スポーツの成績と用具の進歩

マラソンで厚底シューズによる記録更新が話題になっている。
最近、駅伝で新記録が続出しているが、厚底シューズの影響らしい。
シューズといえば、ローマ・オリンピックのマラソンで、アベベが裸足で石畳の上を走り優勝したのを思い出す。
少し前になるが、水泳で高速水着が話題になった。
スポーツと用具の関係は切り離せない。
私自身でも、ゴルフでは、よく飛ぶドライバーを買い求めたし、テニスでも、カーボン製のラケットを使えば、とても楽にプレーできた。
「弘法筆を選ぶ」というのが本当で、音楽でも良い楽器が良い演奏につながる。
パラ・スポーツの車いすを見ていると、道具の性能で差がつくのは明らかである。
成績が良ければ、そのスポーツ用品はよく売れる。
ロシアのドーピングが問題になっているが、勝つことの価値観が変わらない限り、この問題は続くのだろう。