折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

季節感の乏しい庭で~秋の暮~

2011年10月30日 12時35分03秒 | 霜降

 

◇ 10月最後の日曜日は朝から本降りの雨、厚い雲が低く垂れ込めていては、この時間でも何だか薄暗い感じです。

  この週末は一つヘレボルスの鉢植え(一つではなく「多数」)を地植えしようと思ってましたが、これでは次週に順延と相成りました。

  二十四節気の霜降の次はもう立冬、今年は11月8日のようですが、それまでのこの頃を「秋の暮」(秋という季節が暮れて行く)と呼ぶそうです。

  バラしか咲いていない庭では秋を象徴するような季節感に乏しいものですから、来年はバラとともに秋風に揺れる季節の花を目の前にしたいと思います。

                  (una poesia di oggi)

かれ朶に 烏のとまりけり 秋の暮          芭 蕉

                                                        (※ かれえだ)

 

□ フローランス・ドゥラートル   2011年10月30日

(Florence Delattre S 1997 Guillot France)

 

□ 房咲きの一輪がまず咲いたということです(10月28日)。

 

□ L.D. ブレスウェイト   2011年10月30日

(L.D.Braithwaite S 1988 D.Austin England)

この雨の中でも、開花が始まっています。

 

□ ドミニク・ロワゾー   2011年10月29日

(Dominique Loiseau S 2003 Delbard France)

小雨の中、このバラらしくチャーミングな装いです。

毎年暮れまで咲き続けていますが、今年はどうでしょう。

 

   

□ 秋の返り咲きを控えて、最も蕾の数の多いバラの一つです(左:10月28日 右:29日)。

 

 □ シャルロット・オースチン   2011年10月29日

(Charlotte Austin S 1993 D.Austin England)

これから次第に複数咲きになっていくことでしょう。

 

□ バレリーナ   2011年10月29日

(Ballerina HMsk 1937 Bentall England) 

土曜日の朝、すでに小雨模様でした。

 

□ 左上は先日から返り咲いている、ワイルドイブ(ER)の蕾。

 

□  コーネリア   2011年10月29日

(Cornelia HMsk 1925 J.Pemberton England)

バレリーナの近くで次々に返り咲いています。

 

□ 秋を感じる数少ないもの(10月29日)

アルバ・セミプレナのローズヒップ。

たくさん実が成っているのですが、

写真が撮りにくいところですので…。

 

□ アルバ・セミプレナ   2010年6月5日

(Alba Semi-plena A before 16th century)

一重や半八重のバラはローズヒップが成りやすいと、

けさのETV「趣味の園芸」で、後藤みどりさんがおっしゃってました。

  


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6 コメント

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雨の週末でしたね (春うらら)
2011-10-30 21:10:05
折節さん、こんばんは

雨の土日で予定のお仕事も先送りとなりましたね。こちらも今日は雨となり私も寄せ植えの
手直しをしたくらいで。
なかなか進みませんね~

そして今週は早くも11月に入りますね。今年は11/8までを《秋の暮れ》って呼ぶんですね。知りませんでした・・
しみじみしそうです。

フローランス・ドゥラトール、秋色で素敵に咲いてますね。蕾もたくさん控えて楽しみだわ。

シャルロット、秋も咲くんですね。我が家の
トーマスは大株なのに蕾は二つだけなんですよ。秋はほとんど咲かないと記憶してます。

そうそう折節さんのエグランタインもきれいに
咲いてましたよね。
私は今年鉢植えを買ったんですが、その時は
2番花を迎える季節でしたが蕾がなくて・・・
秋には可愛いお花を願って剪定しましたが
又全部ブラインドなんですよ。
ショックです・・なんででしょうね。



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何もできずに土日は過ぎて (折節)
2011-10-30 22:01:51
春うららさん、こんばんは。

外はまだ雨がざーざー降っています。
明日は天気はよくなるそうですけど、このところ週末の天気がよくありません。
「秋の暮」芭蕉の有名な句がありますので、あとで記事に追加しておこうと思います。
秋の終りを一日の終りの夕暮れに見立ててあるのが、何となくシャレてますね。

フローランス・ドゥラートルはこれまであまり秋には咲いていませんでした。
今年は夏にしっかりお礼肥も施した成果があって、蕾がずいぶん用意されています。
うちの庭には不釣り合いなくらいオシャレな感じのバラですので、今年は思いがけない秋になりました。

シャルロットはグラハム・トーマスと近い品種だと聞いていましたが、性格は少し違うようです。
つまり、前者は秋によく返り咲いて、おっしゃるとおり、後者はあまり返り咲かないというあたりです。
シャルロットの今年の秋の蕾は、今のところ充実しています。

