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トランプ大統領就任以来の成果

2018-03-09 17:53:54 | トランプ大統領

何かと今も話題に事欠かないトランプ大統領、就任以来何をしてきたか・・・メディアは相変わらず反トランプで、就任以来の政策情報が少ないように思います。

2018年1月30日夜、トランプ米大統領は上下両院合同本会議場で初の一般教書演説を行い、就任以来大統領として米国に繁栄をもたらしたとこれまでの実績を発表しています。これまでの政策を分かり易く発表しています。特に国民との約束は守られていると思います。難民、国境、経済問題等の策はメディアは正しく報道してきませんでしたがこれらの真相を知ることが出来ます。

以下文は主にNBC NEWS(2018.1.31)を和訳していますが、誤訳が多々あると思います。原文中のアフガニスタン派遣兵士の話はプログ文字数の制限上(30.000文字)カットしています。参考程度の文です。

 

トランプ大統領・2018年一般教書演説

議長、副大統領、議員の皆さん、大統領夫人、国民の皆さん、私がこの演壇に立って米国民を代表し多くの国民の皆様が抱えている問題、希望、夢について語ってから約1年になりました。

演説したあの夜、発足したばかりの政権は迅速な行動を開始しました。これまで無かった未来への希望も全米に広がり始めています。

全米国民のために米国を再び偉大な国にするため明確なビジョン、公正な使命感で日々前進してきました。

この1年で現政権は大きく前進し、大きな成功を収めました。

予想された課題、想像も出来なかった課題の両方にも直面しましたが、勝利の喜びを互いに分かち合い、苦難、痛みをも分かち合いました。洪水、火災、嵐にも耐え、それらの経験で私達は米国民の気高い精神、気概を見ることが出来ました。

試練に直面するたびに米国の英雄が生まれ、米国民として私達は何ができるかを考えさせられました。

甚大な被害を出したハリケーン後に、ルイジアナ州では船の所有者達によるボランティア団体が住民の救助にあたりました。

ラスベガス乱射事件では銃弾下、他人同士が自らの体を盾にし守りあいました。

また、沿岸警備隊勤務のアシュリー・レパートさんの話も聞いています。アシュリーさんは、妻のメラニアと一緒にこの議場におられます。

アシュリーさんはハリケーン・ハービーが襲った際、ヒューストンに向かった第1陣ヘリコプター搭乗者でした。アシュリーさんは18時間、風、雨、電気が流れる電線、深い水に阻まれながらも40人の住民を救出しています。アシュリーさん私達は皆、あなたに感謝しています。本当にありがとうございました。

消防士のデービッド・ダールバーグさんのことも聞きました。デービッドさんもこの議場におられます。カリフォルニアで、サマーキャンプ参加者の60人位の子ども達が山火事で動きがとれなくなった時、デービッドさんは燃える火の中で子ども達を救出しました。

現在もハリケーン被害復興の途上にあるテキサス、フロリダ、ルイジアナ、プエルトリコ、バージン諸島の皆さん、私達はあなた方とともにあります。強力すれば、難局を乗り切ることができます。

デービッドさん、カリフォルニアの勇敢なみなさん、ありがとうございました。デービッドさん、ありがとうございました。すばらしい働きでした。

この議場もこの1年、試練がありました。今、この議場には強い精神力を持つ議員も来ています。銃弾を受け、瀕死のけがを負いながらも3か月半後には職務に復帰しました。その議員は、伝説的な存在となったルイジアナ州選出のスティーブ・スカリス下院議員です。スティーブさん、皆さんはあなたが尊敬しています。

スカリス議員等、多くの命を救ってくれた警察、アレクサンドリア市警察、医師、看護師、救急隊員のみなさんに深く感謝します。今、議場にはあの場にいた人達もいます。

恐ろしい発砲事件後、私達は団結しました。両議員としてではなく国民を代表する議員として団結しました。悲劇が起きた時だけ団結するだけでは十分ではありません。私は今この場で、党派を超えて共通事項を見つけ、団結して公約を果たそうではないかと訴えたいです。このことは大変重要です。ここにいる議員達は国民のために働くために選ばれました。

この1年、国際社会は、米国人が世界で最も勇敢、大胆不敵、固い決意を持った人達ということを知ったと思います。米国人はそこに山があれば登ります。辺境では横断し、困難に直面すれば克服、チャンスがあれば得ます。

