<o:p>
福島原発事故直後、米国から提供された汚染地図を原子力安全・保安院と文部科学省が放置していたことが判明した。
汚染予測は、避難に際して、最も重要な情報であり、官僚の無責任な仕事ぶりにはあきれるばかりだ。
全員がそうだとは思いたくないが、特に、自分が当事者になる職務以外には無関心で、気配りらしきものは全然ないということのようだ。
民主党が政権交代の際に、「政治主導」の名で、官僚たたきをやったが、政治家の能力に疑問を持っている私は、必ずしも賛同しなかったが、やはり、現在の官僚制度にはメスを入れる必要がありそうだ。
原発事故調査委員会の報告書を読んでも、責任逃ればかりで、責任感がないこと著しいと言わざるを得ない。
原発事故後、自分がどのように考え、行動していたかと、昨年の3月、4月に書いたブログを読み返してみると、以外に冷静、適切に見ているようである。
大飯原発の再稼働にゴーサインが出されるようであるが、現時点で重要な事は、今までは、原発は安全との前提で物事が進められてきたが、「リスクがある」ことを関係者がしっかりと再認識することである。
リスクのないものはないが、それを認識するとしないでは大きな差である。