(童話)万華響の日々

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「ティツイアーノとヴェネツイア派展」 東京都美術館を観た印象

2017-02-18 20:26:21 | 展覧会

「ティツイアーノとヴェネツイア派展」が都美+術館で4/2まで開催中だ、ティツイアーノ・ヴェッチェッリオは1488年から1576年の画家、宗教画、肖像画、神話画など広いジャンルにわたって活躍した、今回はティツイアーノとヴェネチア派の画家による絵画51点と版画17点が展示されている、

「聖母子」を主題とした作品は多い、バルトロメオ・ヴィヴァリーニ(1455年)、ジョバンニ・ベッリーニ(1470)バルトロ・モンターニャ(1477)、ボッカチョ・ボッカチーノ(1500)、マレスカルコ(1470)、ロレンツォ・ロット工房(1546)などである、聖母子と洗礼者ヨハネを組み合わせた作品もある、

宗教画として異色な題材としては「キリストの割礼」ベッリーニ工房(1500)、「死せるキリストへの香油の塗布」マルコ・バルメッツアーノ(1500)、「授乳の聖母と聖ヒエロニムス、聖ドミニクス」ジョバンニ・マンスエーテイ(1505)がある、思わずどう描かれているかと見入ってしまう、

男や女の肖像画がも多い、中でも「高位聖職者の肖像」ベルナルティーノ・リチーニオ(1520)、「教皇パウルス3世の肖像」ティツイアーノ(1543)、「枢機卿ピエトロ・ベンボの肖像」ティツイアーノ工房(1547)は当時の高位の聖職者の容貌が覗えて面白い、

さてティツイアーノの目を惹く名作をあげると、「復活のキリスト」(1510)、「フローラ」(1515)、「ダナエ」(1544)、「マグダラのマリア」(1567)である、

特に「フローラ」、「ダナエ」と「マグダラのマリア」は今回の展覧会の華である、これらを観ただけで十分に満足させられ余りの魅力にため息が出るほどだ、「ダナエ」は初来日と聞く、

一見固い宗教的題材の中に女性の艶と美を自由自在に描いているという気がする、しばらく作品の前で立ち尽くしたが動かないわけにゆかず後ろ髪惹かれる思いで会場を出た

   

   

 


 


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1 コメント

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Unknown (わさび)
2017-02-26 21:00:41
「哲学はなぜ間違うのか」さん.TBありがとうございます
また貴ブログ読ませていただきます
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