折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

ひこうき雲

2007年05月17日 23時10分50秒 | 立夏
                □ 1973年11月発売でした…。

 
◇ 私は原則、会社へはバス通です。
  五月晴れの夕方、帰りのバス停に10分ほど待っていました。

     


◇ 大分は、ちょうど空の十字路、つまり航空路にあたっています。
  そのバス待ちの間、まず西から東へ頭上高く、
  真っ白な細い飛行機雲を従えて、飛んで行きました。
  あれは、伊丹か羽田か…。
  東京なら、まだ1時間余りの空の旅。
  そう、勝手に思いました。
  ポカーンとして、見えなくなるまで飛行機を見送るのが、
  好きです。

           


◇ そのすぐあと、もっと南の空の方を、
  今度は東から夕陽の眩しい西へ向かって、
  もっともっと細い2本の白い筋を残して、
  また一機、飛び去って行きました。
  強い南東の風に流されそうになりながら、
  あれは高度・方角から見て、きっと上海行きかなあ…。
  少なくとも中国路線と、勝手に決め込ました。

     


◇ 気がついたら、この歌を口ずさんでいて、
  ちょうどいいサビのところで、バスが来ました。

     



(una poesia di oggi)

         ひこうき雲         荒井由実

     白い坂道が 空まで続いていた
     ゆらゆらかげろうが あの子を包む
     誰も気づかず ただひとり
     あの子は 昇っていく
     何もおそれない そして舞い上がる

     空に 憧れて 空を かけてゆく
     あの子の命は ひこうき雲   


                     

             ※ 以前、もしかしたら、この詩はアップしたことが
               あったかもしれません。
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雨の日のジュビリー・セレブレーションもまた麗し。

2007年05月16日 22時08分51秒 | 立夏
 
◇ 雨の日の夕方のジュビリー・セレブレーション(ER)。
  帰宅した頃は雨も激しくなって、少しもやがかかっていたような感じでした。

     

◇ 私のお気に入り中のお気に入りでもあるだけに、重みで枝が折れてないかと
  ちょっとだけ心配もしていました。
  でも滴の重みにようやく耐えて、晴れた朝とは、また違った趣がありました。

   

◇ アブラハム・ダービー(ER)も朝より大きく咲き開いて、それだけにだらりと
  花首を垂れていましたので、支柱を添えました。

     

◇ いくつかの薔薇が、こうして雨に降られて弓なりになっていましたので、傘を
  さしては、支柱でささえて行きました。
  おかげで背中がぐっしょりとなってしまいました。

     

◇ こんな雨降りでも、虫が入ったりしています。
  あまりに無礼千万ではないかい?

     

◇ 朝の光を浴びたジュビリー・セレブレーションは、こんな様子でした。

     

◇ 花びらの外側には、黄色がかった部分があります。

     
       
◇ 雨の日は晴れた夕暮れと打って変わって、7時過ぎても写真が撮れるほど明る
  いのに、今日はすぐに暗くなってしまいました。


(una poesia di oggi)

     薔薇きよら美しき神こゝに棲めり     中尾白雨 

◇ 雰囲気の良く出た句だなあと思っていました。
  朝の薔薇の情景を思い浮かべたら、アフロディーテでも住みたもうのかと…。

     

◇ 薔薇の華やかさと正反対に、私の手にしている「草木花歳時記 夏上」の薔薇
  の句を見てみますと、なぜか儚さ、切なさを詠まれた句が結構あります。
  まるで花の咲くことが、寂しさそのものであるかのように…。

           



     薔薇よりも濡れつつ薔薇を剪りにけり   原田青児

     行き交いの人影淡き薔薇の園       北 光星

     

◇ 玄関の隅にあるかないかの目立たない蘭の鉢。
  花が咲いていました。
  いつものことで、いつの頃から私の家にあるのか、ゆうに10年は超えている
  はずですが、その名前も未だ知りません。

     

◇ 先程、本棚の横のHCの買い物袋を見て、ギョッとしました。
  何ともう植えてなくてはならない球根と種がいっぱい。

      □ アシダンセラ
      □ リアトリス
      □ ハブランサス
      □ ゼフィランサス
      □ 朝顔 などなど…もう思い出せません。

◇ 大安売り(球根は3球入り50円)で買ったことなど、すっかり忘れていました。
  今度の土日は、ホンマにミニ花壇№2の完成を目指さなくては…。

     
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わが愛しの…。

2007年05月15日 23時08分37秒 | 立夏
 
◇ ジュビリー・セレブレーション(ER)が、咲き始めました。

     

