”コルシカ書店の”仲間たち”に始まり”ユルスナールの靴”など生前出版された本はたった5冊だったが全て読んだ。静かな語り口に私は惹きつけられた。小鳥に毎朝お説教をしたという聖フランシスコの”アッシジ”はここで知った。いつの日かトリエステやアッシジを訪ねたいと思っていたが、もう叶わないと思う。夫ジュゼッペ・リッカは貧しい鉄道員の息子で彼女は初めて”貧しさ”を知りクリスチャンとして思索を深めたと思う。何故なら彼女は裕福な家の娘だったから。夫の死後帰国し上智大学でイタリア語を教えた。”霧の彼方須賀敦子”は評伝だがキリスト教の理論や教義を須賀敦子を軸にして書いたようで難しかった。彼女の信念は強く深いが思いは優しく、著作に見る語り口も優しいのです。この本の著者は独りよがりにならないように、須賀敦子に寄り添ってと言っているが…???。
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