2年前の野田首相(当時)と安倍の党首討論が放映されていた。
昨年の通常国会までに議員定数の削減をすること、それが実現するまでは、議員歳費のカットをすることを「やりますよ」と、珍しく堂々と安倍首相が約束していた。
ところがどうだろう。
議員定数の削減は遅々として進まず、議員歳費の20%カットも5月1日から戻している。
この連休には、約150人の議員が外遊に出かけるという。
外遊も大部分の経費は税金で賄われるのだから、歳費のカットがなくなったせいではあるまいが、一般国民が消費税の増税で悩まされていることを考えればそぐわない。
そもそも、議員が国民の為に働いていると評価されていれば、議員数が多すぎるという声も出ないだろうし、議員報酬が多すぎるとも云われないはずだ。
自分の選挙と利益にばかり目が向いていることの裏返しと言えるのだろう。
例えば、安倍首相の靖国参拝もそうだ。
自分の気持ちの問題であれば、個人で人に判らないようにすればよいことだ。
「内閣総理大臣 安倍晋三」と書くことは、一種の宣伝であり、国民に損害を与えることより、自分個人のことを優先させているからに他ならない。
本当に国のことを考える政治家が輩出して欲しいものだ。