  先日から、桃を小さくしたような蕾がたくさん出てましたので時間の問題と
  思ってましたが、けさの開花でした。

     

◇ これまでのイングリッシュローズにはない、サーモンピンクが外に向かって
  花びらの中心辺りは、やや濃いクリームイエローなんです。
  冒頭の画像でなんとなくわかるような…もう少し咲き進むと…。

     

  それに、エリザベス女王即位50周年を記念した栄誉ある薔薇ということに
  惹かれて、通販で真っ先に求めました。

◇ 花びらが薄っぺらではなく、ピンクなのに重厚な感じの大輪の薔薇です。

     

     

  こんな薔薇に出会えるとは、幸いなるかな心…しき人ですね。

     

◇ もう一つ、ゆっくりと一枚ずつ花びらが開いて行く感じの、ややもどかしい
  薔薇、アブラハム・ダービー(ER)がもう開花と言っていいでしょう。

     

◇ 何とも複雑そうな花びらの色ですが、それもそのはず、淡桃色をベースに
  オレンジ色とアプリコット色が混じって、全体としてはサーモンピンクに
  見えるそうです。
 
     

◇ 本当ならもう少し早く一番花のはずだったのですが、私のふくよかなお尻に
  ちょっとさわっただけで蕾がポキッと折れて、こりゃすんまへんなぁ…。

   

◇ 先日ご紹介しましたが、明るい日の光の中でこその薔薇が、スカボロフェア
  (ER)だと思います。

     

  画像が大きいですけど、中輪の薔薇だと思います。

◇ たくさん咲いていますので、開花の様子が一度に見ることができて楽しさも
  倍増します。

     

◇ これも2年目ですから、去年とは最初から蕾の数からして大違いです。

     

  スカボロフェアも待ちわびた薔薇でした。

     

◇ この冬に東側のリビングの外壁に地植えにした、レオナルド・ダ・ヴィンチ
  (AT/CL)が、けさ開花していました。

     

  夕方は完全に陰になりますが、朝から昼まで照られて、大丈夫でしょう。

     

◇ 誘引が初めてでしたし、何か格好悪いし、下手でしょう?
  でも、折れたら、はい!それまぁでぇよぉ~♪なので、これが精一杯でした。

     

  今では次は自分と言うように、濃い赤色の蕾がたくさんピョンピョンしています。

     

◇ この薔薇が一昨年の11月に、一晩悩んだ挙句に初めて買った大苗でした。
  花びらの数が多くて、去年数えてみたら80~100枚もありました。
  蕾が多いですから、白い壁面に映えるといいのですが…。

   

◇ 燃えるような情熱のオレンジ色の薔薇、健在です。

     

  蕾が愛らしい感じがします。

   

  何だか、高島屋の包装や紙バッグを思い起こさせる花びらのラインです。

◇ この頃、薔薇しか載せてませんが、他の花もいろいろ咲いてますよ。
  スィートピーもほらね。

     

     

     

◇ いつぞや好き放題に造ったミニ花壇に植えた花も、好き放題に咲いています。
  ミニ花壇№2は、やっと3分の1くらいかなあ、進捗度合いは…。
  もう、時間がなくて、土日に雨が降らないことを祈るだけです。

     

     

◇ すべて、私には愛しの花たちです。
  それにしても、名前を知らないとか、忘れてしまったとかの多いこと

    

  ぐちゃぐちゃで恥ずかしいです。。。 
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薔薇へのあこがれ、など。

2007年05月13日 22時25分48秒 | 立夏
 
◇ いつの頃からでしょう。
  薔薇へのあこがれは、この花から始まったと思います。
  光に満ちたルネサンス期のイタリア・フィレンツェの画家ボッチチェリの大作
  「ビーナスの誕生」に描かれたという、アルバ・セミプレナ(Alba Semiplena)。
  この清らかな白い花、気品あふれるアルバ系の薔薇にようやく出会いました。

     