それと比較すると、エグランタインは蕾はパラパラ、あまり秋は咲かない気がします。
株の成長で少しは返り咲くようになったのでしょうか。
春うららさんの鉢植え、初年度だからそんなもんじゃないでしょうか。
ブラインドということは、もう今年は咲く気になってないということです。
花より団子じゃないですけど、株がいま花を咲かすよりも大切な事をわきまえているんですね。
来年の春、見違えるような花を見せてくれるはずですよ。
 
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春の準備は~? (りこぴん)
2011-10-31 23:17:12
こんばんは~
胸にしみる秋バラの風情ですね~
フローランス・ドゥラートル、シャルロット・オースチンとてもステキです。
   
お仕事をしている方はなかなか思う様にガーデニングができないですよね~
>来年はバラとともに秋風に揺れる季節の花を目の前にしたいと思います。

楽しみですね~
私も来春の為の準備を始めています。
取りあえず今日チューリップを10個程植えつけました。
でも未だ藪蚊がいて大急ぎの作業でした。
こんないい加減作業でも結構上手く咲いてくれます。
種もぱらぱら~っと地面に永谷園のふりかけです。
植えた所も忘れちゃったりしてますが
いつの間にかあらら?のサプライズも楽しいですよね~
宿根草も良いですが一年草もね~こんな感じで
きっと面白くて心地よい庭になると思います。

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春の準備は脳細胞の中 (折節)
2011-11-01 06:48:09
りこぴんさん、おはようございます。

夕べは自分でも信じられないような時刻に就寝していまして、朝早く目が覚めてしまいました。
週末大したことをしていないのに、月曜日というのはほんとにしんどい一日となってます。

土日の雨ザーザーの中であちこちでバラが咲いてました。
フローランス・ドゥラートルの花の色は、うちの庭で唯一の色なので、毎年とても楽しみなのです。
秋はそんなに返り咲きをしなかったのに、今年はずいぶん蕾が控えています。
これからしばらくは、このバラをおっかけることになりそうです。

来春に向けての準備ですが、少しずつ球根類は購入しています。
チューリップも少しだけ…。
今度はムスカリなどと寄せ植えにしたり、花数が減少したレディ・ジェーンを25球用意したりです。
種をパラパラ蒔いてそれで済めば良いのですが、庭が狭いのとそのあとのケアが面倒でうまくいきません。
どうも種まきからというのが苦手なんですよ。

だから、春になって苗を買って植えてもいいのかなあと思ったり、頭の中のプランに留まっています。
とにかく、今は冬に掘り返して植え替えることになるバラの地植えの配置のことを考えています。
  
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こんばんは~! (Haru)
2011-11-01 22:01:17
そちらは雨の中の土日だったのですね~~
せっかくやろうと張り切っていて雨になるとがっかりでしょう?
私などのようにまた明日~とはいかないですものね。

昼間は暑いほどなのに今晩の気温はぐっと冷え込んで寒いほどです・・・
この気温差が良いのか、秋のバラがとっても冴えた色で咲くようになってきました!
折節さんの秋バラも素敵ですね~^
フローランス・ドゥラートルもシャルロット・オースティンもホントに素敵ですね♪
L.D. ブレスウェイトもきれいな赤が楽しみですね~~

これから秋から冬の作業でどう庭を変えるか、変えないか?!
決まらないうちにあちこちからこぼれ種が芽生えたりパラパラと蒔いた種が芽を出したりで
だんだんとあちこち惚れなくなりました。。。
先日も勢いよく掘ったらヒヤシンスの球根をグサり。。。
これからこんなことが続きそうです~~   
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夜になってまた雨です。 (折節)
2011-11-01 23:29:46
Haruさん、こんばんは。

お忙しそうなのに、コメントありがとうございます。

こちらは日中はとても天気が良くて、日差しがやや暑いくらいでしたが、夜になってまた雨です。
天気予報の確率はそう高くはなかったはずですが、南からの湿った空気が入っているとか。

この頃は日の出の時刻が6時30分くらいですから、出勤前はまだ明るくなりきっていません。
それでも秋のバラはそれなりに秋らしく、そうですね、冴えた色を見せ始めました。
もう少し涼しくなったら、これまでの経験ではハッとするような、妖艶な花が咲いたりしますもんね。
毎年、イングリッシュ・ヘリテージがそんな花を咲かせますが、今年も年末まで楽しみです。

そう言えば、「年末」って、すぐそこまで来てますよね。
何だか忘年会よりも先にお正月になりそうな気がしてなりません。
それくらい月日の経つのが早いこの頃です。

ヒヤシンスですが、今年は少しばかり植えたいなあと思っています。
Haruさんのお庭ではいつも上品な花が咲いていますよね。
うちも2株くらい春に咲くのですが、もう少し欲しいなあと…。
 
11月3日、次の貴重な休日にクリスマスローズを植え替えたりビオラを植えつけたり…。
いよいよ秋冬の作業のスタートです。
 
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