”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

夏の干し野菜講座、無事終了

2015-08-21 14:49:25 | 干し野菜

NHK文化センター豊橋教室で

「おひさまいっぱい!干し野菜の魅力」講座を

やらせていただきました。

  

毎回思うのですが、

豊橋の皆さんはとにかく勉強熱心です。

今回一番驚いたのは、

「今までに干したことのある野菜は何ですか?」

という質問をした時のこと。

たいてい、「椎茸」とか「切り干し大根」という答えが

返ってくるのが一般的なのですが、

今日は、「れんこん」「ゴーヤ」「柿」「さつまいも」

という答えが返ってきました。

  

皆さん、ご自分で色々と試された上で、

困っている点を解決するために、ご参加くださったようです。

  

 

自分で野菜を干す良い点は、

自分で干し加減を決められること。

ドライにして保存性を高めるか?

それともセミドライにして、食感を楽しむか?

それによって、干し時間も、戻し時間も変わってきます。

  

実際にドライとセミドライの

ゴーヤとみょうがを触っていただき、

その違いを実感していただきました。

 

 

  

  

今回ご用意した干し野菜たちです。

 

  

皆さんが一番気になったのは、ドライトマトでした。

ミニトマトと調理用トマトを干していきました。

  

また、今回は岡山のハーブ研究家さんが送ってくれた

セージ、バジル、ミントも干していきましたが、

生とは違った香りの強さが人気でした。

 

  

さあ、干し野菜料理の試食の時間です。

 

  ・干したけのこのちらし寿司

  ・干しみょうが入り鶏つくね

  ・干しきゅうりとカニかまの辛子マヨネーズ和え

  

  

そして、ヨーグルトに干しブルーベリーを入れたものの

召し上がっていただきました。

 

 

  

   

夏の干し野菜講座は、湿気との戦いで、

終わるまでは気が抜けません。

でも、豊橋の皆さんの熱い向学心のおかげで

野菜がうまく乾燥してくれたように思えます。

  

 

ご参加くださった皆さま、

ありがとうございました。 (*^_^*)

 

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ゴーヤの香味ソース

2015-08-20 08:52:41 | 食・レシピ

先日、Facebookにこんな写真を載せたところ、

多くの方に興味を持っていただき、

大変ありがたく思っております。

  

  

家の冷凍庫にあったカンパチを唐揚げにし、

ゴーヤのタレをかけたものです。

思いつきで作ったものなので、記憶をたどりながら

レシピを書いてみますね。

  

 

ゴーヤの香味ソース

【材料】 作りやすい分量

 ・ゴーヤ  小さめのもの1/2本(普通サイズなら1/4本くらい)

 ・みょうが  2個   ・大葉  5枚   ・生姜  1片

 ・玉ねぎ  1/8

 ・下ごしらえ用の塩  少量

 

 〈合わせ調味料〉

 ・醤油  大さじ1   ・酒  小さじ2   ・酢  小さじ2

 ・砂糖  小さじ1   ・梅干し  大き目のもの1個をたたいたもの

 

【作り方】

 〈下準備〉

  ・ゴーヤは薄切りにして、塩をふり、しばらくおく。

   水気が出てきたら、水で洗い流し、上から熱湯をかける。

   (苦みが気になる方は、さっと茹でてもよい。)

 

 〈仕上げ〉

  1 ゴーヤはみじん切りにする。

  2 みょうが、大葉、生姜もみじん切りにし、

    塩を少量入れた水に浸けてあく抜きをする。

  3 玉ねぎはみじん切りにし、水にさらす。

  4 調味料を合わせ、と水気をしぼった23を混ぜる。

 

   

ゴーヤと香味野菜を合わせることで、

意外と苦みが気になりません。

特に、揚げ物にかけるとさっぱりといただけます。

 

ゴーヤの使い道に悩まれたら、ぜひお試しくださいね。(^^)

 

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会ってみると小柄だった!

2015-08-19 08:41:39 | 在来種 伝統野菜

お土産でいただいた加賀野菜を紹介してきましたが、

最後は、会ってビックリ!!

意外と小柄な「打木赤皮甘栗かぼちゃ」です。

  

  

今まで、写真でしか見たことのなかったこの子。

すっごく大きな子だと思っていたのですよ。

 

  

でも、重さはなんと500g。

  

  

家にあった普通サイズのかぼちゃ「赤ずきん」と比べると、

大きさの違いがよくわかりますね。

 

  

赤ずきんは、1300gありました。

こうして見ると、同じ赤皮のかぼちゃでも、

赤い色の鮮やかさが違いますね。

  

  

カットしてみましょう。

 

 

皮近くが、特にオレンジ色が濃いように思えます。

 

  

  

伝統野菜のかぼちゃと言うからには、

そのルーツは日本かぼちゃに違いないと思っていたのですが、

なんと、西洋かぼちゃの走りと言われる

「会津栗かぼちゃ」をもとに作られていました。

 

昭和8年に、金沢市打木町の篤農家、松本佐一郎氏が

福島県会津市で作られていた会津栗かぼちゃを導入し、

それを選抜育成しました。

昭和18年頃には完成していましたが、

正式に発表されたのは戦後と言われています。

   

  

お料理に使ってみて驚いたのは、その肉質です。

 

●揚げて鶏と一緒に南蛮漬けに

  

  

 

●マヨネーズとヨーグルトで和えてサラダに

  

  

西洋かぼちゃを元に作られたとは思えないくらい

肉質がしっとり、なめらかなのです。

だから、すぐに火が通り、調理も簡単!!

そして、舌触りはすっごくクリーミー!!

  

 

サラダを作る時は、ラップをしてレンジにかけたのですが、

お皿の中に、かぼちゃからたくさんの水分が流れ出ていました。

(西洋かぼちゃは、そのホクホクさから、あえて水を加えて

レンジにかけることもあるくらいなのに・・・)

  

 

会って見なければ、わからない!!

驚きの連続の打木赤皮甘栗かぼちゃでした。

 

  

加賀野菜を送ってくださったSさん、

すてきな出逢いをありがとうございました。 (^o^)丿

 

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優勝米

2015-08-18 08:41:00 | ブログ

我が家にこんなトロフィーが!!

 

  

夫が、所属する釣りクラブの鮎釣り大会で

優勝したらしい・・・。

  

  

こんな賞品も。

 

 

コードレス電気ケトルです。

  

  

でも、一番うれしいのはこちら。(*^_^*)

 

  

お米10㎏!!

  

  

いつも、この半分の量のものしか買わないので、

重いですね。

でも、ありがたい!! ヽ(^o^)丿

  

我が家では、これを「優勝米」と呼んでいます。(^_-)-☆

 

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ヘタの下まで紫色

2015-08-17 00:29:41 | 在来種 伝統野菜

千石豆に続いて、加賀の伝統野菜「ヘタ紫なす」を

紹介させていただきます。

 

  

  

長さは5cmくらいの小ぶりな卵型のなすです。

  

  

ヘタ紫なすという名前が表すように、

  

ヘタの下も、ほんのり紫色をしています。

  

  

どんな食べ方が一番おいしいのか調べていると、

漬物、煮物など和食としていただくのがおすすめのようです。

  

 

そこで、まず生のまま薄切りにして、刻み漬けに。

 

  

みょうが、生姜、大葉は千切りにして、

ヘタ紫なすとともに、10分くらい塩水に浸けます。

そして、水気をしぼったものを薄口醤油で和えて

30分以上おけば、食べられます。

 

  

そして、煮物。

 

  

あごだしで、あごも一緒に煮てしまいました。

下茹でした千石豆も、最後に加えました。

  

  

ヘタ紫なすの特徴は、皮が薄くてパリッとしていること。

そして、肉質はなめらかです。

  

生でいただくと、しなやかさが伝わってきますが、

煮物にすると、とろ~りとやさしく変化します。

  

しかし、皮のパリッと感だけは、

どんな風に料理しても、しっかり保たれています。

別名「キュッキュなす」とも呼ばれているようですが、

まさに皮のハリを表したすてきな名前だと思います。 (*^_^*)

 

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