今夜は、先ずは米国民の団結が強いのと同じように、アメリカ合衆国の団結も強固であるということを認識しましょう。私達は力を合わせ、安全で強く、誇り高いアメリカを作っています。

 

大統領選以降、私達は240万人の雇用を創出してきました。製造業分野だけでも20万人の雇用を創出、相当大きな数字です。長期間、賃金が伸び悩んでいましたが、やっと賃金が上がってきています。

失業保険申請は、45年ぶりの低水準です。私は、それらを誇りに思っています。アフリカ系米国人の失業率は、今までで最も低水準にあります。ヒスパニック系アメリカ人の失業も最も低水準です。

中小企業の景況感は、最高水準になりました。株式市場は最高値更新、わずか1年で時価総額が8兆ドルも増えました。確定拠出年金401k、退職、年金、大学進学のための貯蓄口座も大きく伸びています。

11か月前、この演壇で米国民に約束したように、私達は米国史上最大の税制改革を実施しました。

私達が実施した大規模減税、中間層と中小企業は大きな恩恵を受けています。勤勉に働く国民の税負担軽減のため、納税者の基礎控除を2倍にしています。減税で夫婦所得合計のうち、初めの2万4000ドルは非課税となりました。年収7万5000ドルの平均的な4人世帯は納税額は2000ドルが減って半分になります。
旧来の破綻した税制のもとでの確定申告は、今年4月で最後になります。多くの納税者の手取り収入は来月から増えることになります。さらに増えます。

私達は、年収5万ドルの納税者が払わされていた過酷な税を廃止、これは政府が決めた医療保険制度に加入しないという理由で払わされていた大きな罰金のことです。私達は、破滅的なオバマケアの核心部分は撤廃しました。個人が強制的に加入する医療保険はもうありません。

私達は法人税を35%から21%まで引き下げました。結果米国企業は国際競争を勝ち抜くことができるようになりました。このような改革だけで平均的な世帯収入が4000ドル以上増えます。大きな金額です。

中小企業も大きな減税の恩恵を受けることになります。新税制のもとで事業所得から20%の控除が認められました。

今、ここに小さいが素晴らしいオハイオ州の企業、スタウブ製造会社のスティーブ・スタウブさんとサンディ・ケプリンガーさんが来ています。創業20年のこの会社はこの1年間、過去最高の業績を上げることができました。税制改革の恩恵を受けて賃上げを実施され新たに14人の従業員を雇用、会社の建物も増築されました、すばらしいことです。

この会社員のコーリー・アダムズさんにも今夜、来ていただいています。コーリーさんは典型的な米国の労働者です。彼は働きながら高校を出たものの2008年の景気後退で失職、その後スタウブさんに雇われて、研修を受けて溶接のテクニシャンになりました。多くの勤勉な米国人労働者と同じように、コーリーさんは減税で得た金を新築と2人の娘の教育に使う予定です。どうぞ、コーリーさんお立ちください。

彼は立派な溶接テクニシャンです。経営者からはすばらしい仕事ぶりだと聞いています、おめでとうコーリーさん。

税制改革法案可決から、約300万人の労働者が既に数千ドル規模の減税の恩恵を受けています。状況は月、週を追うごとに改善しています。

アップルは国内に総額3500億ドル投資、新たに2万人を雇い入れる計画を発表しました。つい先ほど、エクソンモービルは500億ドルを投資すると発表しました。

米国は今、新たな時代を迎えています。アメリカンドリームを実現するうえで、今ほどのチャンスはないでしょう。

 

今夜、この演説を自宅でご覧になっている皆さんに伝えたいです。

あなた達がこれまで何処にいようとも、何処から来たにしろ、今があなた達の時代です。

勤勉に働き、自分の力を信じるなら、そして米国を信じられるのであれば、どんな夢でも持ち、どんなものにだってなれます。

私達が力を合わせれば、どんなことでも実現可能です。

今夜は、私達の将来について、米国がどのような国を目指しているのか話したいと思います。

1チーム、1国民、そして1つの米国の家族として、力を合わせれば不可能なことはありません。

私達は皆んな、同じ家、同じ心、同じ運命、同じ偉大な米国国旗を共有しています。

私達は今、手を携えて米国の道を再発見途上でもあります。米国人の生活の核心にあるのは信仰と家族で、政府や官僚機構ではないということを私達は理解しています。米国の信条は、私達は神を信じることです。

