Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

強父論 阿川佐和子著 (文芸春秋)

2017-06-28 09:13:53 | 日記
”論”なんてついているから難しい事を論じているのだろうと避けていた。しかし読んでみるとテレビの阿川佐和子そのもので、喋り言葉がそのまま書き連ねられ今風の若者言葉も多く出てくる。私の夫は「英語は話し言葉と書き言葉は違う」とよく言っていたが日本語もそうではないか?。まずこんな男(著者の父親)大嫌い!。今の世ではでは何かが足りない男としか考えられない。幸か不幸か阿川弘之の本は読んだことは無いが厳父とは程遠い自分勝手な男としか言いようはありません。友達が遠藤周作、吉行淳之介、北杜夫、谷川俊太郎は遠い親戚(彼のパートナー佐野洋子は私の学友だった)、師は志賀直哉と錚々たる面々です。これ程恵まれているのにね。いくら故人でも本をバンバン叩いて”そんな事はない!”とストレスを発散させなければ読めない。いやあな男!…の一言です。タイトルは”お父ちゃん”でいいのでは?。