エルネスト・アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団
高校1年の時に観た、2本立て映画の1本が「舞踏への招宴」というバレエ映画であった。後半はボリショイ・バレエ団の「ジゼル」で、プリマのウラノワにすっかり魅せられ、バレエが好きになった。
しかし、当時、「男がバレエなんて」という時代で、受験勉強もあり、封印した。
1963年、英国ロイヤル・バレエ団が来日し、マーゴ・フォンテーンがソ連から亡命した天才ダンサーのヌレエフと踊るということで話題になり、観に出かけた。前方の席で、映画で見た優雅さより、飛び跳ねる時の音の大きかったことが印象に残っている。
その後、レニングラード・バレエ団ほか、機会があれば時々楽しんでいる。マイヤ・プリセッカヤの「瀕死の白鳥」は、印象に残っているひとつである。
先日、オーストラリア・バレエ団の「白鳥の湖」を観る機会があったが、今までの古典バレエの振り付けと異なり、興味深かった。