100mと200mの2連覇という快挙である。勝つべくして勝ったという走りで、手がつけられない。
一方、イシンバエワは、4m70cmという低調な記録で、3連覇を逸した。
2007年の大阪の世界陸上で彼女を見た時は、優勝は当然で、世界記録への挑戦が関心の対象であったが・・・
2008年の北京オリンピックで優勝の後、世界陸上で、記録なしで敗れるなど、このところ精彩を欠いていたので、ある程度予想はされたが、こんな記録で敗れるとは、やはり残念な結果であった。
年齢的にも30歳で、10年間、世界のトップを維持することは、イシンバエワといえども大変であったのだろう。
ボルトは「伝説を創りたい」と云ったそうだが、果たして、4年後のオリンピックではどうであろう。年齢的にも30歳で、最後のチャンスになるだろう。
ボルトばかりが注目されたが、100m決勝のメンバーは、9秒台の選手が揃い、女子の200m決勝のメンバーも、素晴らしかった。
アリソン・フェリックスが優勝したが、世界陸上であれだけ圧勝した彼女がオリンピックでは金メダルがないのは意外であった。
オリンピックの金メダルは、巡り合わせもあり、それだけ難しいのであろう。
陸上競技も終りに近くなったが、国の威信をかけた400mと1600mのリレーが楽しみである。