想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

ギリシャ再選挙と欧州経済危機

2012-06-18 13:39:54 | 社会・経済

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 ギリシャ再選挙で緊縮財政派が、かろうじて過半数を確保し、とりあえず、ギリシャのEU離脱が先送りされる見通しとなり、株価が反騰している。 

株価が上昇することは良いが、一安心と考えない方がよさそうだ。 

ギリシャの選挙結果は、EUの支援なしに国の再建は難しく、自分たちの生活も成り立たないと国民が冷静になった結果だと思うが、EUに残留したからといって、経済がすぐに回復する見通しなどなく、再び、期待外れと国民の不満が爆発することは先ず間違いないだろう。 

又、スペインの経済危機も表面化しており、当面の連鎖反応は避けられたとはいえ、当分の間、EUから目が離せない状況が続きそうだ。 

経済のグローバル化によって、日本も他人事とは言えないが、消費税の増税に反対が多く、原発の再稼働問題も絡み、政治情勢は混迷状況にある。 

どこの国でも共通であるが、民主主義では、賛成と反対に二分されるのは当然で、どちらかに決めねばならない場合、余程のことがない限り、常に40%程度の反対があると考えるべきなのだろう。 

現在の世界経済の状況を見ると、金融資本主義の欠陥が表面化し、富裕層と貧困層の二極化で、対立による社会不安の増大を如何に緩和するかが問われているようだ。

 

問題のギリシャでさえ、一部の富裕層は、悠々としており、これが資本主義なのだろう。

 

世界中で金融緩和が不況の解決策として求められているが、過剰流動性が経済の潤滑油として機能すると考えるのは、過剰期待ではないか。金利ゼロの状態が長期化すれば、果たして、資本主義と云えるのだろうか。

 

資本主義の良い面より悪い面ばかりが表面化し、修正資本主義の議論が浮上する様相を呈している。

 


原発再稼働と利根川水系汚染のリスク

2012-06-09 11:26:05 | 社会・経済

 

 

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去る5月18日、行田浄水場で水道水質基準の2倍以上のホルムアルデヒドが検出され、同浄水場で取水を停止し、千葉県を中心に35万世帯が一時断水した。

 

DOWAは、2003年にも、排出したHMTが浄水処理の過程でホルムアルデヒドに変化し、高濃度で検出されており、企業の体質が疑われる。

 

同社は、委託した処理業者の問題で、あたかも自分たちには責任がないような発言をしていたが、法的責任が問われないとはいえ、化学物質を取り扱う会社としては失格である。

 

福島原発事故による水道水の放射能汚染で、多くの国民を不安に陥れたのは、つい先日のような気がする。

 

空気と水の汚染は、日常生活に直接影響するので、将来起こるかもしれないリスクとは異なる。

 

原発のリスクばかりが議論に登っているが、足元のリスクを忘れていないだろうか。

 

昨日、野田首相が大飯原発の再稼働に関して記者会見をしていたが、納得している人は多くないだろう。

 

しかしながら、この夏の電力不足が現実のものとなり、もし停電が継続すれば、一般の社会生活だけでなく、企業の倒産、失業の連鎖等を考えれば、とりあえず、再稼働もやむ得ないが、事故のないようにと祈るしか手がないのだろう。

 

長年かけて築いてきた現在のエネルギー状況を短期間で転換するのは難しいが、いずれにせよ、原発に依存しないエネルギー体制に転換すべく、明確な方針を樹立して踏み出すことが必須である。

 


映画監督、新藤兼人氏が大往生。祈:冥福。

2012-06-07 13:10:23 | 映画

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新藤兼人監督が100歳で大往生したとのこと、ご冥福を祈りたい。

 

初めて、彼の監督作品を観たのは、中学生の時に見た「原爆の子」であるが、まだ、監督を意識して映画を見ていないが、大学生の時に見た「裸の島」は印象に残っている。

 

実は、これほどたくさんの脚本を書いていることは、最近まであまり意識していなかった。

 

アカデミー賞でも、作品賞を取った映画は、監督賞と脚本賞がセットになる場合が多い。

 

映画「一枚のハガキ」が話題になり、色々と特集が組まれ、過去の作品を見直す機会に恵まれたが、多分、見逃した作品をもう一度見るチャンスがあるだろう。

 

「一枚のはがき」に出て来るような話は、当時としては珍しい話ではない。同じような目に遭った人はたくさんいるはずだ。

 

私も、満州でソ連軍の戦車が進駐してきた時に死んでいても不思議ではない。

 

戦争の実体験をした人たちが、次々とこの世を去り、その記憶が忘れられないために映画は貴重な財産だ。

 

自伝的映画でもある「愛妻物語」、「落葉樹」は、彼の作品を理解する上では、観る必要がある作品だろう。

 

黒澤映画に志村喬がいつもいるように、新藤の映画には、音羽信子と殿山泰司が欠かせない。

 

良い作品は、俳優、脚本家、撮影技師他、多くの気心の知れた仲間によって成り立っているのだろう。

 


阪神の選手はファンに甘えるな。緊急補強せよ。

2012-06-03 10:38:33 | スポーツ

 

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交流戦が始まり、半分過ぎたが、阪神のていたらくさにはあきれるばかりだ。

 

これでは、8月には、優勝戦線から脱落し、ファンからは見離されるであろう。

 

補強期限考えると、すぐに手を打つべきである。今であれば、大リーグに、契約漏れになった有望な選手がいる。

 

阪神の年俸総額は、球界2位であるが、特に打者は年俸に見合った働きをしていない。

 

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やるべきことを指摘しておこう。

 

  外人枠は、投手1人、打者3人にする。本当は、先発1、クローザー1、内野1、外野1のバランスがベストだが、幸い、クローザーはいるので、勝率6割を目指すには、得点力を挙げるため、打者3人にした方が良いだろう。

 

具体的には、スタンリッジとブラゼルを外し、四,五番を打てる長打力のある内、外野手各1名を補強する。浜風を考慮すれば、右打者が良い。

 

  小林は阪神の水に合わないのであれば、トレード要員とする。

 

  城島、金本は、今シーズン限りと考える。

 

 金本は明らかに力が落ちており、速い球について行けないし、守備に不安もある。ベテランなのだから、流し打ちを覚えるべきであり、楽天なら、地元の東北で、DHとして活躍し恩返しするチャンスがあろう。

 

城島は、来シーズンも交流戦のDH要員しか期待できないだろう。

 

  マートンは、あれだけの実績を残しており、現在の不振は理解しがたく、多少上向いているので様子を見るより仕方ないだろう。

 

  新井は打点の数はあるが、打ってほしい時に打てない。6番が良い所で、どうせ打てないのだから、アウトコースは徹底して見送らせる。そうすれば、相手投手は球一つ内へ投げざるを得なくなる。

 

  打撃コーチは何を指導しているのか疑問。来シーズンは、更迭すべきである。

 

  レギュラーは、三拍子揃った選手が求められるが、控えは、足が速い、肩が強い、バントが上手い、左投手に強い等、特徴のある選手をメンバー登録すべきである。

 

  3連戦の一つは、捨てるくらいの気持ちで、若い先発投手にチャンスを与える。

 

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こんなことで、シーズン最後まで、楽しませて欲しいものだ。