極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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今も搾取され続くアフリカの資源

2016-09-11 09:43:39 | アフリカ

アフリカ・南スーダン・・・アフリカ大陸の何処にあるかも分らないと言う方が多いと思います。極、一部の方は自衛隊のPKO活動を思い出すと思います。

2011年7月に南スーダン独立、平和と安全の定着、南スーダンの発展のための環境構築支援等を目的として、国際連合南スーダン共和国ミッション(UNMISS)設立、国連事務総長からの協力要請に基づき、自衛隊は2012年1月から施設部隊等が派遣されています。自衛隊の得意分野のインフラ整備等、国連施設整備、道路補修、国際機関の敷地整備等の施設活動を実施し、国連、南スーダンばかりでなく隣国等々からも自衛隊の献身的な活動に大変感謝されていると言いわれています。自衛隊は憲法の厳しい制約下で頑張っていますが、これらの報道は極めて少なく、TVは娯楽番組のオンパレード、少しでもこの自衛隊PKOがTV等で報道されたら、私達は普段気に止めないアフリカ等に対する見方も大きく変ると思います。

 

南スーダンは、過去内戦で自治権を獲得、2011年にスーダンから独立しています。

スーダンの内戦は石油がらみであることは間違いなさそうです。1970年代、アメリカの巨大石油会社シェブロンが油田を発見、公開情報等で全ての戦闘もバックで支援された武装勢力による代理石油資源争いと言えそうです。

 武装勢力、SPLM(スーダン人民解放軍)主要幹部はアメリカジョージア州のフォート・ベニング基地で訓練を受けていたと言われてます。(米のプログ等参考)
 
911以後、スーダンの欧米石油利権等を守るため、スーダン等攻撃計画が作成されてるのは真実味を帯びてきます、そのリストには「スーダン」がちゃんと入っています。元クラーク欧州最高司令官が明確に述べてる通り計画的です。

 スーダン国民は自国に膨大な石油が眠ってるにも関わらず、殆どの国民は最貧国民です。紛争での犠牲、最貧困の生活をする現実、我々から見ても本当に理不尽なことです。

 スーダン西部のダルフールの地下には膨大な石油が眠っていると見られていますが、隣国のチャド政府も反スーダン軍へ武器を供給していますが、バックで支援してる国があるようですね。これも石油利権絡みでしょう。チャド政府支援を受けているのは、JEM(正義と平等運動)、チャドの背後はイスラエルがいたことは間違いなさそうです。過去、リビアのカダフィ氏もイスラエルがいるのを確認していたと言われています。(ロイターの2009年2月24日のニュース)
 
 アフリカ、中東等に対する欧米の資源争い、搾取、現地の一般国民が豊かにならない理不尽さ、殺害されたカダフィ氏は核心を掴んでおりアフリカ自立の道を目指してましたが結果は知っての通りで殺害、リビア、カダフィ氏等殺害には、2011年にNATOとペルシャ湾岸産油国がイスラム武装勢力を使い殺害されましたが側近の多くの優秀な人物も、同時にアフリカの夢を実現することなく殺害されました。

カダフィ氏は悪人と言うレッテルをマスコミを使って徹底的に広げ、悲しいかな日本人も悪人、テロリストと思ってる人が多いと思います。アフリカはリビアのカダフィ氏を中心にして、欧米からの自立を心から目指していたようです。欧米諸国(ドイツ等)の一部には応援国家があったと言われています。
 
 米国が2002年に作成された攻撃予定国リスト(元クラーク元欧州最高司令官暴露)には、エネルギー資源国ばかりです。勿論スーダン、リビアも!特にリビアは世界最高の良質原油!数兆トン以上の最高良質の砂漠の地下水!欧米はこれらの資源を絶対に手に入れたいでしょう。

 アフリカ、中東諸国は、日本が有色人種の中で世界で有一白人国に対し理不尽さを取り除くため、先の大戦を戦ったことを知っています!日本は敗戦しましたが、戦後の幾多の困難から立ち上がり、多くの有色人種国を支援してきました。今でも日本を大人から子供まで尊敬、憧れており、日々日本の一挙動まで関心があると言われています。エジプトを独立させた元ナセル大統領等々もその一人です。

これらの事実はイラクの故フセイン大統領、故カダフィ氏等々の多くの文献でも知ることが出来ます。両氏は日本への思いは極めて大きかったと言われていますが、何故か日本で報道されることは殆どありません。
 
両氏とも生い立ちは貧しい家の出で、フセイン氏は生まれた時には父親は他界、小学校も十分通える状況ではありませんでした。チャンスを掴みフランスのソルボンヌ大学を卒業後、子供達の未来を夢見、一時自国で教鞭をとっていました。

カダフィ氏は貧しい借家住まい・・・子供たちに対する思いやりは並大抵ではなく、複雑な国内の宗派、民族の相違を克服して、幼稚園から大学まで無料、医療費もほとんど国庫負担、住居その他民生の向上に力をそそぎ、大国に屈しない国にまで育て上げました。

イラクは発展途上国では類のない児童文化の育成に力を尽したり、国内低識字率の改善のため、1977年から大規模なキャンペーンを展開、全国規模で読み書き教室を開講した結果、イラクの識字率は向上し、ユネスコはフセインにクロペスカ賞を2回も授与しています。

日本とアフリカは距離は相当離れていますが、自衛隊PKOのお陰で日本との心の距離が近くなったように思います。

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