20年代のハーレム・ジャズ : チャーリー・ジョンソンとミズーリアンズ
今回の東北大震災の日本人の行動に世界が驚き、賞讃の言葉を発している。昨夜、TVを見ていると、全国から集まったガス・メンが、仙台の約30万世帯のガスの復旧工事に携わり、約3週間で成し遂げ、帰省していったとのニュースが流れていた。電気、ガス、水道の復旧は、被災地にとって、待ち焦がれていたことであろう。原発、医療と各分野での活躍に比べ、役に立っていないのが国会議員だ。
参院の予算委員会の様子を少しだけ見たが、全くバカバカしい。自民党の連中は、揚げ足をとるのではなく、先ず、自分たちが進めてきた原子力の安全対策に対し、懺悔すべきではないのか。
世界のあちこちで、宮沢賢治の、「雨にも負けず」の詩が朗読されているという。
私には、この賢冶の詩に想い出がある。
中学2年生の時、担任の先生から、校内の弁論会に出て欲しいとの要請があった。私は、以前のブログでもふれたが、討論会は好きであったが、弁論会は嫌いであった。というのは、当時、弁論会には一つのパターンが定着しており、それが好きになれなかった。
いやいや出場し、その時の弁論会で取り上げたのが、「宮沢賢冶の生涯」である。
冒頭で、彼の「雨にも負けず・・・」の詩を朗読し、絶叫するのではなく、静かに語りかけるという方式をとった。当時の弁論会ではあり得ないことで、私一人だけであった。
「アメニモマケズ カゼニモマケズ ・・・・ソウイウモノニ ワタシハナリタイ」
後で聞いたところによると、採点の際、評価が真二つに分かれたとのことであったが、私にとって、順位など、どうでも良いことであった。
いつの時代も、音楽の世界でも、新しいものが受け入れられるまでには、時間を要する。その時代には評価されず、後になって、見直されるのは良くあることだ。
ハーレムの黒人バンドによるジャズは、「スイング・ミュージック」の基礎をなすもので、このアルバムには、1920年代のハーレムで活躍していた2つのバンドの演奏が収められている。
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