サイモン・ラトルが、ベルリン・フィルの主席指揮者を退任することになり、フェアーウエル・コンサートが開催された。
ラトルが、就任したのは、2002年であるから、そんなに長期間だったかなと思う。
ベルリン・フィルは、主席指揮者を団員の投票で選ぶという方式を取っている。
フルトベングラーやカラヤンといった大物指揮者が就任するベルリン・フィルの主席指揮者は、結構大変だっただろう。
2019年、キリル・ペトレンコが就任する予定になっているが、イタリア出身のアバト、イギリス出身のラトル、ロシア出身のペトレンコと結構毛色の違う指揮者が就任することになる。
団員たちも、変化を求めているのだろうか。
恒例のヴァルトビューネ野外コンサートも併せて放送された。
今年は、雨の中のコンサートであったが、2万人の観客は、いつものことながら、実に楽しそうであった。
日本のコンサートでは、中々味わえない雰囲気である。