(童話)万華響の日々

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オペラ映画 「ばらの騎士」 

2012-01-14 21:38:34 | 演劇・コンサート

久しぶりに趣味のオペラ映画を銀座ブロッサムホールで楽しんできました

今回の演目は「ばらの騎士」(リヒャルトシュトラウス作曲)、

1960年のザルツブルグ音楽祭記録映画で、管弦楽はウイーンフィル、

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、主演がエリーザベト・シュワルツコップ

というものすごく豪華な組合せでした

全3幕もので3時間に及ぶという大作です

”18世紀末のウイーン、陸軍元帥ヴェルデンベルク邸では遠征中の夫をよそに、元帥夫人マリー・テレーズと、一回りも若く恋に盲目な貴公子オクタヴィアンが逢瀬を重ねている。

今もって典雅な貴婦人であるマリー・テレーズはふと手にした手鏡の中の老いゆく自分を見て、静かにこう悟る「いつか必ず彼のもとを去る時がやってくる」と。

甘味な恋の頂点にあるふたりの間に突然去来する悲しみと諦念、そして不安と動揺・・・・”(楽画会パンフレットより引用)

そしてマリー・テレーズは若い恋人たちに道を譲って去るのである、

こう書くと、随分しんみりしたドラマに思えますが、本作品は実は喜劇です

それが、オックス男爵の役回りであり、彼はいわゆるプレイボーイです、

ドン・ファンです

また、男と女を変装して立ち回る貴公子オクタヴィアンの存在です

貴族のオックス男爵は、女召使に変装したオクタヴィアンを追い回し、

その好色ぶりをばらされて、大いに恥をかいて立ち去ります

何となくモーツアルトの「フィガロの結婚」とも似た感じがあります

オックス男爵を演じたオットー・エーデルマンは「ドン・ジョバンニ」の

レポレッロ役も得意であるというとおり、本作品でも実に親しみやすく

愉快な愛すべき人に思えます(別な意味で)

それにしても、若いときのカラヤンのバリバリの指揮ぶりは強い感銘を

受けました

元帥夫人のエリーザベト・シュワルツコップのきりっとした美貌と表情豊

かな演技と歌唱はは言をまちません、

さすがに世紀のプリ・マドンナです

なかなか楽しい観賞でした



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