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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

咬合器のある人生ー2

2013-09-09 | デンタル・トーク
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


思い出す記憶が40年以上も前というような、いつの間にか人生を歩んできた。まさしく「歯医者人生」だ。よもや、私が歯医者になろうとは考えもしなければ、歯医者になってからでも不思議でしようがなかった。

こんな私に歯医者が務まるのかと…。しかし、多分、他の職業に就いていても、同じように思ったのだろう。今では、天職と思い、感謝しているのだが。



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咬合器のある人生ー1

2013-08-30 | デンタル・トーク
宝塚仁川/山田歯科エクセレンス栗肉 歯科医師・山田忠生


今、私の手許には大学時代に買った(買わされた?)咬合器も含めて、さまざまなタイプの咬合器が13台ある。もう使っていないのもあれば、ガタがきているものもある。基本的には診断用の咬合器と、技工用の咬合器に分かれる。

咬合器と付き合うようになって、どれ程が経過しただろうか。大学時代は無視することにする。買ったものの、何の役にも立たなかった。また、先生方から咬合器の講義を受けたこともない。あるいは私が失念しているのかもしれないが、多分間違っていないと思う。技工時に上下の歯型を合わせるために使う道具でしかなかった。



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腕だけでは、どうにもならないのが歯医者ー(31)

2013-05-22 | デンタル・トーク
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


「豊かな心」で理解する

かつて、歯科医師からも「あの先生の技術はすごい」という先生の許を訪れる機会があった。開業以来、何十年ぶりかで改修された。以前よりも2倍ほど広くなったということだった。広くなったのは技工室だと知らされた。受付、診療室はほとんど変わらないということだ。

事実、その通りで技工室は明るく、広々としたスペースで、さぞや楽しく技工ができるだろうと思った。一方、階段を上がった先の待合室はとてもせまく、待っているだけで痛そうな雰囲気があった。
そして、診療室も同様で、必要なのは”歯”だけなのだが、致し方なく”身体”がついてくるので、そのスペースだけは確保しておくという状況だった。



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腕だけでは、どうにもならないのが歯医者ー(30)

2013-04-27 | デンタル・トーク
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


「眼」は「考える頭」の最前線ー5

そこには、ひとつの診療スタイルを確立した上で、計画された治療計画に基づいて診療を行う歯科医師と、それを信頼する患者との間で醸し出される時空間的診療環境を、同時体験することと言える。

よほど特殊なケースでない限り、私たち歯科医師は多少部分麻酔で口腔内がしびれていたりしても、意識においては清明な患者を対象として、できるだけリラックスした状態を維持しながら、口腔内という特殊な分野にさまざまな処置を施していくのが仕事である。

その歯科医師、患者、そしてアシスタントで構成される診療空間は、何か他のもので例えることができないような非常に特殊な時空間環境であり、それこそを見学し、体験していると言えるかもしれない。



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腕だけでは、どうにもならないのが歯医者ー(29)

2013-02-13 | デンタル・トーク
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


「眼」は、「考える頭」の最前線ー4

つまり、見学するのは、今まさに診療をしている歯科医師の「考える頭」を見学するのである。彼の診療哲学を具現化したものが、今まさに患者に展開されているのである。

その患者と出会い、診査をして、診断を下し、治療計画を立てて、それを患者に提示して、患者の承諾を得て、患者との間に良き人間関係を構築し、そして治療計画に基づいて行われる治療の、ほんの1回の治療を見学しているのである。



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