◇ ボッチチェリが描くくらいの薔薇ですから、いろんな話が残っているらしくて、
  先ほど書きましたように、ローマ神話では、ビーナスが誕生するときにいっしょに
  海の泡がこの薔薇に変ったとか…。
  神の創りたもう薔薇ということです、あらま

     

◇ 15世紀のイングランド王エドワード4世が紋章に用いたのが、ヨーク家の白い薔薇…。
  だから、いつかはこの目で見てみたい薔薇だったんです。
  そんな高貴な薔薇が、HCでなんと580なわけですから…気分は複雑…でもうれしい

   

◇ この薔薇は半日陰でも育つとのことで、コーネリアなどと共にいずれ北側に移す
  つもりです。
  北側の貝塚を剪定して、間にそんあ薔薇を咲かせたいと思ってます。

     

◇ もう一つ、去年から家に来てくれた、スカボロフェア(ER)がきれいに咲きました。

           

◇ 何となく、アルバ・セミプレナをピンクにしたような、華やかな雰囲気があります。
  花びらが少なく素朴なんですが、しべの黄色がチャーミングです。

     

◇ 先日植えたばかりのペチュニア「ドレスアップ・ライム」が、ピンチもまだなのに、
  花がたくさん咲いてしまいました。
  そうしたら、その花がいつの間にか紅茶カップに浮かんでました。

     

◇ 今日は、母の日。
  兄ちゃんと彼女からの贈り物です。

     

◇ 夕方、娘を見送りに行く前に、薔薇の庭の南東側を眺めていました。
  娘にいろんな薔薇の名前を教えてあげたりして…「これは、アンジェラ」とか。
  さすがに、今はエグランタインが目立ちますね。     

     
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時間よ止まれ!でも、動いて…。

2007年05月12日 22時38分15秒 | 立夏
 
◇ 今日は午前中別府へドライブ、用事をすませて、帰りに会社にちょっとだけ、
  お昼寝?に立ち寄って、午後4時の帰宅。
  さっそく、薔薇を謁見に…
  そうしたらイングリッシュローズのエグランタイン(Eglantyne'Masako')が、
  こんなにも一斉に開花していました。

          

◇ 去年は、確か真っ先に咲いてくれたのですが、今年は新苗も買ったことだし、
  ゆかしくも「アイスバーグ」に譲って、去年より1週間遅れで一斉開花です。

     

◇ これだけの数咲いてしまいますと、私みたいな貧乏性は必ず思ってしまいます。
    時間よ止まれ

     


(una poesia di oggi)
    
       暦             立原道造
       
       貧乏な天使が 小鳥に変装する
       枝に来て それはうたふ
       わざとたのしい唄を
       すると庭がだまされて小さい薔薇の花をつける

       名前のかげで暦は時々ずるをする
       けれど 人はそれを信用する

                     未刊詩集<日曜日>より

◇ こういう咲き方をロゼット咲きというのでしょうか。

     

◇ このあくまでも淡いアプリコットピンクのような色に、ロゼット咲きの複雑さが
  よく似合います。

   

◇ かすかに甘さの広がる花の中心近く、やっぱり招かれざる訪問「虫」が…。
  すまんね、無法者の行く末は、裁判なしって言うてるやろ!

     

◇ 花は大きくて、重みがありますので、少し頭を垂れます。
  その清楚な姿が見たくて、ここまで待ちました。
  
   

◇ だから、時間に止まってほしい。
  もう一度、日曜日に同じ姿を見せてほしいな。

     

◇ でも夜のうちに雨が降りそうなんです。

     

◇ かく言う私を、まったく別の気持ちにさせてくれる花。
  オールドローズのアルバ系、アルバ・セミプレナ(Alba Semiplena)。

     

  絵の分らない私が憧れる、ボッチチェリの名画「ヴィーナスの誕生」に描かれて
  いるという薔薇。
  彼の絵は、どう見てもピンクなのに、実際に咲く花は真白の花。
  あれは彼の芸術…そんなことに疎い私は、だから芸術的センスに疎いんですね。

     


(una poesia di oggi)

       唄             立原道造

       裸の小鳥と月あかり
       郵便切手とうろこ雲
       引出しの中にかたつむり
       影の上にはふうりんさう

       太陽と彼の帆前船
       黒ん坊と彼の洋燈
       昔の絵の中に薔薇の花

        僕は ひとりで
        夜が ひろがる
                     未刊詩集<日曜日>より

◇ 真っ白な花に、しべの黄色を早く見たくて…もうすぐなのに「時間よ、動け!」

     

