想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

残念な錦織の途中棄権

2014-05-13 13:16:54 | スポーツ

 

 

 

テニスのマドリード・オープンで錦織が決勝に進出したが、途中棄権で敗れた。

 

第1セットを、6-2で取り、内容的にも、これほど悪いナダルを見たことがないというほど良い内容だった。

 

充分勝てるチャンスがあっただけに残念だろう。

 

これで、世界のトップ10入りが確実となり、いよいよ、世界一流の仲間入りである。

 

今年の錦織は、全豪オープンでナダルと善戦し、1月のブログで今シーズンの活躍を予言したところである。

 

スポーツ選手にとってケガはつきもので、野球でもサッカーでも珍しくない。

 

しかし、これらの試合では、一人欠けても、試合は成り立つが、テニスの場合は異なる。

 

準決勝のフェレール戦で、10度のジュースを粘り勝つなど、確実に力をつけている。

 

ただ、以前から心配されていたケガが、最も大事な決勝で出てしまったのは残念である。

 

この試合でも、ナダル・ファンが多いものの、熱戦を期待していたファンは不満であろう。

 

これまで夢と思われていた4大大会での優勝も夢でなく手の届くところに来ている。

 

ケガを減らすためのフォーム改造は、長所をなくすことにもなりかねないので、出場試合数を調整するなどして、少なくとも、試合途中の棄権はなくすようにすることは、トップ選手の責務であろう。

 

間もなく、アンツーカーの全仏オープンが始まるが、万全な体調で挑戦して欲しい。

 


プロ野球雑感

2014-05-12 14:43:52 | スポーツ

 

 

 

開幕1か月以上がたち、今シーズンの様相が見えてきた。

 

新たな補強選手と外人選手の活躍の動向が成績に大きく影響する。

 

昨シーズン優勝の巨人は、弱点のセカンドに片岡と井端を補強し、外人のアンダーソンが予想以上に良く、戦力的には層が厚いので、先ず優勝は間違いないだろう。

 

阪神は、4番の新戦力ゴメスが期待した活躍をし、弱点だったクローザーに呉の加入で形はできたが、スタンリッジと久保の流出で、先発投手に課題がある。

 

また、10日の巨人戦のように、柔軟性のない采配にも問題がある。3連敗しており、8回の1点差では休養十分の呉を投入するところであろう。

 

広島は、投手力は良いが打撃に問題があると思われていたが、エルドリッジが4番に定着し、2位を狙えそうだ。

 

中日は、吉見と浅尾の復活がないと上位は難しいだろう。

 

DNAは昨年に比べると、戦力はアップしているが、巨人から幾つ勝てるだろうか。

 

順位予想をすると、昨年同様、巨人、(広島、阪神)、中日、(DNA、ヤクルト)といったところか。

 

さて、パ・リーグだが、セ・リーグに比べると、戦力は拮抗している。

 

昨年優勝した楽天は、エースの田中が抜け、マギーの代わりに獲得したユーキリスが期待外れで、3位に入れば上々だろう。

 

ソフトバンクは、これだけの補強をすれば、優勝候補の1番手だろう。

 

オリックスが健闘しているが、ペーニャの好調が続けば、面白い存在だ。

 

日本ハム、ロッテ、西武と楽天は、団子レースになるだろう。

 

間もなく交流戦が始まるが、ここで流れが変わることもあるし、打力よりも投手力の良いチームが残るだろう。

 

7月末までの補強可能期間に各チームともどのような補強をするかで後半戦の状況は変わる可能性がある。

 

飛ぶボールの問題もあるが、球場によるホームラン数の差がもう少し何とかならないものかと思う。

 


理研の記者会見

2014-05-11 11:05:13 | 社会・経済

 

 

 

理研が記者会見を開き、再調査不要と懲戒委員会の設置を発表した。

 

内容は報道からしかわからないが、何故、再調査を嫌い、そんなに急いで結論を出したのかはすっきりしない。

 

米国の「サイエンス誌」から、指摘を受けていたとのことだが、そのまま、「ネイチャー誌」に出すなど、一人だけの責任だろうか。

 

辞任した調査委員会の前委員長の論文にも、同じようなデータの切り貼りがあったそうだが、それとどう異なるのだろう。

 