私達は警察、軍、すばらしい退役軍人を英雄として祝福します。国民は彼らに全面的、かつ揺るぎない支持を与えるべきと思います。

今夜はカリフォルニア州レディングから12歳のプレストン・シャープ君に来てもらいました。プレストン君は、退役軍人の日であるにもかかわらず、退役軍人の墓地に国旗が飾ってないことに気づき、これではいけないと考えました。プレストン君は、国旗を集める運動を開始、これまでに米国の偉大な英雄である退役軍人の墓地に4万本の国旗を掲げました。プレストン君、素晴らしいですよ。

プレストン君をはじめとする若い愛国者から、私達は米国民としての義務を学びました。私は、プレストン君と先ほど会ったところですが、すばらしい少年で、将来を担う人材です。プレストン君ありがとう。

米国に奉仕した兵士に敬意を表すプレストン君を見ていると私たちは、国旗に敬礼をする理由、忠誠の誓いを暗唱する際に手を胸に当てる理由、そして国歌斉唱の際に誇りをもって起立する理由を思い起こすことができます。

米国人は国を愛しています。

政府が国民に対してそれと同じ愛と忠誠心を示すべきなのは当然のことです。この1年間、私達は国民と政府に信頼という絆を復活させる努力をしてきました。

私たちは上院と協力、憲法を原文に忠実に解釈する判事を任命しました。新しい偉大な最高裁判所の判事はそうした判事の1人です。過去のどの政権よりも私たちは、多くの控訴裁判所の判事を任命してきました。

私たちは、武器保有の権利を認めた・憲法修正第2条を強く守っています。信仰の自由を守るために歴史的措置を策してきたつもりです。

私たちは、勇敢な退役軍人に対しても便宜を図ってきました。退役軍人に医療制度の選択肢を付与しているのも便宜の1つです。去年、議会は画期的な退役軍人責任法案を可決、私はそれに署名しました。この法律成立以降、トランプ政権は退役軍人にこの当然とも言える医療サービスを提供しなかった退役軍人省の職員1500人を解雇しました。新たに退役軍人を大切にする同じ考えを持つ人材の登用を進めています。

退役軍人が満足のいく処遇を受けるまで政策を進めようと思います。それは、大統領選挙に立候補した出発点でもあり、これは退役軍人に公約したことです。政府は、米国民を尊重、国民に対して義務を果たす必用があります。それは私達が、英雄である退役軍人に付与しようとしていることです。ありがとうございます。

正義感のある連邦職員には報い、国民の信頼を裏切ったり、ないがしろにしたりする職員を解雇する権限を全ての省庁の長官に付与することを、今夜、私は議会に求めます。

連邦政府の行政に責任を求めるために、この1年間、私たちは過去のどの政権よりも多くの規制を撤廃してきました。

私たちは、エネルギー産業に対する戦争に終止符を打ちました。クリーンな石炭に対する戦争を終わらせました。結果、アメリカは世界各国にエネルギーを輸出するという誇らしい国になりました。

デトロイトでは、多くの政府の規制によって自動車産業に携わる労働者が辛い思いをしてきましたが、私はその規制を撤廃しました。

結果、自動車の町が息を吹き返すことのできる状況になりました。現在デトロイトは、復活の途上です。多くの自動車会社が国内で工場を新設、拡張しています。過去、何十年もこんなことはありませんでした。

クライスラーは、大規模工場をメキシコからミシガン州に移すことを決定しました。トヨタ自動車とマツダはアラバマ州に大規模工場を建設予定です。多くの工場がアメリカに戻って来ます。

今後、自動車工場等、さまざまな工場が全米各地にオープンするでしょう。米国人は長い間そのようなニュースを聞いていませんでした。これまで長い間、企業も雇用も米国を出て行く一方でした。今、凄い勢いで戻ろうとしています。どんな企業だって経済活動が活発なところに立地したいでしょう、米国に立地したいと思います。

米国は、今大きくで前進しています。画期的治療法や価格の安い後発医薬品、いわゆるジェネリック医薬品への入手を速やかにするため、去年、FDA・食品医薬品局は新薬やジェネリック医薬品、医療機器を過去にないような早いペースで承認してきました。

末期患者が延命の可能性がある実験的な治療を、即受けることができるようにすべきだと考えています。

末期患者が治療のため他国へと移動を強いられるような状況を作ってはならないと思います。そうした患者に国内に機会を与えたいと思っています。議会は、末期患者たちに、実験的治療を試す権利を与えるべきです。

