折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

ハゴロモ・ジャスミン ~ 庭のはごろも、天の羽衣 ~

2009年04月21日 21時59分06秒 | 穀雨
           □ ハゴロモ・ジャスミン(Jasminum officinale)
             モクセイ科ソケイ属の常緑つる性低木(非耐寒性)

◇ 今日は夏日(25.9度)になって、やや蒸し暑い一日でした。
  出勤時は細かい雨が降ってましたが、それが止むと強い日差しが…。
  五月の連休明けのような日和で、季節は確実に半月は先を行ってます。
  職場ではパソコンの温もりも増幅されて、「暑い」と何度も呟きました。

             
           □ タイトル画像の開花部分が見えます。

◇ 朝、道路に出て北側のジャスミンを見上げたら、数輪開花していました。
  雨が上がり、この日照、暑さですからきっと…そう信じながら、帰宅。
  さて、私が小学校に入学したのは、両陛下の御成婚の頃。
  音楽の教科書には、文部省唱歌なるものがいっぱいあったはずです。

     

 
 (una poesia di oggi)
                 羽衣

             白い浜辺の松原に
             波が寄せたりかえしたり

             あまの羽衣ひらひらと
             天女のまいの美しさ

             いつかかすみにつつまれて
             空にほんのり富士の山

     
            □ 道路側から見上げた一角。

◇ この歌は、小学校の高学年で習った(歌った)んでしょうか。
  子どもには難解な歌詞の多い唱歌にしては、やさしい歌です。
  「天女の舞」ぼんやりとした、憧れみたいなものを感じていたはずです。

    

     
      □ 庭の側から貝塚を這い上がる、ハゴロモ・ジャスミン。
        ほんの少しですが、開花が確認できました。

◇ 私はつい先日、牡丹の花の舞を見せてもらったような気がします。
  牡丹にしても、薔薇にしても、春風にそよぐ大輪の花。
  「天女の舞」の喩えに相応しい、手に届くところにある美しさです。

     
    □ 牡丹と薔薇の花期の間に、クレマチスが咲こうとしています。
      エグランタイン(ER)の隣、蕾がいっぱいの鉢植えです。
      大輪早咲き系「マリア・ルイーズ・イエンゼン」でしょう…。

     
     □ 桜の花の名残のような、つつじの花、この色が好きです。
 
コメント
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