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博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『太王四神記』第15話

2008年03月18日 | 韓国歴史ドラマ
高句麗軍は青龍の神器の力を駆使する関弥城主チョロによって全滅に近い状態まで追い詰められますが、談徳の姿を目にした途端チョロは苦しみはじめ、スジニを攫って城へと引き揚げます。その晩、談徳はスジニを取り戻すべく単身関弥城へと乗り込み……

というわけで、例によって戦闘シーンはかなり迫力があるものの、お話の方はどこまで行ってもRPG的な展開が続きます。最近はもう「だが、それがいい!」という心境になってきましたが(^^;) 結局談徳の力によってチョロの呪いが解かれ、青龍の神器が手に入りますが、彼が仲間に加わるのは次回以降に持ち越しの模様。

一方、ヨン・ホゲは白虎の神器を求めて北へと進軍を続けるものの、キハがなかなか自分のもとにやって来ないというのでスネてしまって酒浸りに。やっぱこいつダメ人間だわ……
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『太王四神記』第14話

2008年03月11日 | 韓国歴史ドラマ
少数の兵で次々と西百済の城を攻め落としていく談徳に対し、諸々の事情で大軍を抱えながらも足止めを食らわされているヨン・ホゲは焦りを隠せず、また自分のもとに来るはずだったキハが都に戻ったと聞いた途端にズーンと落ち込みます。こいつも段々と小物ぶりが露呈してきましたなあ(^^;) 

一方、キハは前回の自殺未遂から色々と覚悟を決めたのか、天地神堂の大神官を死に追いやり、大神官の地位を奪取。どうやらお腹の子のために高句麗の国そのものを手中に収めたい様子。

ヨン・ホゲが王命を無視し、白虎の神器を求めて北に進軍したことで、百済軍に挟み撃ちにされる形となり、絶体絶命の危機に陥った談徳軍。フッケとチュムチは独断専行で起死回生を求めて難攻不落との噂が高い関弥城への進軍を開始し、談徳もこれを追認して二人の援護に出発します。来週も戦争モードが続きそうですね。
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『太王四神記』第13話

2008年03月04日 | 韓国歴史ドラマ
ヨン・ホゲの出征後、我らが談徳も西百済への出征を敢行。このドラマでは当時百済は朝鮮半島の東百済と現中国遼寧省方面の西百済とに分裂していたことになっており、談徳らは海を渡って遠征していきますが、この百済の分裂やその版図についてはどうもドラマの創作くさいですね。

談徳は最終的に西百済の関弥城を攻め落とす心づもりですが(広開土王の時代の高句麗がこの城を攻めたのは史実らしい。城の位置については複数説あるようですが)、この関弥城を守る武将は常に恐ろしげな仮面をつけており、謎の力によって一騎で敵軍を全滅に追い込むことのできるという猛将とのこと。10歳の頃からこの城の主将を務めているというかなり無茶な設定の人物であります(^^;)

一方、キハは自分が妊娠したことに気付き(今までの展開からすると父親はヨン・ホゲのようですが…… これについてはコメント欄も参照のこと)、火天会の大長老に「チュシンの王の血を受け継ぐ者が3人になりました」とそれとなく妊娠を匂わせる発言をしてみると、当の長老に「何人に増えてもチュシンの王の末裔は一人で充分。残りの者は殺すのみです」とあっさり言われてしまいます。

おまけに愛する談徳が完全に自分を父の仇と思い込んでいることに思い悩み、自殺を計りますが、朱雀の守護者としての力が発動し、阻止されてしまいます。来週はこのキハも思い切った行動に出るようですが……
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『太王四神記』第12話

2008年02月26日 | 韓国歴史ドラマ
前回からの続きで、最強の傭兵チュムチを仲間に入れようとする談徳。チュムチは「俺のオノを10回かわしたら仲間になってやる」と息巻き、早速勝負に突入。チュムチの方は手加減なしですが、談徳は実に楽しそうに攻撃をかわしていきます。アクションシーンでも微笑みを絶やさないあたり、さすがヨン様と褒めるべきでしょうか(^^;)

で、約束通りチュムチが仲間になり、またパソンのもとに身を寄せる女性タビルも兵站の経理に明るいという意外な能力があることが発覚し、談徳に仕えることに。談徳側も段々陣容が整ってきましたが、ここで談徳の仲間たちとその職業をドラクエ風にまとめてみます。