早急に取り組むべき課題の1つが、処方薬の価格引き下げです。他国の多くは薬の値段は米国より安価です。こんな不公正な話はないでしょう。薬の不当な値段の適正化を今年の最優先課題の1つにせよと、私が政権スタッフに指示したのもこのような理由からです。今後、薬の値段は大幅に下がると思います。皆さん見ていて下さい。

 

米国は数十年に及んだ不公正通商政策を転換しました。不公正貿易によって、米国の繁栄が犠牲となり企業は国外に逃げ、雇用と富が消えました。

しかし、私たちは一気にそれを取り戻しています。

経済的敗北の時代は終わりました。今後は、公正で互恵的な貿易関係を要求していきます。

愚かな通商協定を修正し新たな協定を結びます。新たな協定は公正、よりよいものであるべきです。貿易ルールの履行によって米国の労働者と知的財産を守ります。

米国産業の再建同様、老朽化したインフラ再建も大切です。

米国は建設の国でもあります。エンパイアステートビルはわずか1年で完成しました。今、普通の道路を作る許可を得るため10年もかかります、恥ずかしいことです。

民主党、共和党の互いが協力し、安全で信頼性が高く近代的なインフラを提供することを求めます。米国経済は、そのようなインフラが必要であり、国民は享受する権利を有しています。

今夜、議会に対し、1兆5000億ドル以上のインフラ投資法案を提出することを要請します。インフラ整備は緊急の課題です。当然、連邦政府の支出に応じて、州と自治体も費用を負担すべきです。

民間投資の活用により老朽化したインフラを恒久的に修復するべきで、私たちにはそれを実行する力を持っています。

いかなる法案も許可、承認のプロセスは2年以内に行われ、可能ならば1年にする必要があります。共に取り組めば、偉大な建造物も再生可能です。

米国全土に新しい道、橋、高速道路、鉄道、水路を作ります。国民の心と手と不屈の精神でそれを成し遂げたいと思います。

米国民に勤勉な労働の尊さを知ってほしいです。

すべての子供が夜、自宅で安全に過ごしてほしいと思います。

私たちは、愛してやまないこの国にすべての国民が誇りを持って欲しいのです。福祉から就労へ、依存から独立へ、そして貧困から繁栄へ、移行することは可能なのです。

減税で雇用が創生されます。労働者の能力開発、職業訓練に投資しましょう。これは必要性が高い分野です。よい職業訓練校を作って、将来の労働者が技能を学ぶ機会や潜在能力を引き出す機会を提供しましょう。有給の家族休暇によって、働く人たちを支援しましょう。

米国が力を取り戻せば、国民にチャンスが大きく広がると思います。

今、私たちが刑務所改革に取り組むのは刑期を終え、社会復帰した人達に人生をやり直すチャンスを与えるためです。

 

米国人、家族の利益を重視する移民政策は、困難な状況にあるコミュニティー、特に移民のコミュニティーに恩恵を与えると思います。

長年、国境警備が不十分だったため、麻薬、ギャングが米国で最も脆弱なコミュニティーに流入し続けてきました。結果、何百万人もの低賃金労働者が最貧困層の米国人と職の奪い合いが起きました。何の罪もない人が命を奪われるという悲しい出来事も多く発生しました。

今夜、この場所に2人の父親、2人の母親に来ていただいています。

イーブリン・ロドリゲスさん、フレディ・クエバスさん、エリザベス・アルバラードさん、ロバート・ミケンズさんの4人です。それぞれ10代の娘さんがいました。

ケイラ・クエバスさんとニサ・ミケンズさんの2人です。2人はともにロングアイランドに住む親友どうしでした。2016年の9月、ニサさんの16歳の誕生日前日、2人が帰宅することはありませんでした。2人は、自分の町で一緒に歩いている時に殺害されました。

残酷なギャング団・MSー13メンバー6人はケイラさんとニサさんを殺害した罪で起訴、ギャングメンバーの多くは法律の抜け穴を利用して保護者のいない未成年者としてアメリカに不法入国し、ケイラさんとニサさんが通っていた高校に潜入していました。

イーブリンさん、エリザベスさん、フレディさん、ロバートさん・・・今、この議場にいるすべての人が祈っています。すべての米国民が祈っています。お立ち下さい、ありがとうございます。

