きょうは、とおちゃんの妹夫婦が訪ねてきて、
じいちゃんとばあちゃんの様子をみにきてくれました。
かあちゃんの腕によりを掛けて作ったお昼ごはんを食べなが
ら、話に花が咲きました。
じいちゃんとばあちゃんは、久しぶりに娘夫婦に会ったので、
喜んで終始嬉しそうでした。
ばあちゃんは認知症で忘れっぽいのを、逆に上手く活用して、
みんなを笑わせて楽しませてくれました。
じいちゃんも、得意の若かった頃の昔話を、披露してくれました。
とおちゃんは、
「じいちゃんには、そんな秘話もあったのか、
知らなかったナア」と、チョット驚いていました。
自分の息子には話さないことでも、久しぶりに訪れた娘には話すというのは、それだけ、何かの開放感があるのでしょう。
いつのまにか、縛り付けているような圧力を加えていたのだとしたら、反省です。
私の父も、日に日に衰えつつありますが、時折、自分から話してくれる昔話には、そんな秘話が~って、いまだに父のことで、知らないことがいっぱいなんだな~と、こちらに連れてきたからこそ、聞けた話なんだなって思えます。
お母様、すっかり忘れてしまっても、きっと美味しい母ちゃんのお昼ごはんと同じように、心の栄養になっていますよ。
老親を含め、認知症の人には、根気とユーモアで、忍耐強く接していきましょう、と思っています。
うちの母も、毎朝3回は仏壇に手をあわせ、3回以上、化粧水を顔にはたき、10分おきに障子を開けて、「今日は、良いお天気だね。」… と、くり返します。
どこに連れて行っても、帰って1時間もする頃には、すっかり忘れてますし。ハッハッハ!
妹夫婦が帰った後、楽しかったネエ、
娘たちが来てサア、と言ったら
そんなの知らないよ、いつ来た
知らせてくれればいいのに
というわけです
こちとらも、努力のし甲斐があるというものです
楽しいひととき、なによりでした。
お年寄りにとっての、何よりは、話を聞いてくれることですものね。
楽しい食事風景が、目に浮かびます。