タムドク:こくおう
スジニ:あそびにん
フッケ:ぶぞくちょう
ヒョンゴ:けんじゃ(もしくは、そんちょう)
コ・ウチュン:しょうぐん
パソン:ぶきぼうぐや
チュムチ:ようへい
タビル:かいけいかん

といったところでしょうか(^^;)

その後、談徳は青龍の神器を求めて百済に出征したヨン・ホゲをフォローするために色々と画策。来週は戦闘シーンが多くなりそうですね。
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『太王四神記』第11話

2008年02月19日 | 韓国歴史ドラマ
談徳は父王殺害の疑いを晴らすべく貴族会議に出席し、「カウリ剣」による裁きを受けることに。カウリ剣とは被疑者の胸に剣を突き刺してその人が死んだら有罪、死ななかったら無罪という、日本の盟神探湯に似たかなり無茶な裁判であります(^^;) これまでこのカウリ剣で生き残った人はいないということでしたが、談徳はキハに鄒牟神剣で突き刺され、見事に生き残って無実を証明。

その後天地神壇の巫女の裁定により、談徳とヨン・ホゲはそれぞれ残る青龍と白虎の神器の守護者を探し出し、その審判によってどちらが真のチュシンの王であるかを定めることとし、その間は談徳が仮の王として高句麗を治めることになります。昔の『FF』だとここまでが前振りということで本当のオープニングに入るところなんでしょうけど、ドラマの方は既に全体の半分近くまで進んでます……

ヨン家は王位を奪い取るために着々と私兵を雇い入れていきますが、我らが談徳は女鍛冶職人のパソンを仲間にして、彼女が開発した鉄板を鱗状に貼り合わせた身軽で丈夫な鎧を手に入れ、またパソンの弟で最強の傭兵と名高いチュムチ(こいつが靺鞨族の出身という設定なんですが……)を仲間にできるかというところで次回に続きます。

このあたりの展開はホントにドラクエチックですなあ。思わず「パソンがタムドクのなかまにくわわった!」とか、「タムドクはうろこのよろいをてにいれた!」というメッセージが頭に浮かんできました(^^;)
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『太王四神記』第10話

2008年02月12日 | 韓国歴史ドラマ
玄武の神器が発動した後、コムル村に匿われた談徳ですが、自分がチュシンの王であること、父王が死んだこと、しかも父王を殺したのはキハであることの何もかもが信じられず(実際、キハが先王を殺したというのは誤解なんでありますが)、都城に侵入して真実を確かめることに……

コムル村で談徳が匿われていた小屋の壁ですが、装飾として金文の書体があしらわれていましたね。しかもこの前まで見ていた『臥薪嘗胆』とは違い、ちゃんとした文章になっております(^^;) 『朱蒙』の方でも竹簡に書かれた書体が戦国楚文字だったりして(その時代の朝鮮でこんな書体が使われていたかどうかはともかく)、韓国歴史物はこのあたりは割と凝っています。

かと思えばスジニが鍼と灸で治療を受けているシーンがあり、4世紀末の朝鮮に鍼灸が存在したのかと思って取り敢えずWikipediaで検索かけてみたら、中国では前漢には鍼灸による治療が存在したと考えられ、遣隋使・遣唐使を通じて日本に伝来したとあるところから見ると、この時期の朝鮮で鍼灸治療がなされていたとしても、おかしくなさそうですね。
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『太王四神記』第9話 謎の神代文字の巻

2008年02月05日 | 韓国歴史ドラマ
ヨン家側の部族の襲撃により故国壌王は追い詰められ、王家の宗廟で近衛隊隊長に高句麗初代の鄒牟(朱蒙)王の剣を託して自害。ここで鄒牟の母柳花夫人手製の陶器なんてアイテムも出て来ます(^^;) 何か微妙にドラマの『朱蒙』にリンクしてそうな設定ですね。

一方、談徳はスジニや絶奴部の面々とともにテジャ城へと逃れようとしますが、既にヨン家の手が回っており、ヨン・ホゲ率いる忍者軍団に包囲されます。仲間が次々とヨン家側の兵士の攻撃にやられていき、また王城から逃れてきた近衛隊長から父王の死を知らされ、逆上する談徳。その時、スジニの師ヒョンゴの持つ玄武の神器が反応し、談徳らをまばゆい光で包んでいずこへかと連れ去ります。

