宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生
側方平衡咬頭斜面は、患者の咀嚼運動サイクルが中心咬合位上を通過していくときには作業側に含まれる。
咀嚼サイクル中に、適当に調整された作業側の機能的接触が外傷的になるということを信じる根拠は乏しいが、この機能側での接触歯面は中心咬合位を通過するときに非常に外傷的な打撃を受けるということを信じる根拠は十分に存在する。(図2)
これらの“平衡”接触と結びついている外傷性の力や危険性は想像以上のものであり、歯の斜面角度は咬合力のほとんどが側方の前歯部誘導と、反対側の歯の作業斜面に分配されるように穏やかにするべきである。
私たちは、“犬歯保護咬合(cuspid protected occlusion)”について、さまざまに聞いている。この考え方によれば、過剰な側方へのストレスは臼歯の支持組織を病的にするということを認めている。そして、側方への前歯部誘導と、臼歯の調整された作業側斜面との間に分配された機能的ストレスは、外傷的には働かないという事実を認めようとはしないのである。
側方平衡咬頭斜面は、患者の咀嚼運動サイクルが中心咬合位上を通過していくときには作業側に含まれる。
咀嚼サイクル中に、適当に調整された作業側の機能的接触が外傷的になるということを信じる根拠は乏しいが、この機能側での接触歯面は中心咬合位を通過するときに非常に外傷的な打撃を受けるということを信じる根拠は十分に存在する。(図2)
これらの“平衡”接触と結びついている外傷性の力や危険性は想像以上のものであり、歯の斜面角度は咬合力のほとんどが側方の前歯部誘導と、反対側の歯の作業斜面に分配されるように穏やかにするべきである。
私たちは、“犬歯保護咬合(cuspid protected occlusion)”について、さまざまに聞いている。この考え方によれば、過剰な側方へのストレスは臼歯の支持組織を病的にするということを認めている。そして、側方への前歯部誘導と、臼歯の調整された作業側斜面との間に分配された機能的ストレスは、外傷的には働かないという事実を認めようとはしないのである。