◇ もう一つの、「時間よ、動け!」
  イングリッシュローズのスカボロフェア(Scarborough Fair)
  花がピンクというだけで、なんとなくアルバ・セミプレナを思わせる薔薇です。
  そんな素朴な花が好きです。
  ギターの音にサイモン&ガーファンクルの歌声が聴こえてくるようです。

     
 
      Are you going to Scarborough Fair?
      Parsley, sage, rosemary and thyme … ♪
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朝な夕なに…。

2007年05月12日 01時28分43秒 | 立夏
 
◇ 日に日に陽の光がまぶしくなって、しょうか、初夏なんだ、薔薇の季節の到来
  なんだと、朝な夕なに咲き出した薔薇に、自分で言うのもなんですが、おそらく
  優しい眼差しにというか、目じりが垂れているのではないかと思います。
  冒頭の画像は、私がイングリッシュローズを育ててみようと決心?した思い出
  の薔薇です。
  帰宅たしら、まるでウィリアム・シェイクスピア2000(ER)そのものでした。
  瞬時心を奪われた、そして薔薇をやってみようと思ったきっかけの薔薇です。

◇ 次の2つの画像は11日の朝のウィリアム・シェイクスピア2000。
     
     

     

◇ それが夕方にはこのように、色も形も待ってましたの姿でした。
  こんなに艶やかなのに、静かな遠慮がちは紅色に見えるのはなぜでしょう。

     

◇ エグランタイン(ER)が開花宣言です。
  これも、朝はこのように咲いていました。
  
      

   朝日が花びらをすけて通ります。

        

◇ それが、夕方にはこのように、遠慮がちににがやかに、女性的なしとやかさ…。

     

◇ Haruさんのようにそれぞれをもっと近くで見てみましょうか♪

     

  蕾も多いでしょう?

     

  奥の下の方には、アンジェラのかわいいスプレー咲きが見えます。  
      
     

  最終的には、こんなロゼット咲きになります。
  ビユーティフル!エクセレント!マーヴェラス!きれかぁ!(佐世保弁)です。

     

◇ まだ、咲ききったのは一つもありませんが、期待のシャルロット(ER)。
  朝は、花びらを光の粒子が通ります。

     

  このシャルロットはすてきな花姿になるような予感がします。
  羊羹食べたい…。
     

     

◇ これは、夕方になってもあんまり変わりませんでした。

     

  でも、今年の2月まで咲き続けたのにはビックリしました。
  咲き終わって、剪定したのでした。

   

◇ それから、ウィンチェスター・キャシードラル(ER)。

     

  とても趣のある白い薔薇です。

     
 
  これは朝。

  夕方になると開花の様子が進んでいました。
  うっすらピンクがらったホワイトの薔薇です。

     

  下の写真で向かって一番左側の花に、なんと黄金虫が8匹も入っていました。

     

  当然無法虫ですから、裁判もなしに即処刑です。
  小金虫のくせに、イングリッシュローズに入り込むとは100年早いわ!

◇ さて、定点観察ではないですが、全体の写真はなかなかわかりにくいですね、
  まず、南東側だけは、ほぼ全体はこんな感じです。

           

◇ この中には、最低4種類は入って言います。
  ミニバラのシルキー・ピンク。

           

◇ それから、シャルロット(ER)

           

◇ その奥に、ヘイリテージ(ER)

           

◇ そして、名前も知らないあなたわたしの「クリスマス・ローズ・オレンジ」

           
  
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名も知らず去年より熱き薔薇の咲く

2007年05月10日 23時29分10秒 | 立夏
 
◇ 今日は朝から強風で、鉢植えを避難させたり、薔薇の枝を棒で支えたり、
  あげくの果てに、鉢そのものを例の漬物石?で支えたり、いやはや参りました。
  南側の薔薇のコーナーも、少しはにぎやかになって来ました。
  定点観測?地点です。  

     

     
         □ シャルロット(ER)とヘリテージ(ER)

◇ タイトルは(去年=こぞ)、一番付き合いの長い、オレンジ色の熱い薔薇。
  何年も何年も、水遣りだけでずっと燃えるように咲き続けた薔薇。
  今年も当然のように咲いてくれました。
  何の仁義もないはずなのに…。

