夏の間は、本当にウリ科の野菜のお世話になります。
一番よく食べるのは、きゅうり(庭の・・・)ですが、
漬物じゃないとお目にかかれないようなウリ類も好きです。
昔は、祖母が白瓜をぬか漬けにしてくれましたが、
今では白瓜そのものを見かけることが少なくなりました。
デパ地下のお漬物屋さんに行けば、
白瓜の浅漬けは必ず手に入るんですけどね・・・。
そんな私にとって、スーパーで一番買い求めやすい
ウリのお漬物と言えば、こちら。
お隣、愛知県の伝統野菜としても知られる「かりもり」です。
もとの形は、小さ目の冬瓜といったところでしょうか?
【画像 お借りしました】
長さは25cmくらいで、重さは1㎏程度です。
以前は、野菜として売られているのを見かけることもありましたが、
今は浅漬けに加工されたものが、店頭に並んでいます。
皮はパリッとしているのに、
肉質はきゅうりとは違ったなめらかさがあります。
でも、歯ごたえはカリカリと心地よい。
夏、食欲が落ちた時の強い味方です。
今は、浅漬けが人気ですが、
昔は粕漬けにして長期間漬け込まれていました。
そんなふうに漬けこんでも、適度な硬さを維持でき、
食感がカリカリして、ご飯がモリモリ食べられるのが、
かりもりの語源だという説もあるくらい・・・。
かりもりという言葉の響きが示しているように、
噛み応えの心地よさも「おいしさ」を形成する大事な要素だと
改めて感じます。