叔父の項梁が亡くなって以来、虞姫が諫めるのも聞かず酒浸りの日々を送り、ダメンズぶりを発揮していた項羽ですが、懐王の命により宋義の次将として章邯に攻められている趙の救援に向かうことに。
虞姫は侍女とともに彭城でお留守番です。しかし出会った時から彼女に惚れていた懐王に言い寄られ、身を守るためによりによって義姉の呂雉のもとに身を寄せます。劉邦一党もやはり懐王から出征を命じられていましたが、妊娠中の呂雉を世話するためと称して虞姫もそれに同行することになります。
思いがけず虞姫と同行することになって驚喜する劉邦。「一生かけてもあの女をモノにしてやるぜ!」と息巻き、呂雉の目を盗んで入浴している虞姫を覗こうとしたり、色々と必死です。これなら彭城に居残って気弱な懐王をいなしていた方がまだマシだったと思うのは私だけではありますまい(^^;) 例えるなら、牝羊がちょっとしつこい牡羊から逃れるためにうっかり狼の懐に飛び込んでしまったということになりましょうか。
一方、項羽は宋義が四十日以上も陣を張ったまま一向に趙を救援しようとしないのに我慢がならず、范増と謀って宋義を誅殺し、上将軍の地位を奪い取ります。これでようやく叔父の仇である章邯と戦えるようになりましたが……
虞姫は侍女とともに彭城でお留守番です。しかし出会った時から彼女に惚れていた懐王に言い寄られ、身を守るためによりによって義姉の呂雉のもとに身を寄せます。劉邦一党もやはり懐王から出征を命じられていましたが、妊娠中の呂雉を世話するためと称して虞姫もそれに同行することになります。
思いがけず虞姫と同行することになって驚喜する劉邦。「一生かけてもあの女をモノにしてやるぜ!」と息巻き、呂雉の目を盗んで入浴している虞姫を覗こうとしたり、色々と必死です。これなら彭城に居残って気弱な懐王をいなしていた方がまだマシだったと思うのは私だけではありますまい(^^;) 例えるなら、牝羊がちょっとしつこい牡羊から逃れるためにうっかり狼の懐に飛び込んでしまったということになりましょうか。
一方、項羽は宋義が四十日以上も陣を張ったまま一向に趙を救援しようとしないのに我慢がならず、范増と謀って宋義を誅殺し、上将軍の地位を奪い取ります。これでようやく叔父の仇である章邯と戦えるようになりましたが……