   

◇ 面白いのは、クリスマスには、不思議と必ず咲いてくれるんです。
  私の中では、まさに「クリスマス・ローズ」そのものですよ。
  ベートーヴェンの熱情ソナタを思わせる、情熱の薔薇です。

     

◇ 今日は、昔知った、北原白秋の詩歌を思い出していました。
  ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。


(una poesia di oggi)

     薔薇二曲

 一  薔薇ノ木ニ
     薔薇ノ花咲ク

     ナニゴトノ不思議ナケレド。

 二  薔薇ノ花。
     ナニゴトノ不思議ナケレド。

     照リ極マレバ木ヨリコボルル。
     光リコボルル。

     
               □ コーネリア(HMsk)

◇ 開き切ったウィンチェスター・キャシードラル(ER)には、黄金虫が二匹も
  潜り込んでいましたので、すぐに排除しました。

     

◇ 夕暮れの風が、頬に涼しく吹いて行きました。
  真白の薔薇には、初夏の風はからりと優しく撫でて行くもののようです。

     


    薔薇ひらききつて芯まで風およぶ   矢部栄子

◇ それにしても、ウィンチェスター・キャシードラルとグラミス・キャッスル(ER)
  の蕾は、どうしてホワイトではないんでしょうね。

   
□ ウィンチェスター・キャシードラル    □ グラミス・キャッスル

◇ ウィンチェスター・キャシードラルの一番花は、今夜コップ花になりました。
  ほのかな甘い香りに、薔薇の咲く素朴な幸せを感じました。
  この株は、今シーズンの大苗なのに充実していて、咲くだけ咲いて頂戴ね。
  そう、私はささやいています。

           


    薔薇切れば夕日と花と別れけり   加藤楸邨
  
◇ 一日二日ではなかなか咲き進むのがわからなくても、着実に春を満喫しようと、
  じんわり、やんわり、ゆっくりと、蕾膨らみ、花開くようです。

           
            □ アルバ・セミプレナ(OD)

◇ 薔薇を育てさせていただいて、まだ2シーズン目。
  移り変わりゆく晩春から初夏への季節を感じつつ、薔薇の芳しさだけでなく、
  風の薫にも気持ちを澄ませていたいものです。
  ただ素直に一日を、素朴に一日を生きる…それも大切なことだと思います。

   
   □ ミニバラのシルキー・ピンク(左)・ラブリー・プリンセス(右)
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薔薇が2種類、開花してました。

2007年05月07日 21時59分59秒 | 立夏
  
◇ 昨日の雨の日曜日の様子で、今日は何か開花するだろうと思っていました。
  そうしたら夕方帰宅しますと、2種類の薔薇が咲いていました。

◇ まず、オールドローズのコンテス・セシル・ドゥ・シャブリアン(HP)。
  朝は、こんな感じだったのですよ。

     

  それが私好みの、オールドローズ「らしく」咲きました。

   

  ハイブリッド・パーペチュアル系というのは、オールドローズのさまざまな
  系統が、さらに複雑に交配された系統だというのを、たった今知りました。

           

  あっ、くんくんするのを忘れていました。

◆ 次の日の朝、つまり8日の朝日をあびた様子を追加しました。

   

◇ 次にウィリアム・シェイクスピア2000(ER)。

     

  茎がウドンコ病で、しかも雨で花が湿って重く、形も崩れてしまってます。
  それでも、しっかりもののイングリッシュローズだと、感心しました。

           

  まだ蕾がたくさんありますから、深紅の薔薇に乾杯したいくらいです。

◇ それに、ウィンチェスター・キャシードラル(ER)が咲き始めですね。

     

  やはり、明らかにメアリー・ローズとは違うようです。
  たぶん開花したら、白く変化するのかもしれません。
  何とも言えない趣のある、淡いシャクナゲ色のような開花の様子です。

           
  
  でも、この蕾の色を見たら、白い花になるとは思えませんよ。
  もう少し開花が進まないと、はっきりしないのかも…。

◆ これも8日の朝日をあびた様子を追加したもので、より「らしく」なりました。

     

◇ 出勤前には、このシャルロット(ER)も咲きそうだなあと思ってました。
  どうも明日以降のようです。

     

