想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

小沢は離党して反対票を投ぜよ

2012-06-23 17:40:48 | 社会・経済

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小沢が、「増税法案に反対し、離党、新党も考える」と表明した。

 

理由は「増税の前にやることがある」で、自分たちが「正義」であり、国民に理解されるとの見通しである。

 

多くの国民は増税に反対であり、「増税の前にやることがある」というのは全くその通りである。

 

しかしながら、小沢グループへの賛同はそれ程でないようだ。

 

一般国民が、「増税の前にやることがある」と云うのと、長年政治家をやり、自民党の幹事長、民主党の代表までやった人間の云う事が同じでは情けない。

 

国際的に見ても、日本の財政状況が危険水域にあることは共通認識である。

 

小沢は、先ず、消費税の増税なしに、どうやって、財政危機を抜け出す手立てがあるのかを具体的に示すべきである。

 

次に、増税の前にやるべきことは何か、それをどう実現するかについても具体的に説明する必要があろう。

 

やるべきことは多々あり、時間のかかること、やる気になれば、比較的早くやれることがある。

 

先ず、自分たちに係わること、例えば、政治資金規正法の改正、議員定数の削減、議員歳費の圧縮、議員年金他の特権の圧縮等は、やる気があればできることである。

 

しかし、これらを本気でやろうと云う姿勢は感じられない。

 

どうしても、次の選挙で、いかに有利に立ち回るかしか考えていないように見える。

 

たとえ、増税法案が通過しても、実施までに2年間ある。

 

重要なのは、この間に、何を、どうやって実施するかである。

 

小沢グループは、採決前に離党して、反対票を投じるべきであろう。そして、やるべきことに本気で取り組めば、自ずから、理解、支持を得られるであろう。