(童話)万華響の日々

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「介護現場 虐待生まぬために」から思ったこと

2016-03-05 13:38:55 | 看取りと介護道

「介護現場 虐待生まぬために(上・下)」3/2,3朝日新聞、を読んだが深刻に考えさせられた、介護施設で特に負担が重くなるのが夜勤である、都内のある特養での話、夜勤は午後4時45分から翌朝9時まの17時間、仮眠の2時間を含む、だが入所者のコールが90回もある、職員は2人で47人を担当、トイレ介助、おむつ交換をはじめいろんなことでコールで呼ばれる、場合によっては救急車に付き添わねばならないことも、とても仮眠が取れる状態ではない、結果としてイライラする、

介護職に就く大概の人は就職時には人の役に立ちたいという希望を持ってはいるが、次第にストレスで行き詰まる、超過勤務が常態となりうつ病などの精神疾患に陥る、職場への不安とか不満があるという人が8割を超す、どうしても入居者への接し方が乱暴になりがちだ、施設経営者は虐待が起きているかまたは起こるかもしれないと思う人が8割以上いるようだ、

そこで、何が介護職にきついかというと入居者を扱う際の体重が介護者に掛かってくること、腰痛が慢性的に起こること、多くの施設では機械化を検討している、例えばリフト、ソフトな対応としては利用者ごとに事例検討会を開き問題を組織で共有する、経営者や責任者が現場に足を運び現状を把握する、怒りが生じたら誰かに説明し相談し自分だけでため込まない・・・・

これらの対策は余裕があればこその対策だと思う、とにかく職員の数が足りない、忙しく時間に追われる、相談したいときにすぐ相談したい人がいない、休みも取れない、給料安い、・・・・過酷な職場であると思う、それにしても今の団塊世代以降の人たちが必ずお世話にならねばならない世界である、国民が貯めこんでいる虎の子預金をこの対策にやってもらわねばいけない、税金はこういうところに使わずしてどこに使うというのか、何とか折角考えている対策なんだから実現できるように予算や人を養成すべきである、政治家はもっと現場に行き実態を肌でとらえなけばいけない、


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