で、玄武の神器の効果により、談徳らがいた所に「談徳こそがチュシンの王である」といったことを記す謎の文字が残されるのですが、これは一体何なんでしょうか(^^;) ドラマでは「古代の文字」と説明されていましたが、朝鮮でも日本の神代文字のように漢字伝来以前に独自の文字が発明されていた!というトンデモ説があるのか、それともドラマオリジナルの設定なのか気になるところです。
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『太王四神記』第8話 影の軍団 in 高句麗

2008年01月29日 | 韓国歴史ドラマ
今週からNHK-BS2で『インファナル・アフェア』三部作、ドキュメンタリー『香港映画のすべて』全3回、ショウ・ブラザース作品『大酔侠』・『少林寺三十六房』シリーズ、『グリーン・デスティニー』と、トチ狂ったかのように香港映画関係作品が放映されますが、正直言って全部が全部チェック出来ません(^^;) 大体今まで見たことのある作品ですし、取り敢えず『香港映画のすべて』だけを録画しておくことにしました。

で、今週の『太王四神記』であります。

キハの手配によりヨン家に捕らわれていた絶奴部の若者たちとスジニが助け出され、一路談徳が身を潜めている流民たちの集落へ。そしてその後を追う影の軍団、もとい火天会の忍者軍団!

しかし忍者というのは白昼堂々と街中で馬を乗り回すもんなんでしょうか(^^;) あと、今まで手裏剣ばっかり注目していて気がつきませんでしたが、しっかり日本刀も使いこなしていますね。

談徳は流民たちの集落に先回りした影の軍団とのバトルを繰り広げているところをスジニたちに助け出され、絶奴部以外の三部族の軍隊に包囲された故国壌王を救い出すべく再び都へ。何かますますRPGみたいな展開になってきました……
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『太王四神記』第7話

2008年01月22日 | 韓国歴史ドラマ
NHK BS-hiで1/24の20:00~21:50に『フロンティア 万里の長城の秘密』というドキュメンタリーが放映されます。戚継光の事績を中心に取り上げるとのことで楽しみであります。

で、今週の 『太王四神記』ですが……

故国壌王は談徳に譲位しようとするが、ヨン家と火天会の策謀により即位式は延期に追い込まれる。事態を打開しようとして宮殿を飛び出した談徳もヨン家の手の者に追い詰められ、あわやという所でキハに救われ、流民たちの集落に身を潜めるのであった……

というわけで、まんま一昔前のRPGな展開になってきましたね(^^;) 前回・今回と火天会の忍者軍団の出番が続いてますが、予告編を見ると次回も活躍してくれるようで楽しみであります。それにしても今回ヨン・ホゲと談徳が同じ日に生まれたという話が出てましたけど、この二人、同じ年だったのかよ!子役の段階では明らかに談徳の方が年下に見えたのですが……
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『太王四神記』第6話

2008年01月15日 | 韓国歴史ドラマ
談徳を廃し、チュシンの星のもとに産まれたヨン・ホゲを太子にと要求する貴族たちに対し、「実は17年前にチュシンの星のもとに産まれたのはヨン・ホゲではなく談徳なのだ!で、談徳こそが真命の主となるべき人物なのだ!」と衝撃の事実を明かす故国壌王。親子二代に渡って難儀な出生の秘密を抱えているんですな……

ヨン・ホゲは最大のアイデンティティを否定されてショックを受けるかと思いきや、父親に対して「えっ、チュシンの星なんて伝説をホントに信じてたんですか?んなもん、どの星のもとに産まれようと王位なんて奪ったもんがちですよ!」と意外と平静です。

しかしチュシンの王を示す宝石「朱雀の心臓」がヨン・ホゲに反応したりと、談徳とヨン・ホゲのどちらがチュシンの王なのかいまひとつ分からないままであります。明日にでも王位を談徳に譲り渡すと言い張る故国襄王に対し、ヨン家側は火天会を味方につけて何やら画策しているようですが……

あと、今回もちらっと火天会の忍者部隊が登場してました(^^;)
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