加賀の伝統野菜である千石豆をいただきました。
実は、この豆は、色々な呼び方があります。
正式な品種名は、フジマメ。
伊勢を中心に、三重、岐阜では千石豆。
石川県では、つる豆と呼ばれ、
加賀野菜のひとつとして扱われています。
豆がしっかり詰まっていますね。
莢の中は・・・。
一部が茶色になった豆が入っています。
完熟したら、どんな豆になるのでしょうか?
加賀野菜ということなので、
金沢の郷土料理である治部煮風のものに加えてみました。
鴨肉がないので、鶏肉に小麦粉をまぶし、生麩と一緒に
醤油、砂糖、みりんをあわせただしで煮ました。
下茹でしておいた千石豆を最後に加えて、味を含ませました。
一口食べて、思わず
「なつかしい!!」という言葉が出ました。
昔の夏の味・・・なのです。(*^_^*)
子供の頃、祖母が煮てくれた
香りの強い莢いんげんの味が思い出されました。
お盆の時期に、加賀野菜を通じて
祖母の味を思い出せたことをとても幸せに思います。
※千石豆は、「加賀のつる豆」として加賀野菜に認定され、
「千石豆」として飛騨・美濃伝統野菜に認定され、
「白花千石」としてあいちの伝統野菜に認定されています。
写真のものは、石川県産ですが、
「千石豆」と表記されていたので、その名称を使わせていただきました。