3億2000万人の国民が、心を痛めていることを知ってください。私たちはあなた達を愛しています、ありがとうございます。

悲しみの深さを知るすべはありませんが、ほかの家族が同様の苦しみを味わうことのないようにすることは可能です。

MSー13等のギャングは、法の抜け穴を悪用して米国に入国しました。今夜、私は議会に対し、抜け穴をふさぐことを求めます。私たちは、移民法を修正し、国境警備を支援する新しい法案を既に提出しました。国境警備にあたる人たちもこのような悲惨な出来事を二度と起こさないために危険な状況で頑張っています。

米国は思いやりの国です。世界中の困っている人たち、苦しんでいる人たち、不当な扱いを受けている人たちにどの国よりも多くの支援をしています。

大統領として忠誠心、同情心、関心を持つのは、子供たちと不遇な労働者、そして忘れられたコミュニティーの人達です。米国の若者が成長して偉大な業績を達成してほしいと願っていますし、貧しい若者に生活を向上させるチャンスを持ってほしいと願っています。

今夜、私はあらゆる背景、人種、宗教、そして信条の国民を守るために、民主・共和両党の議員に協力を呼びかけています。私の義務、議場に集まった議員の義務は米国民を守り、国民の安全、家族、地域社会、そしてアメリカンドリームを追い求める権利を守ることです。なぜなら、米国民もまた、夢を持つ人たちだからです。

この議場には米国を守る活動でリーダーの役割を果たした人がいます。国土安全保障省の特別捜査官、セレスティーノ・マルティネスさんです。マルティネスさんは、「DJ」とか「CJ」と呼ばれています。本人は、どちらで呼んでくれても構わないと言っていますのでここでは、CJと呼ぶことにします。

CJは、空軍で15年間働いたあと、国境警備当局の職員になりこれまで15年間、ギャングの暴力と戦い、危険な犯罪者を路上から排除してきました、難しい任務です。

ある時、MSー13のリーダーがCJの殺害を命じました。すぐに実行するようにとの指示でしたがCJは、その恐怖にも屈しませんでした。去年5月、CJはロングアイランドでギャングのメンバーを摘発する作戦で指揮を執りました。CJの部隊はメンバー400人近くを逮捕し、このうち220人以上がMSー13のメンバーでした。

国境警備当局は数千人のMSー13メンバーを国外送還にしたり、刑務所に収監したりしました。今、CJの業績を称えたいと思います。あなた方は勇敢な人です、ありがとうございます。

成功の秘訣を教えてくれないかと私がCJに聞いたところ、私たちがギャングよりタフなだけですと答えが返ってきました。その答えがとても気に入りました。議会がなすべきことは1つ、早急に人員の増加を認めること、すぐに人員を増加する予定です。

次の数週間で上,下院で移民改革法案が採決されるでしょう。数か月間、政権は移民改革に向けて超党派のアプローチを作るために民主・共和両党議員と協議を重ねてきました。協議を踏まえ、公正な妥協案として両党に支持される法案を議会に提出しましたが、どちら側も、希望するすべてを勝ち取ることはできないでしょうが、必要な改革をもたらす法案です。

その計画の4つの柱を説明します。

第1の柱は子どもの頃、親に連れられて米国に入国した180万人の不法移民に市民権取得への道筋を与えるという寛大な方針です。前の政権で対象となった人数のほぼ3倍にあたる人が対象です。計画では、教育と仕事の面で条件を満たし、人格に問題がなければ12年後には米国民になれます。

2つ目の柱は、国境警備強化です。具体的には、米国の南側国境に大きな壁を築くことです。コミュニティーの安全を維持するため、CJのような英雄を増員します。犯罪者、テロリストに悪用され米国への不法入国を許しているお粗末な抜け穴をふさぐことも私たちの計画の要点です。恐ろしく危険な慣行である不法入国者を捕まえたあとすぐに釈放する、キャッチ・アンド・リリースを廃止する予定です。

第3の柱は、くじでビザを与えるのをやめることです。このプログラムは技術、能力、国民の安全を考慮することなく無作為に永住権付与の仕組みです。能力に基づく移民制度に移行すべきです。技術を持つ人、働く意欲のある人、米国社会に貢献できる人、米国を愛し尊敬する人に永住権を与えるべきです。

第4の最後の柱は、連鎖的移民を食い止めることで核になる家族を守るということです。現在の破綻した制度では、1人の移民が事実上無制限に親戚を米国に入国させることができます。