  これも定点観測?ということで、今度開花したら様子を同じように撮ってみる
  ことにします。

     

  少しわかりにくいですが、手前がシャルロット、奥がヘリテージ(ER)です。

◇ 他には…名前も知らない あなたと私♪
        なのに不思議ね 胸がときめく (あなたのすべてを♪)

           

  15年から20年来のお友達の薔薇です。
  一昨年の暮まで、かわいそうにほったらかしでした。
  うちで一番たくさんの花を咲かす株です。
  クリスマスの頃にも必ず咲くから、これこそクリスマス・ローズ

     

  朝の様子から、お昼に開花するかなあと思ってましたが…。
  鮮やかなオレンジ色は、明日の朝かなあ。

◇ 薔薇の他にも、ミニ花壇には、いろいろと訳のわからないくらい咲いてます。
  ルピナス⇒というのは真っ赤なウソで、デルフィニウムは、長雨に濡れ過ぎた
  せいか、真っ白の花は折れてしまってコップ花。
  かろうじて支柱でささえて2種類撮ってみました。

   

  ★ これまで、コメントにもデルフィニウムのことをルピナスと間違っていた
    ことがあったと思います。
    すみません、近くにルピナスも植えているものですから…。
    ボケナス、ヤキナス、オタンコナスとは私のことです。
    さて、食べられるのは…?

◇ そのデルフィニウムの葉っぱで雨宿りをしていたのが、オダマキちゃんです。
  どっちも造形美がすてきだなあと感じ入っています。

   

◇ 夕方咲いていた、クレマチスのジャックマニー系ジプシー・クイーン。
  実際の色は、もっともっとも~っと濃い紫です。

     

◆ え~と、突然ですが、久しぶりに猫ちゃん達(みんな♂)の揃い踏みです。

   
    □ ボクリン(12歳)         □ ピーチュー(推定10歳)

     
               □ パカラ(推定8か月)


◇ そうそう、朝パンジー・ビオラの蜜を吸いに、アオスジアゲハが飛んで来まし
  た。昨日の朝も小雨の中をひらひらと飛んでました。

     
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アンジェラが咲きました。

2007年05月05日 17時23分00秒 | 穀雨
 
◇ 昨日のジャック・カルティエ(OD)に続いて、今朝起きてみるとアンジェラ
  (F)が、ハッとするような鮮やかなピンク色で咲いていました。
  雨の日なのに、光輝いているような明るさ、そして充実の色なのです。
  こんな咲き方を半八重咲きというのでしょうか。

           

  香りを嗅いでみましたが、あまりよくわかりませんでした。
  これから大きくしようとしたら、おそらく肥料がたくさん必要な気がします。

       

◇ けさも朝からあまり強くはないのですが、ほとんどずっと雨降りです。  
  だから、花殻摘みを少ししたくらいで、園芸は何もすることがありません。
  ジャック・カルティエなどは、雨で花が痛みそうなので、軒下に入れました。

     

◇ 次は何かなあと、イングリッシュローズの蕾が一番充実しているようですが。

              
                 □ エグランタイン(ER)

              
                  □ ヘリテージ(ER)
                    この花らしい蕾の色です。

              
            □ ウィンチェスター・キャシードラル(ER)
              本当に、白い花が咲くのか心配です。

◇ ところで、八重のマーガレットを白いビオラと寄せ植えしたのが真冬でした。

     

  ビオラが隠れてしまうくらい元気なマーガレットです。
  個人的には、とても気に入ってますし、こんもりと一段と大きくなりました。

             

  下の画像でも、奥に終わりかけのジャスミンが見えます。

          

  ジャスミンは、本当に儚いくらい、咲いている期間の短い花です。
  それに引き替え、このピンクのマーガレットは3か月くらい咲き続けています。   

        

◇ それに、この純白と紫色のビオラのハンギングも好きなんです。
  隣にいまが盛りのジャスミンの花と蕾が少し見られます。

     

◇ 昨日、雨の中をドレスアップを鉢植えしたのですが、ピンチ作業は今日にでも
  しようと思ってました。

           

  そしたら、もう花が咲くとは…。
  雨が小止みになったらしましょうかね。

◇ 薔薇が咲き出すと、庭もいっぺんに華やかになった気がしてうれしくなります。
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5月、薔薇の季節です。

