”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

かりもり

2015-08-11 08:50:18 | 在来種 伝統野菜

夏の間は、本当にウリ科の野菜のお世話になります。

一番よく食べるのは、きゅうり(庭の・・・)ですが、

漬物じゃないとお目にかかれないようなウリ類も好きです。

  

昔は、祖母が白瓜をぬか漬けにしてくれましたが、

今では白瓜そのものを見かけることが少なくなりました。

デパ地下のお漬物屋さんに行けば、

白瓜の浅漬けは必ず手に入るんですけどね・・・。

  

 

そんな私にとって、スーパーで一番買い求めやすい

ウリのお漬物と言えば、こちら。

 

  

お隣、愛知県の伝統野菜としても知られる「かりもり」です。

  

 

もとの形は、小さ目の冬瓜といったところでしょうか?

 

    【画像 お借りしました】

  

長さは25cmくらいで、重さは1㎏程度です。

以前は、野菜として売られているのを見かけることもありましたが、

今は浅漬けに加工されたものが、店頭に並んでいます。

  

 

皮はパリッとしているのに、

肉質はきゅうりとは違ったなめらかさがあります。

でも、歯ごたえはカリカリと心地よい。

 

  

夏、食欲が落ちた時の強い味方です。

  

 

今は、浅漬けが人気ですが、

昔は粕漬けにして長期間漬け込まれていました。

そんなふうに漬けこんでも、適度な硬さを維持でき、

食感がカリカリして、ご飯がモリモリ食べられるのが、

かりもりの語源だという説もあるくらい・・・。

  

かりもりという言葉の響きが示しているように、

噛み応えの心地よさも「おいしさ」を形成する大事な要素だと

改めて感じます。

 

コメント
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