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政治家という輩は、よほど暇なようだ。
およそ、日本が今どのような状況下にあり、何をすべきであるかということが判っていないばかりか、考えもしない連中のようだ。
以前に、県会議員はいなくても何も困らないと書いたことがあるが、現状は、議会制民主主義が制度疲労に陥っているといえそうだ。
民主主義は、多数決が原則であるが、現在のような複雑な社会では、何事でも4割の反対があるのが普通と考えるべきだろう。
たとえ多数決で決めたとしても、少数意見を無視しては成り立たない。
「あ・うん」の呼吸というのがあるが、「解散を約束しなければ・・・」など、駄々っ子と同じだ。約束しても破ればよいと思っているのかもしれないが、政治家のレベルも地に落ちたものだ。
彼らが考えているのは、給料をもらいながら、お盆休みを地元で過ごしたい位のことだろう。
今やらねばならないことは、財政再建への方向性を明示して国際的な信頼を確保し、一方、雇用の安定と年金問題の不安解消であり、同時に不公正の是正に精力を投入することである。
見過ごされている不公正は山ほどある。
一票の格差、特定の利権集団、脱税、時代に合わない既得権他、もっと真剣に取り組むべき課題である。
解散総選挙をするにしても、このままでは、国民も選択に困るであろう。