博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『ナルニア国ものがたり』

2006年04月07日 | 小説
『ナルニア国ものがたり』の原作本ですが、北京旅行前に読了しました。

掲示板の方で言われていたように、確かに『馬と少年』『さいごの戦い』はそのまんま映画化してしまうと、色々差し障りがありそうですなあ(^^;) 敵方のカロールメンは明らかにムスリムのイメージですし。

シリーズ中で個人的に気に入ったのは『馬と少年』と、ナルニアの創世を描いた『魔術師のおい』ですね。『馬と少年』で物言う馬のブレーが、今までの自分を反省するシーンがかわいいです(笑)

最終巻の『さいごの戦い』はオチもかなり衝撃的でしたが、もっと衝撃的だったのは竹野一雄氏による解説です。掲示板の方で『ライオンと魔女』の感想として、キリストの死と復活を模したシーンがあったりしてキリスト教色が強いなんてことを書きましたが、要するにアスランの正体が●●●●だったということなんですな…… 原作中に直接それと明かしている記述はありませんが、そうだとすると確かに腑に落ちることが多いです。

しかし最後まで読んで、この先最終巻まで映画化されたとして、イスラム圏でどういう反応が出るやら不安になってきました(^^;)
コメント
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