒ yamadashika-ec.com
■ゆめ機構・代表 

バークリー予防歯科の概要:106

2017-03-24 | 好結果をもたらす予防歯科医業:ロバートF.
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


④患者教育で間違っていることは

歯科的健康に関して患者教育がこれまでまったく効果を上げていないということは、わずかな例外はあるにしても社会に進歩的な姿勢をもたらしたり、行動を変化させたりすることができなかったためである。しかし、圧倒的大多数の歯科専門家自身の歯科的健康状態が理想的な状態を大きく下回っているということを考えると、これはそれ程に驚くことではない。
それでは歯科医師や歯科衛生士、そして助手が自分たち自身の歯科的健康には注意を払わないと考えても間違いではないのだろうか。彼らには知恵がないとか、口を大切にする余裕がないと弁解するとすれば、それは愚かなことである。しかし、著者がアメリカからカナダにかけて綿密に調べたところによると、3000人以上の歯科関係者の口腔内は、著者の診療所を訪れる平均的な新患者よりもかろうじて上回っている程度の健康状態や処置状態でしかなかった。歯科医師の口腔が最適の健康状態、処置状態であるのはまれであり、大多数がプラックコントロール、咬合の処置などかなりの改善を必要としていた。
実際のところ、読者のほとんどの人は自分の歯に留意しなければならない。あなた自身がほどほどではなく、最高の健康状態に処置を行って、自分自身を啓発することを実践していなければ、患者がそのようにすると誰が期待できるだろうか。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする