1167年に建設されて以来5度にわたって破壊、再建を繰り返し現在の重厚なネオバロック様式の完成は1928年といいますから、新しいんですね。しかし此処はコペンハーゲン発祥の地です。現在は女王の謁見の場であり国会の議事場として使われています。(塔は修復中)
衛兵の姿がなかったら宮殿とは思えないほど質素なたたずまい。それもそのはず、18世紀末に当時のクリスチャンボー城が焼失したので貴族のマンションを宮殿としたそうです。毎日正午に行われるシックな兵服の衛兵の交替式です。
運河クルーズで名所を廻りました。出発地のニューハウン、コペンハーゲンの新しい顔や歴史的な所を1時間ほどかけて、船で巡ります。コペンハーゲンとはデンマーク語でコペンハヴン「商人の港」と言う意味だそうで、多くの運河を持つこの港町は商業上の重要な拠点として発展して来たと言う事も納得出来ます。
デンマークで最も有名な作家、数々の童話を生んだハンス・クリスチャン・アンデルセンはコペンハーゲンのある隣の島、フュン島のオーデンセに生まれています。貧しさの中で育ち笑顔を見せる事がなく、結婚もせず苦難の半生だったようです。童話と言っても彼の作品は悲しい暗いものが多いですね。市庁舎の隣でチボリ公園を見上げているアンデルセン像です。