極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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神への挑戦

2019-07-27 15:54:55 | 日記

以下文は主に、合成生物学の衝撃・文芸春秋社 須田 桃子、ウィキペディア等々を参考に記していますが素人の内容です。細部は上記の著書を一読して下さい、分かり易い内容です。

 

新しい生命をコンピューターにより誕生させる、種を故意に絶滅させる・・・神をも冒涜するような話が実現、応用されようとしています。特に軍事用とも称される非公開の研究・実験等が人類にとって取り返しのつかない結果をもたらすかも知れません。

世界のゲノム(遺伝子・geneと染色体・chromosomeから合成された言葉で、DNAのすべての遺伝情報)研究等は目覚しいものがありますが米国、ロシア、中国等、非公開が多くが軍事用が多いとも言われています。

ゲノム研究で世界的に有名なジョン・クレイグ・ヴェンター(John Craig Venter、1946年10月14日~)は米国の分子生物学者、実業家で産業利用において精力的に活動していますが、現在は主に米国国防総省・DERPAで非公開の軍事応用等々研究を行っているとも言われ、人類の未来を大きく変える可能性さえあると見られています。 

ヒトゲノム(遺伝子情報の1セット)解読は2003年に完了し、現在は完全にゼロから生命のゲノムを作り出すという研究が行われ、既に人工ゲノムのみを持つミニマルセル(自然界に無い細胞・人工生命体)が2016年コンピューターで設計、作成されています。これらは遺伝子を操作すると言うより遺伝子自体を作成、新たな人工生命を作ることを意味するようです。

ゲノムを作り出すと言うアイデア実現にはCRISPA(カラタチバナ)の遺伝子編集と遺伝子ドライブ(特定の遺伝子が偏って遺伝する現象、特にDARPA・アメリカ国防高等研究計画局が強い関心を持っているようです。)が強力な力となったとも言われています。遺伝子ドライブはある配列を遺伝子に広めていく機構を特定配列に持たせるもので、一例として、これを使うと特定の病原菌に強くなる遺伝子を埋め込むどころかオスばかり生まれるようにする、その集団を絶滅に導くような遺伝子を広めさせることが可能になります。この技術は悪用された場合極めて危険だと言われています。

アメリカでは国防総省がDARPA(アメリカ国防高等研究計画局・Defense Advanced Research Projects Agencyは軍隊使用のための新技術開発および研究を行うアメリカ国防総省の機関・・・GPS、インターネット、ステルス等の研究開発で有名)によって軍事用等々合成生物学にかなり投資がされているようです。

クレイグ・ベンターは20年前に、生命体の構成成分を最小限の必須成分だけになるまで削ぎ落とすという試みに着手し、あらゆる既知の独立した生物の中で最小のゲノムを持つ人工細胞を2016年に作り出しています。その遺伝子数はわずか473個・・・ゼロから生命体を設計することを目指してきましたが、これらの成果は人類に大きな問題を投げかけているかも知れません。

ゲノム編集で生命の構成要素が操作可能になった中、ゲノム設計という手法で遺伝子わずか473個の人工細胞を作製、不思議にも必須遺伝子の3分の1は機能不明だそうですが、これがないとうまく機能しないとも言われています。機能の分からないゲノムがそこそこな割合で必須ゲノムとして含まれているという事実は、生命を作ってみて初めて分かったそうです。

幸か不幸か人類は、ゲノム作成することによってまったく新しい生物を作り出す技術を手に入れました。2003年以降、ヒトゲノムの解読、DNAの塩基配列は明らかになっても、それらが作り出すタンパク質とその働き、それらの相互作用や抑制、促進の関係性などがすべて明らかになったわけではないそうです。

新しい生物としてミニマルセルは既存の細菌のDNAを断片化、細胞分裂に必要と思われる断片を再結合させてまとめたに過ぎないようですが・・・問題なのは遺伝子ドライブ(特定の遺伝子が偏って遺伝する現象)で、必ず遺伝、発言する遺伝子改変です。

必ずオスになる遺伝子蚊に加えると、生まれてくる蚊は全てオス、そのオスが交尾するメスがタマゴを産むと全部オス、やがて全部がオスとなりその蚊は絶滅・・・黄色人種を絶やす、オリンピック選手を作る、芸術才能豊かな人間、青い目・金髪の日本人を作ることも可能となるようです。日本で生まれてくる全ての新生児が男の子、国際結婚をしない限りは女の子は生まれない、その女の子も子供を産めば全て男の子、確実に人口を減らせる、国、人間そのものが危険です。

非公開の軍事用等々のゲノム編集等々と違い、日本ではゲノム編集技術が私達に身近な魚に応用されようとしています。限られた資源等・・・未来の養殖産業の発展には不可欠と思います。成長の早いサバ、おとなしいマグロ、身が多く筋肉質なタイ等々、日本人の食文化を守るために是非応用してほしいものです。

近未来の民生用はコストのかかる人間は使わず、安くて倫理的に問題にならないAI付きロボットが主流になるとも言われ、まるごと一人の人間を作ることはないと言われていますが・・・想像よりも先に向かって現実は動いています。人類の近未来はゲノム編集、AI等々により激変すると思いますが、未来が軍事用のみの歪められない未来を望みたいものです。

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