私たちの計画のもとでは、呼び寄せることができるケースを本人の配偶者と未成年の子どもに限定します。この改革は、米国経済にとどまらず、私たちの安全、そして将来にとって必要不可欠です。

数週間前にニューヨークで起きたテロは、抽せんでビザを取得する制度と連鎖的な移民によって可能となってしまいました。テロの時代において、こうしたリスクを容認する余裕はありません。

こうした時代遅れの移民規則を改革して、21世紀にふさわしい移民制度を導入するべきです。

これら4つの柱は民主・共和両党が歩み寄った結果、達成した成果であり、この歩み寄りによって今後、安全近代的な合法的な移民制度を作ることが可能になると思います。

30年間、連邦政府は移民問題の解決を試みましたが失敗してきました。この議会によって、ようやく実現しようとしています。

重要なのは、これら4つの柱から法律が生まれることです。その時に米国第一主義を後押しする法案に署名するという私の譲れない約束を果たすことができます。

一致団結、政局をいったん端に置き、これらの仕事をやり遂げましょう。

 

一連の改革は、多くの薬物依存症危機へ対応することにもなります。薬物依存がこれほどにもひどかった時代は過去にもありません。ほんとうにひどいです。

この問題を何とかしなければなりません。

米国では2016年に6万4000人が薬物の過剰摂取で命を落としています。1日に174人、1時間7人です。薬物問題に防止するためには、密売組織、末端密売人に対し厳しい姿勢で臨まねばなりません。 

政権は断固とした姿勢で、薬物の蔓延に立ち向かい、要治療者や傷ついた人たちが治療を受けることが可能なように支援を行います。この戦いは困難を伴うでしょうが、最終的には成功し、勝利を得るでしょう。

私たちが見たように、最も困難な問題を国民から最良のものを引き出します。ニューメキシコ州在住のホレッツさん家族の出来事は、このことを良く体現しています。

ライアン・ホレッツさんは27歳、アルブカーク市警警官です。ライアンさんは妻のレベッカさんと共に今日、ここに来ていただいています。ライアンさん、ありがとうございます。

去年、ライアンさんは勤務中、ホームレスの妊婦がヘロインを注射しようとしているところを目撃、お腹の子供に害ですと注意すると、妊婦は泣き始めました。妊婦は行く当てもないが、生まれてくる赤ちゃんのために安全な住まいがほしいとライアンさんに言いました。

その時、ライアンさんは神の声を聞いたと言います。あなたはできる。だからやりなさいという声でした。

ライアンさんは、その声を聞いたのです。

ライアンさんは、妻と4人の子供の写真を取り出しました。それから自宅に戻り、妻のレベッカさんに事情を説明しました。レベッカさんは、その場で養子縁組に賛成、ホレッツさん夫妻は、この新しい娘をホープ・希望と名前を付けました。

ライアンさん、レベッカさん、2人は米国の良心を体現しています。ありがとう、ありがとう、ライアンさん、レベッカさん。

私たちが国内で強さ、自信を取り戻すときは国外でも強さと存在感を取り戻していくことになります。

 

私たちは世界で、ならず者国家、テロリスト集団、米国の国益や経済、価値観に挑む中国、ロシアといった競争相手と対じしています。

このような危機に立ち向かっていく中で、私たちは、弱さが間違いなく紛争へとつながります。より強い力こそが本当に優れた防衛の最も確実な手段となることを知っています。

私は危険な国防費削減をやめ、偉大な米軍に十分な予算をつけることを議会に求めます。

国防策の一つとして、私たちは核戦力の近代化、再建が必要です。核戦力は行使されないことを望みますが、大きく強力なものにすることにより、他国等々からの侵略行為を抑止できます。何時の日か、各国が核兵器を廃絶するために協力する、魔法のような瞬間が訪れるかもしれませんが、残念ながら今はそのような状況ではありません、残念なことですが。

去年、私は同盟国と過激派組織・IS(イスラミックステート)を地球上から根絶するとも誓いました。1年が経過し有志連合が、イラク、シリア、そのほかの地域でISの人殺したちに最近まで支配されていた地域の100%近くを解放したことを報告できることを誇りに思います。

この戦いにはまだ多くの課題が残っています。ISを根絶するまで戦います。

陸軍・2等軍曹、ジャスティン・ペックさんが今夜来ています。

去年11月、シリア北部のラッカ近くで、ジャスティンさんと戦友のケントン・ステイシー2等曹長は、市民が早期に安全に街に戻れるように、ISがセットした爆発物を建物から除去する任務についていました。

