博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

チャングム完全版

2006年12月27日 | ニュース
来年1月12日からNHK-BS2で『チャングム』のノーカット字幕版が放映開始になるとのこと。

そのうちやるんじゃないかなあと思ってたらやっぱりやってくれました(^^;) DVDも今リリースされているものとは別に完全版が発売になるんでしょうか。なお、放映の詳細については公式サイトを参照してください。
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『日本近現代史1 幕末・維新』

2006年12月27日 | 日本史書籍
井上勝生『シリーズ日本近現代史1 幕末・維新』(岩波新書、2006年11月)

ここんところ『興亡の世界史』など、面白そうな通史シリーズの刊行が相次いでます。こちらの『日本近現代史』は全10巻で月1ペースでの刊行になるようです。先月刊行の第1巻は黒船来航から西南戦争までを扱ってますが、例によって本書で面白かったポイントを挙げておきます。

○幕末の幕府官僚は意外に開明的で、欧米との開国交渉もしたたかだった。
○仮に外国との条約締結で領事裁判権を認めていなかったら、自分達に有利になるように外国勢力が日本の司法に干渉しまくるという事態になっていた。
○幕府外交は孝明天皇が強硬に攘夷を主張したことによって挫折を強いられた。
○江戸の民衆は開国当初から外国人を恐れることなく気さくにふれあった。
○開国当初から日本の商人も外国貿易に積極的に関わり、それによって外国勢力による商業的な侵略を断念させた。
○幕府の政策が未開で旧習にとらわれていたというイメージは明治新政府が作り上げた。
○明治新政府は外国から外交面では旧幕府より与しやすいと見られていた。
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