2007年05月04日 21時28分00秒 | 穀雨
 
◇ これだけの蕾の揃い踏みなら、なんか咲いてほしいなあ…。
  直に咲くとはわかっているのに、それが偽らざる気持ちです。
  食べたい時に食べる私、咲きたい時に咲く薔薇、お相子ね。

   
  
◇ これが、昨日までの思いでした。
  けさ、薔薇を見回ってみると、開花していました。
  ジャック・カルティエ、オールドローズのポートランド系です。
  蕾のときはなんとなく不揃いの林檎たちのような、これってきれいに咲くの
  かなあと心配していたのに、確かに何となく不揃いですが、ピンクの色合い
  がきれいな開花の様子でホッとしています。
  ダマスク系の香りもほのかに匂います。

   

◇ ポートランド系は、もともとコンティ・ドゥ・シャンボールが去年咲いてくれ
  るはずだったのが、葉っぱがどんどん茂って、今年も今だに蕾がみえません。
  てなことで、しゃあないから?しびれを切らして新苗を一鉢買って来ました。
  これなら、そのうちに咲いてくれるでしょう。

     

◇ 先日やってきたピエール・ドゥ・ロンサール(LCl)は、ある考えがあって、
  地植えにしました。
  水場の近くです。
  今は、ミニバラのショートケーキとラナンキュラスでコップ花になってます。

     

◇ あとは、もうすぐ咲きそうな蕾を集めてみました。

     

   
               □ シャルロット(ER)

   
         □ コンテス・セシル・ドゥ・シャブリアン(OD)

   
              □ エグランタイン(ER)

   
             □ シルキー・ピンク(Min)

   
           □ ジュビリー・セレブレイション(ER)

   
               □ アンジェラ(F)

◇ うどんこ病が心配な株、ウィリアム・シェイクスピア2000です。

     

   
          □ 開花寸前の蕾に、うどんこ病とは…。

◇ この頃は寝る前にパラパラと目を通すのが、「ばら大百科」(NHK出版)と
  「花おりおり」(朝日新聞社)です。

     

  いまは、その三に入りました。
  以前、朝日新聞の一面にコラムとして載ってました。
  今回の5月の項には、これだけの花が載ってます。
  どのくらいご存知でしょうか?

    □ オオムラサキ (ツツジ科)
    ■ クローバー (マメ科)
    □ リンゴ (バラ科)
    ■ スモモ (バラ科)
    □ ワサビ (アブラナ科)
    ■ オオムギ (イネ科)
    □ ヒトツバタゴ (モクセイ科)
    ■ タムシバ (モクレン科)
    □ ハルジオン (キク科)
    ■ フランスギク (キク科)
    □ ツルニチニチソウ (キョウチクトウ科)
    ■ クスノキ (クスノキ科)
    □ ホウチャクソウ (ユリ科)
    ■ ハナビシソウ (ケシ科)
    □ フタリシズカ (センリョウ科)
    ■ ハマヒルガオ (ヒルガオ科)
    □ ギンバイカ (フトモモ科)
    ■ キンリョウヘン (ラン科)
    □ ユリノキ (モクレン科)
    ■ ハクウンボク(エゴノキ科)
    □ ジギタリス (ゴマノハグサ科)
    ■ ヒルザキツキミソウ (アカバナ科)
    □ キンレンカ (ノウゼンハレン科)
    ■ カキ (カキ科)
    □ コエビソウ (キツネノマゴ科)

    ■ ヲリフシ (マダタベルノ科) ⇒ これは冗談

◇ 柿の花なんて、花の季節の木は見てるようでも、知りませんでした。
  実地検分しなくてはなりませんね。

◇ 今日は雨の中でも軒下を中心に、ずっと園芸作業をしていて疲れました。
  クレマチスの鉢上げが4鉢、クリスマスローズの鉢を大きくしたのが一鉢。
  ミニバラの鉢を大きくしたのも一鉢。
  新しく買ってきたコンティ・ドゥ・シャンボール(OD)の鉢上げ一鉢。
  ヤマホロシの鉢からの直植えを2株、まだいろいろ…ビオラの花殻摘みとか。
  それから、ドレスアップ・ライムをテラコッタ鉢に植え付けました。

     

  明日も雨予報です。
  雨が憂鬱なんです、気勢が削がれますね。
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