病院2階で爆発物を取り除く作業中、爆発してケントン・ステイシーさんが重傷を負いました。ジャスティンさんは、爆弾が仕掛けられたとても危険な建物に即座に突入、ひん死のケントンさんを発見、傷口を圧迫し、ふさがった気道を確保するため、チューブを挿入し、1階に運ぶまでの間、心肺蘇生術を20分間続行、緊急手術をする時間も含めて2時間半にわたり、人工呼吸を続けました。

ケントン・ステイシーさんは、ジャスティンさんの無私の愛がなければ死亡していたでしょう。

今、ケントンさんはテキサスで回復に向かっています。ラッカは解放されました、ジャスティンさんは勇気を意味するVの字が入った青銅星章を身につけています。ペック2等軍曹、すべての国民があなたに敬礼します。

民間病院に爆弾を仕掛けるテロリストは悪で、彼らを壊滅させる以外に選択の余地はありません。時には、彼らを拘束して尋問できなければいけません。明白にしておくことは、テロリストは単なる犯罪者ではないということで、不法な敵戦闘員です。海外で捕らえられた場合、テロリストはあくまでテロリストとして処理されるべきです。

過去、多くの危険なテロリストを愚かにも釈放、戦場で彼らと再び出くわしました。IS指導者のバグダディもその1人です。

今日、私はもう1つ約束を守ろうとしています。ここに来る前に、軍の勾留政策を見直し、グアンタナモ湾の収容施設を維持するようにマティス国防長官に指示する大統領令に署名したところです。

ISやアルカイダとの戦いにおいて、拘束した場所を問わず、テロリストを拘束するためのあらゆる権限を持ち続けられるよう議会に求めます。多くの場合、それはグアンタナモ湾になると思います。

数カ月前、アフガニスタンにいる兵士の交戦規定が一新されました。

勇敢なアフガニスタン軍兵士と連携し、戦うアメリカ軍は、人為的に設定された日程に縛られることはないし、計画を敵に知らせることもありません。

私は先月、数か月前、上院で全会一致で承認されたことを実行に移しました。エルサレムをイスラエルの首都と認めました。直後、多くの国が国連総会でアメリカが行った決定に反対しました。

 

2016年、アメリカの納税者は、多くの国々に200億ドル以上の援助を行っています。
今夜、私はアメリカの海外援助が常にアメリカの国益にかなうこと、そして援助がアメリカの敵ではなく、友人にだけ届くようにする法案を通過させるよう議会に求めます。

世界各国との友好関係を強化し、敵対国を明らかにします。

 

過去、イラン国民が腐敗した独裁政権の犯罪に対して立ち上がった時、私は黙っていませんでした。アメリカは自由を求めて勇敢に闘うイラン国民を支持します。

問題がある、イランとの核合意の根本的な欠陥に対処するよう議会に求めます。

現政権はキューバ、ベネズエラの共産主義・社会主義の独裁政権に対して、厳しい制裁を実施してきました。

 

北朝鮮の残虐な独裁政権ほど自国民を徹底的に容赦なく抑圧してきた体制はありません。

北朝鮮は核・ミサイルを無謀に開発しており、近いうちに米国本土に脅威を与える可能性があります。それを食い止めるために、最大限の圧力をかける取り組みを行っています。

私たちは過去の経験から、現状に自己満足し譲歩を重ねることは、攻撃と挑発を招くことを学びました。非常に危険な状況に置いてしまった過去の政権の過ちは2度と繰り返しません。

北朝鮮政権の邪悪な性質に目を向け、北朝鮮が米国の同盟国に突きつける核の脅威の本質を私たちは理解することができます。 

 

オットー・ワームビアさんは、バージニア大学で学ぶ勤勉ですばらしい学生でした。アジア留学の途中、オットーさんは北朝鮮ツアーに参加しました。その結果、このすばらしい若者は国家転覆を企てたとして拘束され、罪に問われました。恥ずべき裁判の結果、独裁政権はオットーさんに、15年の労働教化刑を言い渡しました。その後、去年6月に彼をアメリカに帰国させたときには、オットーさんは重体で、命が危険な状態でした。帰国してわずか数日後にオットーさんは亡くなりました。