いずれにせよ、いろいろと波及することを恐れて、トカゲのしっぽ切りを急いだとの感が強い。

 

懲戒委員会が共同研究者や上司にどのような処置をとるのか興味深い。

 

検察が再審を嫌う姿をいろいろ見てきているが、理研の調査委のメンバーの記者会見を見ていると、研究者というより官僚といった印象を受ける。

 

私の会社時代にも、優秀な研究者が、研究所長には不適任であったり、工場長として優秀だった男が、事業部長になると全くだめだったケースを目のあたりにしているが、調査委員を務める理事たちの最近の研究成果はどうなのだろう。

 

優秀な研究者が優秀な研究管理者とは限らない。

 

いずれにせよ、今回の問題は、専門という名のもとに隠れている問題の一端を表面化したといえる。

 

彼女が立ち直るのは大変だろうと思うが、チャンスがあれば、米国へ渡り、研究成果を上げる道を選ぶのが良いだろう。

 

もし、STAP細胞が発見されたら、理研の面々はどんな顔をするのだろうか。

 


題名のない音楽会が50周年

2014-05-09 16:26:02 | 音楽

 

 

 

「題名のない音楽会」については、このブログでも何度か取り上げたことがあるが、先日、50周年の記念番組の公開録画があった。

 

第1回は、1964年で、私が社会人になった年である。

 

当時、クラシックの音楽番組は少なく、時々見ていたが、公開録画に足を運ぶようになったのは、東京本社に転勤になってからであるから、1970年代の後半であるが、それでも30年以上になる。

 

当初は、渋谷公会堂が主会場で、往復ハガキでの入場券を持って、仕事が終わると駆け付けるのだが、いつも開演ぎりぎりで、空席を見つけるのが大変だった。

 

しかし、荷物を置いて席取をする不届きな連中がいるので、TVで放送を見ると、前方に空席があることが多かった。

 

1枚で3人まで入場できるので、入場数が読みにくく、人気のあるゲストだと、遅れて行くと、定員オーバーで入場できないこともあった。

 

現在は、事前に指定席券と交換するので、前方の席が空くようなことはないようだ。

 

黛敏郎、羽田健太郎、佐渡裕とそれぞれ個性のある司会者のもとでユニークな番組が企画されているが、異分野のコラボレーションは特徴の一つであり、思いがけない発見をすることがある。

 

ハネケンの独特のキャラクターとこの番組は切り離せない。本当に惜しい人を失ったと思う。

 

この番組を見て、音楽が好きになった者も多数いるようで、少なくとも、私の生存中は、続いてほしいものだ。

 


国立公文書図書館特別展

2014-05-08 13:17:54 | 社会・経済

 

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ゴールデン・ウイークも終わり、人混みも一段落しただろうと、少し時期遅れかもしれないが、藤とつつじを見に出かけた。

 

久しぶりに銀座へ出て、京都のおばんざいの店でランチを取り、日比谷公園から、東御苑へ向かった。

 

残念ながら、どちらも盛りを過ぎており、ホームページの花だよりの写真では満開であったが、東御苑のつつじは枯れていた。

 

それでも天気がよく、散策を楽しみ、北の丸公園へ足を伸ばした。

 

「犬も歩けば棒にあたる」ではないが、途中、国立公文書図書館で特別展が開催されており、「憲法」の原本展示のポスターが目に入った。

 

今回の特別展は、「高度成長の時代へ」と題して、1951~1972年の貴重な資料が展示されていた。

 

「平和条約」、「日米安保条約」から「所得倍増計画」と日本の高度成長期の貴重な資料で、私自身も、大学生、サラリーマンとして、いろいろな貴重な経験をした忘れられない時期であり、いろいろなことが蘇えってくる。

 

今回の展示の目玉は「日本国憲法」の原本の展示である。

 

紙は質素なものであるが、中身は素晴らしい憲法である。

 

憲法改正議論が高まり、平和憲法を骨抜きにしようとの動きがあるが、皆で、戦後の歴史を勉強しなおす必要があるだろう。

 

アベノミクスでは、所得を2%上げることを掲げているが、本当に所得が上がった当時が懐かしい。