オットーさんのすばらしい両親、フレッドさんとシンディー・ワームビアさんがここに来てくれています。

オットーさんの兄弟、オースティンさんとグレタさんも一緒です。

どうぞお立ちください、すばらしい人たちです。

あなた方は世界を脅かすものに対する強力な証言者です。ありがとうございます。

私たちは今夜、息子さんの記憶を米国全員の決意とともに刻むことを誓います、ありがとうございます。

最後に、北朝鮮体制の不穏な本質を目撃した人がもう1人、ここにいます。彼の名はチ・ソンホさんです。

ソンホさんは1996年、北朝鮮で飢えに苦しむ少年でした。ある日、彼はわずかな残飯と物々交換しようと、列車から石炭を盗もうとしました。それくらい食べ物の入手は大変だったのです。その最中、彼は飢えで消耗し、線路上で意識を失いました。列車が彼の足の上を通過したときに、目を覚ましました。その後、彼は苦痛を和らげることもせずに、複数回の切断手術に耐えました。兄弟たちが彼を回復させるために、持っていたわずかな食べ物を彼に与え、自分たちは土を食べました。その結果、兄弟の発育に影響が出ました。後に、ソンホさんは短期間訪問した中国から帰国したときに、北朝鮮当局から拷問を受けました。

彼を拷問した人物は、キリスト教徒と会ったかどうかを知りたがったのです。その後、彼は自由の身になろうと決意しました。

ソンホさんは、松葉づえをついて、自由を求めて中国と東南アジア中を数千マイル移動しました。彼の家族のほとんどが後を追いました。彼の父親は、脱北しようとして捕まり、拷問の末、亡くなりました。

現在、彼はソウルに住み、他の脱北者の支援にあたり、北朝鮮の体制が最も恐れること、つまり真実を北朝鮮に向けて放送しています。

彼には今、新しい足があります。

ソンホさん、古い松葉づえを今も持っていることを私は知っています。

あなたが払った大きな犠牲が、私たちすべてにとって励みとなっています。どうぞお立ちください、ありがとうございます。

ソンホさんの体験は、人の魂が自由の中で生きたいと切望していることです。

同じ自由へのあこがれが、250年位前、米国という名の場所を誕生させました。当時のアメリカは大洋と広大な荒野に挟まれた小さな入植地の集まりですが、革命的な考えを持つすばらしい人の集まりでした。

みずからを統治する、みずからの運命を切り拓くことが出来る、力を合わせれば世界全体を照らすことが出来るという考えを持った人たちです。

この考えは建国以来の米国の理念と思います。これは米国が一貫して支持してきました。米国は常に努力し、多くをやり遂げてきました。

この連邦議事堂屋根上には自由の像があります。自由を守るために戦い、亡くなった人たちの記念像です。堂々と立っています。ワシントン、ジェファーソン、リンカーン元大統領やキング牧師の記念像もあります。

ヨークタウン、サラトガの英雄、ノルマンディー海岸や遠方の戦地で、尊い血を流した若い米国人、太平洋の海やアジアの空で倒れた人たちの記念像もあります。

自由はさらにもう1つのモニュメントの上に立っています。それはこの連邦議事堂で、生きたモニュメントで米国民を称えるモニュメントです。

英雄は過去にだけ存在する国民ではありません。希望、誇り、米国の価値を守ろうとして生きている多くの人たちこそ英雄です。

英雄はあらゆる職場でも働いています。彼らは家族のためにみずからを犠牲に子どもたちを養い、海外では米国、国旗を守っています。

強い母親、勇敢な子どももいます。消防士、警官、国境警備隊、救急隊員、海兵隊員もいます。

彼らは何よりもまず米国民です。この連邦議事堂、ワシントンDC、この国は紛れもなく全ての国民のものです。

私たちの責務は国民を尊重、国民の声に耳を傾け、国民を守り、常に国民に奉仕することです。

米国人は芸術と音楽で世界を満たしています。科学の対象領域を広げ、新発見に導いています。決して忘れてはならないことを永遠に思い起こさせています。

多くの人達はこの国を夢みていましたし、その人たちがこの国を作ったこと、米国を再度偉大な国にするのは国民です。

米国人としての誇り、戦いの大義を持っているかぎり、不可能はありません。価値観に自信を持ち、国民を信頼、神を信じているかぎり決して失敗はないでしょう。

家族は繁栄し、米国民は栄光を得るでしょう。

私たちの国は永遠に安全で強く、誇り高く、強力で自由であり続けるでしょう。

ありがとうございました。米国に神の祝福を、皆さんおやすみなさい。

 

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